若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

Archive for 2月, 2016

このところ見た「自宅で映画」のまとめ 2016 その6

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今年のアカデミー賞を前に、過去の受賞作をいろいろとチェックしたり。

silence_of_the_lambs.jpg羊たちの沈黙

原題:”The Silence of the Lambs”(1991)

サイコキラーといえばこれがあるじゃないか!と言われるかもしれない1991年のアカデミー賞を取った名作。いやぁ、今見ても緊張感のあるストーリー展開、そして演技陣が非常に良いこと。何よりハンニバル・レクターのアンソニー・ホプキンス。この映画で助演男優賞を獲得してるけど鬼気迫るサイコパス演技。当分このイメージが抜けなかったのも当然ですな。そしてジョディ・フォスター、1988年に「告発の行方」で主演女優賞を取ったけど、 その時は「?」だったのを覚えてる。(あの映画は好きじゃない) でもこの映画では「とても美しい」FBI訓練生を熱演。納得の主演女優賞でした。

この映画で「プロファイリング」という手法が知られるようになり、今ではサイコキラーの捜査では当たり前のように使われるようになったらしい。確かにそれまではサイコな奴が登場して殺すというのはジェイソンやブギーマンのようにホラーやスプラッターの存在だったのに、この映画あたりからぐっと現実に近づいた感じしますな。

ちなみに続編はグロい描写が多くて嫌いです。

mortdecai.jpgチャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密

原題:”Mortdecai”(2015)

なんでこの人は出る作品を選ばないんですかね。もうこんなテキトーなコメディやらなくても良かろうに。しかもプロヂューサーにまで名を連ねてたりするし。

没落貴族で詐欺師まがいの仕事ばかりしている美術商のモルデカイがある絵画を巡って世界を股にかけた事件に巻き込まれる……という展開なんだけど、まぁモルデカイがあまりにもいい加減な男で見るとこなし。結局すべての謎を解いて家庭に平和を取り戻すのは妻のジョアンナ。モルデカイ自身はただ事態を混乱させてるだけ……ああ、なんだかパタリロを思い出してしまうぞ、このキャラクター。w

主演はもちろんジョニー・デップ。本当に役を選ばない人。まぁそこが面白いと言えるのかもしれないけど。妻にはグウィネス・パルトロー。そういやこの人「セブン」でブラピの奥さん役だったって、この間見て気付きました。(^-^;) 他にもユアン・マクレガーやポール・ベタニー、ジェフ・ゴールドブラムまで出てるのに、なんでこんな駄作を作ってしまうのか理解に苦しみます。

まぁ観に行かなくてよかったーって感じですね。

zakuro.jpg柘榴坂の仇討

公式サイト なし(2014)

日本人なんだなぁ、とつくづく思う。もちろん自分は武士ではないけれど、我々くらいの世代までの人であればやはり持っている自分自身の矜持を貫くことは、とても大切なこと。それをこの映画は派手な演出をするでもなく、ただただひたすら真面目に見せる。それは映画の内容と相まって、見る者に自分の依って立つところはここにあるのだなぁと感じさせてくれるのだろうと思う。

時代の変化についていけずただ真面目に、不器用に生きる侍をこれまた真面目なんだろーなーと(「サラメシ」聞いてるとそーでもないのかとか思うけど、あれもまた真面目だからだよな) 感じる中井貴一。本当に生真面目です。同じく時代に取り残され、討たれることだけを待っていた男を阿部寛。他に広末涼子、高嶋政宏、藤竜也、そして時代劇は19年ぶりだったという中村吉右衛門。

日本人の心を見せてくれたいい映画です。

oculus.pngオキュラス 怨霊鏡

原題:”Oculus”(2013)

過去と現在、現実と鏡像が交差する、なかなか寡作なオカルトホラー映画。基本的なプロットはよくある「霊のこもった〇〇」なんだけど、それだけじゃなく現実が何かをわからなくした手法はなかなか怖い。

この映画で何より強いのは実は姉。過去の事件が鏡のせいだということを証明するために、ビデオやMac、温度計や停電したときのための電気ランタン、果ては鏡を壊す最後の手段まで準備して、精神病棟帰りの弟とともに鏡と、自分たちの過去に対峙するその強さ。惜しむらくは弟の弱さ、あるいはもう少しだけー病院帰りの弟としっかりとしたコミュニケーションを取った上で戦えれば勝てていたはず。

監督がホラー界期待の新星マイク・フラナガン。今は”Ouija 2“というまたホラーのポスプロ中。まだまだホラーが続くようです。今後に期待。

the_raid.jpgザ・レイド/ザ・レイド GOKUDO

原題:”The Raid”(2011) ”The Raid:Berandal” (2014)

侮れん、インドネシア映画。ジークンドー(ブルース・リーのあれね)っぽいなぁと思ってたら、もともとインドネシアの武術「シラット(プンチャック)」の流れを汲んでいるそーで、ああなるほどと。

最初のシナリオは単純で、悪党が潜むマンションに突入する特殊部隊の戦いを描いたもの。主人公の兄が一味だったりするけどとにかく全編戦い、戦い。主人公でシラット使いのラマがとにかく強くて30人組手か!って感じで全部倒しちゃう。いやぁ。強い。アクションシーンだけ見てて楽しい。

パート2は最初のヒットを受けて以前からあったシナリオを書き直したそーで、こちらは少し考えるところがあったり、「GOKUDO」とついてる割には日本のヤクザとぶつかるシーンが始まる前にお話終わってしまったり(まぁGOKUDOはあくまでも日本公開時のタイトルですが)と色々問題はあるものの、やっぱり数十人を相手に一人で倒しちゃったりして日本のアクション映画より数倍は面白い。こーいう単純な映画は日本では作れないんだろうなぁ。

主人公役のイコ・ウワイスは「スターウォーズ:フォースの覚醒」にも出た(他にもこの映画から二人も出てるそーで、J.J.いろんなところ見てるなーと)そーなんだけど、わかんなかったなぁ。まぁ強い。スタントマンで振付師で武術家。

そして監督はギャレス・エヴァンス。大の日本好きだそーで、ぜひ続編(企画中)はパート2の続きで日本で撮って欲しい。せっかく遠藤憲一とか松田龍平とか使ってるんだし(バトルシーン無しは納得いきません)。やっぱり親玉は千葉真一で!

あ、あと思ったのはインドネシア、ちょっと怖そうな土地?って印象。映画を見るってのは、その土地の雰囲気を知ることでもある。台湾映画はどれを見ても台湾の土地柄を見ることができる。その意味で言えば、インドネシアはちょっと行くのは憚られるくらい怖そうな印象。通り一本入ったら出てこられなくなりそーな。

ま、百聞は一見に如かず。みたいアクション映画がなかったら、ぜひとも見て欲しい。

てことで31本目まで。

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2月 28th, 2016 at 12:50 pm

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CP+ 2016

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D600を持ってったというのにほとんど写真を撮らなかった件……。ということで写真はすべて猫の人に撮ってもらったもので。

さてCP+ 2016。仕事になったので初日に早々に行ってきました。今年は各社、CP+に合わせて新製品を出してきた感があって、見るとこはたくさんありましたねぇ。(見たかどうかは別w)

cp;_2016_02.jpg

やはり注目されてるのはニコンのDLシリーズ。コンデジに「N」ロゴですよ。ナノクリレンズなんて、俺一眼向けにさえ持ってないのにー。(笑)でも買うならやっぱりN付きのDL18-50の方よねと。最近、すっかり一眼を持ち歩かなくなった俺としては、軽くていいカメラが欲しいのは事実だし……。

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そして「欲しいね」と意見が一致したのがポラロイドのポラロイドデジカメ。レンズ横のラインがいかにもポラロイド。前から出てたけど、いよいよ日本でも販売開始らしい。撮るとプレビューなしでZInkでプリントされるのはなかなか楽しいですな。

他にもSIGMAのアレとかもかなり興味をそそられたけど、今回は仕事優先にしたために対象の機種をザクッと見て回った後はプレスセンターにこもって4時間くらい記事書いてました。すげー疲れた。そのせいもあってコンパニオンのおねぃさんを撮るというミッションをすべてスルー。ああ、俺も枯れたなぁ。(遠い目)

てことで楽しいCP+は明日まで。

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2月 27th, 2016 at 11:55 am

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SONYのBluetoothレシーバーが欲しい

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mucm2bt1.png でも高すぎて手が出ない……。( ꒪⌓꒪)

SONYがXBAシリーズ用に新しいBluetoothレシーバー「MUC-M2BT1」を3/12に出すそうで、Bluetooth普及委員会(まだあったのか?w)としてはかなり気になる。いや、SONYのイヤフォンは使ってないんですけどね。

これ、リケーブル可能なXBAシリーズのイヤフォンをケーブル部分から差し替えることでBluetoothイヤフォンにしてしまうという製品。つまりケーブルがBT受信部に直結する製品というわけ。SONYのイヤフォン使ってない俺には関係ないなーと思ってたら、なんとこのケーブル部分がMMCX互換だという。MMCXは他のメーカーでも採用していて、例えばSHUREならSE215という1.2万円前後の製品から対応できるわけですよ!もちろん高級機種でも。

俺がBT使ってる理由は結局「ケーブルが邪魔」ってところにあるわけで、最近のイヤフォンはどれも1.2m以上ってものばかり。俺が欲しいのは50cmなんだ!って言ってもないわけですよ(作れ、というのはとりあえず置いとく)。でもこれなら首にかけるだけで済むし、何よりBT。楽なんだよねぇ。

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問題は値段が2万円程度とお高いこと。いや、普通のBTレシーバーなら5000円でしょ?それくらいに収まらないもんかなぁ。とはいえ、かなりきになる製品です。うーん。

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2月 23rd, 2016 at 12:25 am

BenQ ホームプロジェクター HT3050がやってきた!

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ht3050_01.jpg

2014年11月にW1080ST+を借りてから1年ちょっと。またモノフェローズ経由でBenQさんからホームプロジェクターを借りることになりましたー!とはいえ前のはWシリーズ、今回のはHTシリーズと違うシリーズなんだけど、やっぱり新しいことには違いない。てか新機種にはWシリーズはないのね。(HTとTHでTHが最上位機種)

このレビューで使用されている商品はWillVii株式会社が運営するレビューサイト「みんぽす」 が無償で貸与しています。本レビュー掲載は無報酬です。また、WillViiは掲載内容に一切関与していません。(本情報開示と事実誤認時の修正を除く)レビュー商品無償貸し出しサービス 「モノフェローズ」に関する詳細はこちら
(WillVii株式会社みんぽす運営事務局)

ht3050_04.jpg ht3050_05.jpg

まず違うところのその1。台形補正が自動化。これ、とっても大事。前はメッシュを表示して位置を自分で補正してたんだけど、今回は設置して電源を入れると自動的に補正してる。をー、これは便利だ。なんかズレてるかなーと思ったときはリモコンからKEYSTONEを呼び出してリセットかければもう一度自動補正し直し。左側が何もしないときの表示、右が修正後の表示。(右が微妙にずれてるように見えるのは写真を撮った角度がちょっと下からだったからで、実際にはほぼ長方形になります)

常に固定して利用するなら必要ないけど、日本の狭い家だと毎回設置してセッティングするわけで、そーなるとやっぱりこの機能は必要だなぁと思うわけです。……どんな方法でやってるんだろ、これ。

ht3050_02.jpg

2つ目はズームとフォーカス部分に蓋が付いて、レンズシフト機能もついた。これは微妙に大事。前回のむき出しのは扱いやすかったけど、長く使うと埃が気になるだろうしそもそもフォーカスとズームはある程度固定して使いたい部分。そしてレンズシフトはその場で表示位置を105〜115%まで移動できるということで、もし表示位置に障害物があってもレンズシフトで持ち上げてやることができる。

そしてやはり注目すべきは色味。前よりもくっきりはっきりしてる気がする。実際にはW1080ST+は2200ルーメン、HT3050は2000ルーメンとこちらの方が下なはずなのに、昼間でもカーテンすれば十分に綺麗に見れるレベルの映像が得られてる。これはコントラスト比がHT3050の方が高い(W1080ST+の10000:1に対して15000:1)ためだろう。あとは国際標準規格のRec.709(基準となる色域、ガンマ値を策定した国際基準)に対応ということで、より綺麗な、製作者が意図した正しい色になっているということらしい。

ht3050_03.jpg

入出力系統はほぼ同じ。10w×2の高音質スピーカー、というんだけどやっぱりこの音は気に入らない。これはきっと、プロジェクターの置き場所も関係するんじゃなかろうか。プロジェクターの位置と座って見る位置の感覚がわずか30cmくらいしかなくて、音の広がりを感じられない。ま、いつも映画見るときはヘッドフォンてのもあるのかも。結局ヘッドフォン端子に繋いでます。

あとは投写距離。実はW1080ST+は投写距離がかなり短くて、100型の大きさにするのに1.52-1.82m。対するHT3050は2.53m-3.29mとそれなりに距離が必要なのだ。なので以前よりもプロジェクターを後ろに設置しなければならず、結果的にリビングの机をソファーのギリギリまで下げて、さらに机の一番後ろに設置しないと大きさが稼げない。これはちょっと残念。

BenQ DLP プロジェクター HomeTheaterモデル (Full HD/2200lm/3.3kg) HT3050
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とはいえ、やはり綺麗で大きな映像が出るのはとても嬉しい。まだ1ヶ月借りられるので、その間しっかり映画を見まくります……。早く買えって?いやぁ、それにはなかなかお財布が……。(^-^;)

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2月 22nd, 2016 at 1:44 pm

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オートマタ

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automata.png

原題:”Automata”(2014)

ロボットと人工知能が絡むと必ず宗教話になるという典型のような映画ですね。まぁ「意志」すなわち心とは何か、それが人とロボットを分ける境目だということなんだろうけど。

ホラーとサスペンス映画をメインに紹介するサイト「ホラサスDAYS」さんの試写会募集に応募して鑑賞。あざっす。

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2月 21st, 2016 at 4:08 am

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iMacがトんだ問題のその後

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mat.jpg

iMacの修理から1週間。まぁ色々あったけど、私は元気です(キキ風)。

まず「いろいろ」を書いてみると。なぜかTimeMachineで毎回80GB以上のバックアップを取っている。なんだろう、これ。実際にはそんなに仕事をしているわけではないので(笑)どこかおかしいんだと思うんだけど打つ術なし。とりあえずTimeMachineのディスクは容量を3TBにしたので当分は様子見。誰か解決策を知ってたら教えてください。

それからiTunes上のファイルが幾つか消えた。(泣)音楽に関して最近取り込んだファイルが見つからないとか出てきて、ダメじゃんーと。でもこっちは結局、iCloudミュージックから復元できて一安心。問題は映画など一部の大きな、iCloudにアップされないもの。もうこれはどこにもないので戻せない。うちの環境のiCloudのドライブは外付けになってて、これをCCC(Carbon Copy Cloner)でバックアップ取ってるんだけどその際に消えたのかなーと。でもオリジナル側を消すってことはないはずなんだよね……。これも謎。

で、一つ解決したのはHDDベイの追加時に問題になってた騒音問題。離しておいたりいろいろ対策をしたけどダメで、やっぱり気になるなぁと。(低周波は体調不良の原因にもなります)で、ダイソーでダメ元(どーせ100円)で買ってきたこの洗濯機用防音マットがいい仕事をしてくれた!(笑)HDDベイの下に敷いただけなんだけど、今のところ気になる回転音はしなくなってますよ。素材がいいのかな。ま、とりあえずHDDの回転ノイズが気になる人はダメ元で試してみて吉。

まーそんなこんなで今日もiMaは元気です。

【追記】

80GBバックアップの理由わかった!ParallelsでWindozeイメージを毎回書き換えてるからだ。早速バックアップ対象から外しました。

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2月 20th, 2016 at 2:55 pm

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このところ見た「自宅で映画」のまとめ 2016 その5

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どーしよーもないレベルの映画も含めてまだまだ旅は続く。

toxin.jpgウィルス・ハザード

原題:”Toxin”(2015)

いやー、いくらなんでもこんなレベルの映画を流していいのか>Wowow。(笑)ダニー・グローバーが出てるだけ、しかもどーしよーない悪役とか誰も見ねーぞこれ。

突っ込みどころ満載というより、突っ込みどころしかないというB級というのさえはばかられる。政府が勝手にウィルスをしかも人の家で培養?倫理観のかけらもない研究者?致死性のウィルスとはいえ吸い込んだだけで死なないだろ?そして多分一番強いのは主人公の友達。(笑)ウィルスに感染しない、打たれても走れる、最終的に主人公を救うのも彼。いやーまさに大活躍。ってかそれ、脚本間違ってるだろ!

午後ローでやってたとしても見てはいけないレベルです。ダニー・グローバー出演に騙されないように気をつけよう。……なんでこんな映画に出てるんだ、あんたは。

The_Company_You_Keep.jpgランナウェイ/逃亡者

原題:”The Company You Keep”(2012)

レッドフォード監督作品なら出るという人がたくさんいるのか。すごいキャストが並んでおります。

ベトナム戦争当時、反戦運動グループ「ウエザーマン」が銀行を襲い、警備員を射殺。実行犯の4人のうち3人は指名手配のまま30年が過ぎた。そして30年後、グループの一人とされたシャロンは自首しようとニューヨーク州へ向かう途中で逮捕。それをきっかけに過去の事件が動きだす。

監督・主演がロバート・レッドフォードだからか、スーザン・サランドン(なんであの人は後ろ姿だけでわかるんだろうw)、シャイア・ラブーフ、ニック・ノルティにテレンス・ハワード、スタンリー・トゥッチ、そして最近売れっ子のアナ・ケンドリックまで出てる。しかし注目はレッドフォードの娘役を演じたジャッキー・エヴァンコ。「天使の歌声」を持つ少女として日本のテレビにも出演したことがある彼女のなんと愛らしいことか。彼女のためなら確かに苦難の道を乗り越えて自らの無実を証明したくなる気持ちはよ〜くわかる。(笑)この映画のときは12歳、活躍はまだこれから。期待したい。

お話そのものも重厚で見せる。ま、ちょっとレッドフォードが歳取りすぎって気はする。w

kiyosu.jpg清洲会議

東宝サイト(2013)

自分的に豊臣秀吉という人物が好きじゃないんでしょうな、この口八丁手八丁で人を丸め込むというのが。信長亡きあとの天下取りはじゃあ誰がすべきだったのか、確かに戦国の世を終わらせるにはあの形で納めるのが一番だったろうとは思うけど。ま、今回は大泉洋が秀吉ってことでことさらに実力が伴ってなさそうに見えるのかもしれないけど。(笑)

そしてこの映画から三谷幸喜作品は映画館で観なくていいかなーと思うようになったのも事実。オールスターキャストで凄いんだけどさ。そこまでして出ないといけないの?って。天海祐希なんて忍びの者ですよ、全編のうちで1分くらいしか出てこない。実際、「ギャラクシー街道」は大コケしちゃったわけで、この先どーなるんだろーと思うけど、「真田丸」はしっかり視聴率取ってるしね。うーん。

seven.jpgセブン

原題:”Se7en”(1995)

前々から見直したいと思っていた「セブン」を、プロジェクターの大画面で。ああ、この映画はやはり今まで見た中でも群を抜いて後味が悪い映画だ。

監督のデヴィッド・フィンチャーがこの前に撮ったのがあの駄作と名高い「エイリアン3」。(笑)なのでその次の作品も注目されなかったわけで。というかエイリアン3が監督1作目でそのあと3年も空いてる。この映画が世に出たあとで、「エイリアン3」にはその原型があった!なんて言ってた人もいたけどね。まぁ、あれは駄作でしたよ。(笑)フィンチャーはこの映画のおかげで以降、どの作品も注目されることになる。でも「ゲーム」とかは意味不明だったなぁ。

思えばこの映画で、本当のサイコキラーというものが定着したようにも思う。これまで、映画の殺人事件の犯人にはちゃんと動機があって、刑事たちはその動機を掴むことで犯人を挙げていくというお約束があった。でもこの犯人の動機は結局最後までわからない。宗教的な意味はあるのだろうけれどそれは語られることなく、自首によって捕まり、しかも最後にその望みを遂げてしまう。残された者たちは誰も救われない。そう、この映画の中にあるのは「絶望」。定年を迎えるモーガン・フリーマン演じるサマセットは人に、街に絶望したまま。ブラピが演じるミルズは常に前向きな刑事だったのに、最後に希望の芽を摘まれて絶望に墜ちていく。

まぁそんな映画の背景には、「エイリアン3」を酷評されて(そもそもこの映画、成り立ち自体がどーしようもないものだったんだけどさー)絶望の淵に沈んだフィンチャーの気分があったと思えば、それはそれで納得できるところではあるなぁと。

 tenku_no_hachi.jpg天空の蜂

公式サイト(2015)

昨年観逃したこの映画、突っ込みどころが満載で、まぁ観に行かなくてもよかったと。(マテ

まず、邦画のくせに「長い」んだけど、その長い部分は何で長いかというとほぼ「反原発の話」が延々と続くからという……。ここをカットすれば2時間に余裕で納まるだろーし、変な気分で見終わることもなかったと思うんだよね、単純なアクション映画で面白かったーって言えただろうにさ。まぁつまりアクション映画だと思ってたら反原発映画だったと。ビックリですわ。

他にもいろいろ突っ込みどころはあるんだけど(一度でもワイヤーかけるの成功したなら何でもう1回やってみない?とかビッグBeeの1995年とは思えない未来的なデザインとか)、どこも反原発思想が目についてしまってもうダメでしたね。うーん、原作もこんななんだろーか。

痛快アクション映画が良かったのになぁ。

てことでテンポが上がりつつ25本目まで。プロジェクターはまだ1ヶ月はうちにある。w
#すいません、プロジェクターのレビューはまだ準備中です(^-^;)

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2月 20th, 2016 at 2:27 am

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残穢 ‐住んではいけない部屋‐

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zane.jpg

公式サイト

さてこれはどこまでが実話で、どこからがフィクションなのか。限りなく原作に近い映像作りは好感が持てますが、ホラー映画にするにはちと物足りない部分があることも事実。

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Written by ei

2月 18th, 2016 at 11:17 pm

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HDDベイを追加

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今回のトラブルで問題だったのは、TimeMachineのディスクが動かなくなったこと。TimeMachineさえ動かせてれば、一旦消してすぐ復元できたのに、それがなかったためにあんな時間がかかってしまった。たくさんあったハードディスクを駆使して解決はできたものの、やっぱりTimeMachineは動かしとかないとダメだ、と。しかもHDDは3つくらい余ってるし、ThunderboltのHDDケースはどーもダメっぽいし、この際もう一つ買おう!ということで、Amazonで注文したのがこれ。

disk6.png もうUSBでも3.0ならいいやってことで、2ベイのスタンドタイプを。値段も安くてベイ単体でHDDをコピーする機能もある。回ってるときの音がちょいとうるさい感じはするかなぁ。これについてはちょっと対策考えたいところ。RAIDには対応してないけど、そもそもRAID使ってないので問題なし。

これに、以前壊れてると思って外したけど実は生きてるらしい3TBのディスクを2つ挿して一つをTimeMachineディスクに、もう一つはデータのサブドライブにすることに。……ということは、iMacにつながるHDDは全部で4基、本体のと合わせると12TB。うわー。実はサーバに繋いでる2TB(選択してあるDATAディスク)もマウントされてるので、14TBが使い放題って、本当にすごい時代になったもんですねぇ。

そしてまだ3TB分くらいHDD残ってる(2台)。やー、怖いわー。(笑)

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2月 17th, 2016 at 4:56 am

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このところ見た「自宅で映画」のまとめ 2016 その4

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大きな画面で見るのは楽しいなぁ。(笑)

Annabelle.jpgアナベル 死霊館の人形

原題:”Annabelle”(2014)

「NY心霊捜査官」「死霊館」と同じ、エドとロレイン・ウォーレン夫妻が関わる心霊関連の映画。アナベル人形は実在していて、今もウォーレン夫妻が保護し、毎週お祓いをしているそーな。本物のアナベル人形に関する逸話はこちらに詳しいが、罪のなさそうな人形なのにかなりの力がありそーで怖いですな。

で、映画にはエドとロレインは出てこなくて、アナベル人形が呪いの人形になった経緯を描くもの。ま、それも映画用に脚色されていて、そこまで強く……いや、まぁ怖いな。(笑)しかも人形の顔がチャッキーみたいでさー。時々見え隠れする邪悪なアレも嫌。

でも知りたくなるのは人間の性なんでしょうかねぇ。とりあえずもう少しこの関連話、掘り下げてみたいところ。

contact.jpgコンタクト

原題:”Contact”(1997)

「オデッセイ」を観て色々と触発されたし、プロジェクターの大画面で見るのはやっぱりスケールの大きなSFよね!ってことでまずはずっと見ようと思ってたこれから。ああ、いい映画だなぁ。

カール・セーガンはかつて「コスモス」という大ヒットしたTVドキュメンタリーシリーズの中で星の一生を語り、宇宙の神秘を、そして地球以外の知的生命体存在の可能性を語った。あのTVを見て科学者を志した人もいたかもしれない。俺はもうその頃SFの人だったので、そちらの観点からとても興味深く見たことを覚えている。また彼も参加した地球外知的生命体探査を行うSETI プロジェクトはそのうちSETI@homeという形で、アレシボ天文台が集めた宇宙から届く電波を自宅のPCの空き時間を使って解析するものが実施された。俺も参加しましたよ。随分回したなぁ。

そのカール・セーガンが原作の今作は宇宙人とのコンタクトを描いたもので、SETI プロジェクトで発見された電波から取り出された設計図を使って異世界へと旅立つというもの。その中には政治的な介入があったり、宗教的な対立があったりしながらも、人類は次のフェイズへと移る最初の一歩を踏み出したのだ!と静かに伝える作品。グレイもリトルグリーンマンも出てこないしある意味地味だけど、それが返ってリアルさを感じさせるものになっている。少なくとも「未知との遭遇」のラストシーンよりはこっちの方がいい。(笑)

いつの世も科学は政治の犠牲になって(いつかの「事業仕分け」なんていう愚行もありましたねぇ)いて、しかも宗教からも攻撃される存在。でもやはり物事は実証することでしか真実を得られないのだから、科学がそうあることを止めることはできない。そして確率で言えばこの宇宙に人類以外の生命体がいて、そのうちの数百万が知性を持っているだろうことは否定しえないことのはずだ。カール・セーガンもそれを信じ、ずっと研究を続けたけれど、この映画を見ることなく死去したのはとても残念なことだ。20年の歳月を経て、合掌。

主演はジョディ・フォスター。一番いい時期ですね、凛々しく、美しい。共演はマシュー・マコノヒー。そーか、出てたのか。若ーい。この映画で神学者だった彼が20年のときを経て「インターステラー」で五次元の存在とコンタクトを果たすかと思うとそれもまた感慨深い。他にはジェームズ・ウッズにトム・スケリット、ジョン・ハート。監督はなんとロバート・ゼメキスだったのかー。やっぱりSF撮る人はずっとSF畑なんだなー。

ああ、いい映画だった。

los_inocentes.jpg

恐怖ノ黒鉄扉

原題:”Los Inocentes”(2013)

Wowowでやってたスペイン産ホラー映画はあれこれある映画の寄せ集め。65分でお手頃なサイズなのは認めよう。(笑)

まぁ基本的には「13日の金曜日」だと思ってれば間違いない。原題の「Los Inocentes」はスペインの「無邪気な子供たちの日」(12/28)のことだそーだし。まーそんな感じで始まったものが、途中でモキュメンタリー風になったり、最後は一工夫あったりするものの、まぁどこかで見たお話だなーという程度で終わってしまう。で、いろいろ調べてみるとなんと監督が12人!どーりで途中作風が変わると思ったわ。爆笑したシーンもありましたけどねー。(^-^;)

まぁそんな作品なので、Wowowでたまたま見かけた人、午後ローでやってたら見てみましょう。

seiten_no_hekireki.jpg 青天の霹靂

公式サイト(なし)DVDとか出てくるんだから残しとこうぜー。

劇団ひとり 原作、脚本、監督の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」。泣かせる人情物ですな。この手のお話には形があって、ほぼその通りに作ってあるので安心して見れます。あ、最後だけひねってあったなぁ。でもあれ、いらない気もするなぁ。

見ていてふと、今「男はつらいよ」を作るなら大泉洋でいいんじゃないかと思った。北海道の人だけどなかなか人情物もできるし、かっこよくないところがポイントか。まぁ寅さんは昭和の人のためのコンテンツということであれば、今後作られることはないのかもしれないけど。
 

skow.png恋しくて

原題:”Some Kind of Wonderful”(1987)

そして20本目はなんと28年も前なのかこの映画、ジョン・ヒューズ製作の80年代らしい青春映画。高校ではみ出し者なキースが学年一の美女 アマンダに恋をする。彼の親友はトムボーイなワッツ。彼女にアマンダのことをいろいろ相談するが、実はワッツはキースのことが……。という、まぁ青春ね!って今なら言えるよーな映画です。

俺はこの映画が好きでねぇ……。(遠い目)87年てことは20歳、多感なお年頃ですよ。w 今見ると当時のお約束的な作りだし、展開もアレなんだけど、自分もいろいろはみ出してた気がするあの頃に見た映画だけに、響くものがあったんだろーな。

主演のエリック・ストルツはこの映画以外ではパッとしないままだけど、彼が有名になったのは他ならぬ「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のマーティになる「はず」だったという事実。6週間撮って下されてしまったというのはあまりにかわいそう。ま、でもマーティ役はマイケル・Jの方が似合ってたけどね。w 背が高くてカッコ良すぎたんでしょうな。トムボーイのワッツにはメアリー・スチューワート・マスターソン。このときの彼女はとてもいい。しかし彼女もその後の活動はイマイチ。ずいぶん見てない気がします。そしてマドンナ役のアマンダ・ジョーンズにはリー・トンプソン。61年生まれなのでこの映画のときにはもう26歳とかなんですな(舞台はハイスクール)。もちろん彼女は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ですでに人気者だったわけで、奇しくもこんなところでエリックと共演を果たすことになろうとは。でも俺的にはメアリーの方が全然好きだった。俺がショートカットで飾らない、綺麗な子が好きなのは昔から変わらないんだなぁというのがとてもよく分かりますな。(笑)

まぁそんなわけで、当時の青春映画は当時のことをいろいろと思い出すよねって話でした。Wowowさんありがとう。

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2月 15th, 2016 at 1:11 am

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