若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

Archive for 1月, 2010

使い方で考えるiSlate(仮名)の中身

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100127.jpg

さていよいよあと1週間。iSlate(仮名)は出てくるのか、そしてどんなものになるのか。いよいよ招待状も送付されたようで、もう登場は確実と言っていいだろう。そこで、ここでもう一度考えてみたい。iSlateっていったい何?

一番大事なことは、「iSlateはどう使うの?」ということだ。iPhoneはよーくできたデバイスで、実はこれがあれば「外で」使う分には困らない。画面サイズもiPhoneのサイズだからこそ3G通信網に大きな影響を与えなくて済むし、データの受信も速い。そこで10インチという、これまでの4倍の画面サイズでデータ量もとんでもなく多くなり、さらに大きさから考えても壊れやすいタブレットを持ち歩くのか?ということを考える。何より人混みの中でその10インチデバイスを使うのはあまりにも邪魔で、かつ危険だ。つまり外で使うものではないか、使ったとしても無線LAN環境のある場所で使うものではないかということが考えられる。

さてそうなると、iSlateは屋内で使うものということになる。しかし屋内には屋内で、iMacやMacBookというiPhoneカテゴリよりも使いやすいMacたちが存在する。実際に仕事をしたりするのにタブレットは必要ない……というか、仕事効率が上なのはMacなのは明らかだ。つまりiSlateはMacには勝てない、いやMacではない何か、メインの仕事には使わない何かということになる。

この微妙なカテゴリになるものを、アップルは画期的な創造物(creation)として出そうとしている。iPhoneのようなモバイルデバイスではなく、かといってフルシステムのMacでもなく、画面サイズは大きい→Web閲覧やコンテンツを見るには最適。仕事でメインには使わない、しかし閲覧性に優れていて楽に扱えるモノ……。今、アップルにない製品カテゴリで、PCにあるもので考えれば、やはりネットブックだろうか。つまりWebやメールを見て確認するという用途にはちょうど良いサイズで扱いも簡単なもの。

そしてネットブックにはなくてアップルにあるものはiTunesのコンテンツだ。現行では屋内でiTunesのコンテンツの再生にはAppleTVを使っているが、AppleTVはTVと接続する必要があり単体では動かない。キーボードも使えない。これがもし、ネット端末としても動くiSlateに載っていれば。無線LANネットワークに繋がる、家中どこでも使えるデバイスで、必要なときにはネットを、そして見たいときにはiTunesに接続して映画を見る。個人で楽しむ情報端末としての機能を十分に備えたものにできるのではないだろうか。
これがさらに、前回書いたようにMobileMeを介して外でも活用できれば最強だ。

つまりiSlateの正体は、ネットに繋がる環境さえあればどこでも自分のiTunesに繋がるメディアプレイヤー+ネットブック。AppleTV Mobileとでも言うべき製品になるのではないだろうか。さらにiTunesストアでBookStoreでも始めれば、音楽、書籍、ビデオとメディアのほとんどを押さえてしまえる。専用端末ではない。でもPCほどの汎用性もいらない。この微妙なカテゴリの製品であれば、アップルの切り口はきっとこうなるはずだ。
#とここまで書いてきて半年前に同じような記事を書いていることに気が付いた!(^-^;

実はアップルはiSlate以外に隠し球としてタッチスクリーンMacを作っているのかもなぁとふと思ったりもする。いずれくる未来として、PCのマルチタッチスクリーン化があるのだとしたら、それはOSも専用のものに変更したMacがいずれ登場することを意味している。
と、お宝さんところでそんなニュースが……。w 案外、外れていないのかもしれないなぁ。

さてあと1週間。最後の「ほぼ確定」なリーク情報はどこから出てくるだろう?やっぱり楽しみだ。(^-^)

Written by ei

1月 19th, 2010 at 4:39 am

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ファイルメーカー 基礎の基礎 その1

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「そもそも、何を作るのか」

すぐに実践編に進もうと思ってたんですが、もう少しデータベースの概念的なお話を。 データベースの「考え方」があるかどーかで、作るときの考え方も変わってくるはずなので。

そもそもデータベースって、何をどうするためにあるんでしょうか。よく「観た映画のDB化」「持ってるDVDや書籍のDB化」をする、みたいな話が出てきますが、これって何のために作るんでしょう?誰かに見せるため?多くの他人は、私の持ってるDVDや本のことを気にしないはずです。
# あ、私はあなたの持ってる本に興味あるかもw

データベースの概念は確かにこの手の、「データの整理」ですが、ある意味「役に立たない」データベースは作るだけ作ってもあとが続きません。データベースの基本を学ぶにはいいですが、それが何の役に立つのか思いつかないものを作ってみても、それがどう仕事に結びつくのかを考えられないものは続かないものです。

ではどういうものを作るか。FileMaker Proの場合、カード型データベースという特徴を活かして使い始めるいい方法があります。
それは、日々手書きで書いている伝票や書類を電子化してみるという始め方です。

store.png例えばこのようなチェーンストア伝票を使っている会社は多いですね。この伝票はどの場所に何を書くか、どう計算するかが決まっています。会社名や品名もリストから抜き出して書いているはずです。枠が小さかったり、転写式なのでインクジェットプリンタで使えなかったりするために、未だ手書きで使っているという方もおられるはずです。しかしこれを機械で入力できたら。綺麗な字で書く必要はなく、コードを入力して会社名や品名が持ってこれるようになれば。そしてそれが、月末にボタンをひとつ押すことで集計されて、請求書になったら。それは今までの手間を大きく省力化することができるはずです。

FileMaker Proはこのような「手書き伝票からPCへ変換」というイメージが実は一番近いかもしれません。伝票だけでなく、見積書や出張精算書、社内の日報など、日々手書きで作っていた書類をPCで書いていくこと。ある意味「ワープロ」や「印刷機」のように、これまで手書きで読みにくかった書類が印刷されて出てくるようにすることを目的にして、FileMaker Proを使い始めてみる。これがスタートでいいのです。FileMaker Proは、まず「目に見える部分」を作って、あとから他のデータを追加していくこともできるのも利点のひとつ。ですからまず、1枚の書類を印刷できる状態にしてみることから始めてみましょう。
現在、「手書き」 の部分は「エクセルのデータ」になっているというところも多いと思います。印刷機としての役割だけならエクセルデータでも十分に果たせますが、これをデータベースとして使うためにはやはり工夫が必要です。ましてや複数のデータファイルになったときの一覧性やバージョンの問題。さらに他のデータを呼び出したり、複数データを検索するといった処理は、マクロという面倒なものを覚える必要があります。FileMaker Proにも「スクリプト」という自動処理を行う部分がありますが、これを使わなくてもデータがひとつのファイルにまとまっていることで、一貫した検索性のあるデータ管理が行えるようになります

ちなみに私がデータベースを作り始めた理由は、実は「字が汚かったから」というのもあるのです。(笑)自分で伝票を書いても綺麗じゃない。しかも同じことを何度も書くのって面倒。そんな理由から、書類を綺麗に出すための道具として、FileMaker Proを使い始めました。
今でもお客様のところに行って最初にお話するのは、「今、お使いになってる手書きの書類やエクセルデータはありますか?それを見せてください」ということです。印刷物や日々入力しているデータファイルを見ることで、データベース化のヒントやイメージはかなり掴むことができます。そして何より大事なのは日々使っているファイルを元に使うことで、お客様もデータベースをイメージしやすいという点でしょう。エクセルデータで作っているファイルは、必ず何か不満点があります。「ここが一覧で見れたらいいのに」「タブで管理してるけどいちいち抜き出すのにセル指定するの面倒」、そんなことを考えているなら、FileMaker Proを導入する意味は十分にあります。もしここまでの話で「!」と来た方がおられましたらいつでもご連絡を。w 関東近辺ならお伺いしてお手伝いさせていただきます。

ということで今回は「データベースで何を作るのか」という点についてお話しました。次回からいよいよ実践編、具体的にエクセルデータをファイルメーカー形式のデータへと置き換えるという手法をとってみましょう。

Written by ei

1月 18th, 2010 at 12:36 pm

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FinderPopがSnow Leopard対応!

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finderpop_sl.jpg

実は、もう無理なんだろうと思ってチェックしてませんでした。すいません、すいません、ありがとう。

soundscapeoutさんとこがSnow Leopardに乗り換えたそーで、そこで紹介されていたのはSnow Leopard対応FinderPop。まだβ版ながら、ちゃんと以前と同じ動作をしていて大喜びで使い始めた。やっぱりコンテキストメニューを使いこなすなら、これを入れとかないと。

finderpop_sl2.jpgFinderPopの一番の特徴はファイルを指定した状態からのコンテキストメニューで、そのファイルを開くアプリを選ぶことができること。デフォルトではプレビューで開く画像ファイルを、ワンクリックで直接Photoshopなどで開くことができるというのはやはり使いやすい。アプリを右クリックしたときにFinderPopのアイテムに追加することができる機能が見あたらないが、これはFinderPop ItemsのフォルダをエイリアスにしてFinderPop Itemsに入れるという手法でなんとかなった。
FinderPopはランチャーとしての機能もあって、Finderで使ってるときはメニューバーの空いたスペースを左クリックすることでFinderPopに登録したアプリを呼び出すこともできる。これが使えなくなって、俺のDockにはFinderPop Itemsが登録されたままになってたんだけどようやく外すことができるということだ。アプリもドラッグ&ドロップで開くからとDockに入れ直したものがいくつかあったけど、これらも外すことができる。ああ、やっぱりこのアプリは偉大だ。Dockが綺麗に片付いていくのはやはり気持ちいい……。w

ということで復活したFinderPop。やはり手放せないアプリであることに改めて気付く。でも今までDonateしたことがなかったなぁ。……反省しつつ、感謝の意も含めて、今回はBeer2杯分、奢らせてください。ありがとう。(^-^)

Written by ei

1月 15th, 2010 at 12:23 pm

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ファイルメーカー 基礎の基礎 その0

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FileMaker Pro 10 日本語版
FileMaker Pro 10 日本語版

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ファイルメーカー (2009-01-06)
売り上げランキング: 117
おすすめ度の平均: 4.5

4 私には必需品ですが,価格が…
5 FileMaker Pro 10を使ってみる
5 これしかないしね

今回は口上を述べさせて頂きつつ。

俺の仕事はFileMaker Proというアプリを使ったデータベース構築とApple関連、ガジェット系、インターネットのサービス系のフリーライター。東京に出てきて4年でそれなりにお仕事もいただけて(ありがとうございます)、なんとか生活もできています。かといって今のままでいいとは思っていなくて、もっと仕事を増やしたいし、いろんな方と繋がりを持ちたい。東京だからこそ、もっと繋がれるはず。
そんなことを思いつつ、今年は「Go fot It!」、前進することを目標にしたわけで、それならまずはできることからやりたい。で、とりあえず今まではほとんどやっていなかった「営業」……というか「宣伝」をしてはどうかなと考えました。

幸いなことにこのブログ、老舗(笑)なこともあって多くの方に見て頂いてます。ありがとうございます。で、この中で自分の仕事に関してもっと語ることがあってもいいんじゃないか……そう考えて、まずはデータベースアプリ、FileMaker Proに関しての解説をしていこうと思います。どのようなアプリでどんな風に使えるのかを基礎から解説しつつ、「こんな風にはできないの?」という質問にもお答えできればいいなと考えています。
興味のない方はまぁ気楽な読み物のつもりで、仕事に使えるかもしれない?と導入を検討している方は、使い方を想像しつつ、すでにお使いの方は「まだまだ甘いっ!」などのご指摘もぜひ。できるだけ分かりやすく進めていきたいと思います。

ちなみにFileMaker Proとは。
アップルの100%子会社、ファイルメーカー社のデータベースアプリで、個人から中小企業、大企業内の個別グループ程度の規模を想定しています。元はカード1枚に1データを扱うカード型データベースというものでしたが、現在はそのカードにいくつものファイルをリンクして扱えるリレーショナル・データベースになり、機能も非常に強化されています。さらに最近ではオラクルやSQLデータベースといった、基幹系のデータも外部データとして扱えるようになりました。
利点はアップルが関わっていることにも関係しますが、直感的に扱えるデータベースであること。先にがっちり設計するのではなく、あとから機能を追加していけること。これらの利点によってデータベース初心者でも非常に気軽にデータベースを作ることができ、しかも習熟度が上がると共に機能アップして、より高度で効率的なデータベースを構築していくことができます。
さらにもうひとつ、MacintoshとWindowsのハイブリッド環境で使うことができるのもポイント。FileMaker Serverを使えばサーバークライアント環境でも利用できます。もちろんこの場合も、二つのOSが混在していてもokです。

このシリーズではこのFileMaker Proの利点を含め、FileMaker Proを使ったデータベースの作り方をステップ形式で解説していければと思っています。サイトにはFileMaker Proを1ヶ月使える評価版などもありますので、興味を持った方はぜひダウンロードしてシリーズを一緒に楽しんでいただければ。
もちろん、FileMaker Proを業務に活用しようという方はぜひご連絡を。w 関東近辺ならお伺いしてお手伝いさせていただきます。

ということでファイルメーカーシリーズ、始まりますー。 (^-^)/

Written by ei

1月 14th, 2010 at 1:10 pm

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FiiO E1試してみた

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ヘッドフォンアンプ Fiio E5
オヤイデ
売り上げランキング: 857
おすすめ度の平均: 4.0

3 値段相応が第一印象です
5 小さいナリで大きいな効果
5 効果を実感するのに時間がかかりました
4 使い方次第
4 使用目的しだい

そーいえば年末に借りて、レビューがまだでした。(爆)ご、ごめんよー。(^-^;

昨年末、物欲祭りで取り上げたiPod/iPhone専用ヘッドフォンアンプ、FiiO。年末開催した第三回iPhone宴会でKazuさんに専用のE1の方を貸してもらったので少し聴いてみた。(ありがとーw)

beauty and harmony
beauty and harmony

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吉田美和
エピックレコードジャパン (1995-12-18)
売り上げランキング: 10671
おすすめ度の平均: 4.5

4 今聴いても新鮮
5 この一流ジャズミュージシャン陣が紡ぐ音を是非その耳で。当に「美」「和」が表れてきます
1 ドリカムの場合は好きなのに…
5 女性なら誰もが共感できる作品
5 最高の一枚。

試験環境はiPhone3GSで、ヘッドフォンはApple InEar Headphones。曲は吉田美和のしっとりしたジャズっぽいソロの名盤「beauty and harmony」から「冷たくしないで」。NYの超一流サウンドとよしだみとの競演は聴き応え十分。これをボリュームを同じレベルに揃えて、アンプ有り、無し、イコライザー(Jazz、あるいはBass Boost)をかけてのアンプ有り、無しを試してみた。

イコライザー処理なしの状態で聴くと、「はっきり言ってあまりわからない」レベルで。ええと、ひょっとして音質がクリアなのはアンプ無しの方ですか?というくらいの違いの無さ。最初はイコライザーの効果を間違ってかけているのかと疑ったくらいで。(笑)でも実際にはちゃんと合っていて、音質としては聴き続けると違うのかなと思うけど、そんなに効果を実感できなかった。

これにイコライザーを付けてBassを強くした状態にしてやると、ああ、はっきりと音の違いが。アンプを付けている方がバスドラやなぜかハイハットの音などが前に出てくる。曲そのものに勢いが出る感じというか、メリハリ(こーいうのをドンシャリっていうんですかね)な感じになる。アンプをかますってことはつまり音を増幅するってことだから、音に勢いが出て当然なわけだが。でもほんとに微量な、アンプの効果だと言える。もっと長く聴いてると実感できるかもしれないけど、ちょっと聴いた分にはホントわからないかもしれない。

ということで、3000円の価値を見つけられるかどーかは人次第という結果になった。でも3000円だからね、逆に言えば。案外、iPhoneの付属ヘッドフォンとか、安いので使った方が価値を見つけられるかも。うーん、もう少し聴いてみるべきか。AmazonのリンクではE1は消滅している模様。なのでE5で代用。(マテw

Written by ei

1月 12th, 2010 at 4:05 pm

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実は重要なのはタブレットではないという予測

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momileme.jpg

iSlate(仮名)に注目が集まり、予測合戦がオーバーヒート状態になりつつある今日この頃。でも実は一番大事なのはiSlateそのものでなく、それに付随するサービスなのではないだろうか。それは「iTunesのクラウド化」という例のアレだ。

アップルの巨大データセンター

アップルが巨大データセンターを作るというニュースが流れたのは昨年7月。1フロアの床面積が50万㎡という世界最大級のデータセンターをなぜ今更アップルが?と言われたものだが、MobileMeというアップルの「クラウド環境」が大幅に増加する可能性があるということなのか。そして最近、ここで管理する「モノ」が徐々に見え始めた。

アップルのLala買収で「iTunes」が向かう先–Lala創設者の役割とは

まずは12月のLala買収。音楽ストリーミングの会社としては成功しているLalaを買収したことで、ストリーミング配信を開始するための準備が整いつつあることがわかる。iPhone/iPod touchユーザーが増え、ネットワークに繋がるiPodが増えていけば、iTunesのクラウド化やストリーミングは現実味のあるビジネスであることは明らかだ。そして今、アップルはiPodではtouchをメインにしようとしている

米アップル、携帯広告会社を買収=グーグルと競合必至

そしてもうひとつはケータイ広告会社の買収だ。検索広告でGoogleに挑むのはアップルらしくない。もっと違う方法を考えるはずだ。例えばiTunesのストリーミング中に広告が表示されたら?ユーザーベースの大きなiPodだからこそ、そこには大きな広告市場がある。ある楽曲を再生中にそのアーティストに関連のある広告が表示されれば、さらに売上を伸ばすことができるだろう。

これらの要件を総合して考えると、今回の「モバイル関連の発表」とは、実はMobileMe強化による「iTunesのクラウド化」ではないだろうか。これによってiPodで全曲を持ち歩く必要がなくなり、自宅のiTunesと接続、あるいはクラウド上からのストリーミングによる楽曲視聴が可能になる。MobileMeのiDisk環境がもっと拡張され、データはすべてMobileMeに置くということも実現できるかもしれない。無料で使える容量を設定し、そこには広告が表示される。MobileMeに加入すると広告が消えたり、あるいは容量を増やせるなどのサービスが受けられるというのもアリだ。
これはiSlateにとっても重要な環境になる。ある程度のディスクスペースもクラウド上に確保できるなら、iSlateのディスク容量は多くなくていい。64GB程度でもシステムと一部のアプリが動けば十分ということになるはずだ。大容量のSSDを使わなくて済めば、価格的にもかなり魅力的なものにすることができる。

いずれにしろ今回のイベントでは、ストリーミングなどモバイル関連サービスの発表があることは期待していいのではないだろうか。なぜならiSlateが登場するだけでは、ただ単に「タブレットMacが出た」というだけに過ぎないからだ。生活を一変する何か、さらに言えばワクワクするような何かは、それをいかに活用するかにかかっている。iSlate本体よりもiSlateに付随する何か(サービス)こそが、今回のイベントの一番のカギである気がする。

Written by ei

1月 10th, 2010 at 5:33 pm

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今年はタブレット元年?

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islate?.png

※画像はいつものように新種林檎研究所様からお借りしましたー。このデザインかっこいいっすよね。w

CESで各社一斉にタブレットを発表していて面白い。iSlate(仮称)が登場する前に出しとかないと、見向きもされなくなるということが分かっているからだろうか。(笑)HP、DELL、Nvidiaと各社がいろいろなサイズのタブレットを公開している。

HPのは例の、MSのバルマーがキーノートで見せびらかしたというアレ。サイズ的には10インチと噂のiSlateと同じサイズらしく、デモではWindows 7が動いてたものの、Android版もあるという。ただこれ、プロトタイプ。製品化はまだいつかは未定?Slateという名称をアップルに先んじて使ってしまったことといい、対抗意識は明白だ。
#これでアップルはiSlateの名称を変更するだろうか?

DELLが出してきたのは同じくプロトタイプ、5インチのタブレットでAndroidのカスタマイズ版が動く。カメラも付いてる。5インチってことは東芝のアレよりさらに一回りでかいってことだな。

そしてNvidiaは去年のComputexで散々聞いた(そりゃー追いかけ回してたんだから当たり前w)Tegraプラットフォームの新規格を使ったタブレットを披露。8プロセッサ?すげーなそれ。このプラットフォームを使ったタブレットが現在企画進行中なんだそうな。

とまぁ、アップル以外の陣営も今年は一気に「タブレット」へ進んでいく気配。面白くなってきた。これ、つまりiPhoneやKindle、ネットブックの成功によって、人々が何を求めているかを考えた結果なんだろうなと。ネットに常に繋がっていて書籍なども読める見やすい大きさ。使いやすいUI。iPhoneでは電子書籍は読めるが、雑誌などの大きなサイズのモノを読むのは難しい。そーなるとKindleというサイズを考えつつ、5〜10インチに収まるタブレットという方向に進むということか。ふつーの人たちが持つPCはこのサイズ、このカテゴリで十分ということになる。遙か昔、SFの世界でしかなかった手軽な情報端末は、いよいよ我々の手に入る時代になった。

UIはこれまでのMac/PCである必要はない。これは以前から言ってるように、PCのOSはタブレット操作、マルチタッチ操作には合わないからだ。裏で何が動いてても問題はないが、UIは使いやすさが一番のポイントであり、おそらくアップルもOS Xそのまま、あるいはiPhone OSそのままでは出してこないだろう。iPhone OS+αの「新鮮で遙かにセクシー」なものになると考えられる。
#その点でWin7が動くことを誇らしげにデモしていたバルマーの○○○なことがわかる(笑)

ま、とりあえずCESで出てきたのはまだ皆「プロトタイプ」。製品として発売されるのは、やはりアップルが最初ってことになりそう。iSlate、果たしてどんな衝撃を与えてくれるのか、すげー楽しみ。お金貯めて待っとかないと……。

Written by ei

1月 8th, 2010 at 11:28 am

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nexus one

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nexusone.jpg

個人的には好きですね。Androidを持つならこれがいい。

ということで発表されて、各所で話題のnexus one。名前が「ブレードランナー」のネクサスシリーズから取ったらしいってのもしゃれてますが(笑)、デザインもiPhoneより薄く、ほぼ同じ大きさに収めてきたってのはなかなか頑張ってる。それでいて解像度が高かったりするが、実はこのサイズの端末では解像度の高さは諸刃の剣であり、落としてくるデータが大きくなったり、表示する文字が小さくなったりして別に重要視する部分でないのはiPhoneを見れば明らか。そう考えるとiPhoneの解像度はよく考えてあるなぁと思う。

トラックボールも必要ないんじゃない?と思ったりするが、これはまぁひとつの特徴なのでいいとするか。iPhoneユーザーから見てうらやましいなと思うのは、たぶんマルチタスク部分。iPhoneでTwitter見ててSafariで開いて戻ってというのはちょっと煩わしい部分もある。このへんはどこかで解決できるかな。あとはアプリの数や買いやすさ、使いやすさからみても、まだiPhoneに軍配が上がる。

ただAndroid端末の「基準」が出てきたことで、以後の端末はこれ以下ではダメということになるかもしれない。そしてやっぱり一番キツそうなのは、デモビデオは格好良かったのに実際にはちぃとも動いてなかったソニエリ・アンドロイド、XPERIAか。w UIはともかくとして、あの実機の動きを見ると買う人いるのかね……とちょっと思ってしまう。いつかのWalkmanがnanoに粉砕されてしまったときのよーな事態にならないことを祈る。w
#かなり中身は改善されてきているよーですが

さてnexus one、SBMという噂も出てきていて、それならちょっと考えてもいいかなという。でもどーせならSIMフリー版にして、あちこちで入れ替えて使いたいかもね。香港?w

Written by ei

1月 7th, 2010 at 1:39 pm

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アバター 3D(imaxシアター)

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neytiri.jpg あー、やっぱり美和ちゃんに似てる気がする。(笑)

昨年末に引き続き、AVATARを鑑賞。今回は環境も万全に整えて、ということで川崎の109シネマズまで足を伸ばし、実は初体験のIMAXシアターで3D版を観ることに。前回、2Dでストーリーと全体像を掴むことに主眼を置いていたので、今回は3D技術の現時点での最高点を観てこようというわけ。あ、もちろん2Dであれだけ引き込まれたのだから3Dならもっと凄いかも、というのを期待もして行ったわけだ。

ストーリーやキャストは前回のを見てもらうとして、皆が言う「ナウシカな……」「ラピュタな……」「宮崎映画的」という話がどーもよくわからなくて、どこでそーいう感想が出てくるのかを考えながら観てた。なるほど、「あなたは殺しすぎる」っていうところがナウシカで、空飛ぶ山脈がラピュタで……って感じですか。

ガイア理論なんてのは1960年代に生まれて、SF的基礎知識として常に出てくる背景。ナウシカも「もののけ姫」も(もののけ姫はどちらかというと八百万の神かなぁ)そーいうガイア理論を基にしたSFだから、そこを「宮崎的」というのは間違いというか、つまりSFをあまり知らない日本人に分かりやすく例えるならそーいう感じということになるのかと。
空飛ぶ山脈なんてのも大昔、スターログに載ってたイラストで見た記憶がある。と思ったら、確かにロジャー・ディーンというイラストレーターの描く世界がパンドラによーく似ているなんて話も出ていたり。そーか、やっぱり皆同じコトを考えるんだな。
個人的には竜を乗りこなすところなどは「パーンの竜騎士」シリーズを思い出させたし、「お馬鹿な海兵隊」はエイリアン2のあいつらをそのまま連れてくればいいなとか。そしてやっぱりアメリカ……いや、白人たちが自分の価値観を正義だと主張して、他の何も認めないという横暴な姿勢に、ネイティブ・アメリカンを滅ぼし、中東に侵攻した彼らの傲慢さを感じざるを得なかったり。

さて今回のポイントは3D上映はどーなのかという点。一言で述べるなら「違和感なく立体的に見せるかにこだわった」映像と言おうか。今まで観た3D映画は常にその特性を使って目の前にものを浮かべたり、こちらに飛び出してくるものを使って驚かせるという使われ方が多かったように思う。しかしアバターではそのような「手を出して触ってみよう」というものや、驚かせ的な要素ではなく、ふつーに物を立体的に見せようとしている。多くの人が「奥行きのある3D」と言っているが、つまりあらゆる物が3D的な見え方をしている感じ。平面から盛り上がっているというか、奥行きをつけているというか。
なので逆に2Dとの差があまり大きくない。3Dである必要がないというか(笑)、3Dで目が疲れる人は2Dで観ても十分に楽しめるものになっている。現時点での最高到達点であることは否定しないが、倍以上の値段を払ってIMAXシアターで観る価値があるかと言われればそーでもない。(笑)もちろんそんなに価格差がなければ良いのだろうが、遠出して、映画の日に2200円を払うほどではない気がする。
もー少し映像の中に入っていけるかなというのを期待しただけにちょっと残念。ま、それは現在の技術では無理なのか、それともIMAXシアターがシネコン用の小さいヤツだからダメなのかはわからないけど。

観ながらぼーっと考えてたのは、いよいよ「パーンの竜騎士」シリーズの映画化ができそうじゃん、ていうこと。あのシリーズは読む度に、キャストを頭の中で充てて考えてたもんだ。やらないかなぁ。w

Written by ei

1月 2nd, 2010 at 3:38 pm

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謹賀新年

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nenga2010.jpg

明けました。おめでたい。ことしもよろしくお願いします。
今年の自分のテーマは「Go for it!」。とにかく前進。思い切って進む。そーすることで見えてくること、分かることがたくさんあるはず。そんな想いで、この1年も頑張って行きます。
いつでも前のめり。w お仕事もいつでもお受けしますので、FileMaker関連のお仕事、Appleプロダクトの記事など、いつでも声をかけていただければと。よろしくお願いします〜。w

今年はタブレットとかやっぱり新型iPhoneとか「想像もつかない毎日」が過ごせるかも?やー、楽しみ。(^-^)

Written by ei

1月 1st, 2010 at 10:49 am

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