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Runnin' Wild

Archive for 1月 2nd, 2010

アバター 3D(imaxシアター)

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neytiri.jpg あー、やっぱり美和ちゃんに似てる気がする。(笑)

昨年末に引き続き、AVATARを鑑賞。今回は環境も万全に整えて、ということで川崎の109シネマズまで足を伸ばし、実は初体験のIMAXシアターで3D版を観ることに。前回、2Dでストーリーと全体像を掴むことに主眼を置いていたので、今回は3D技術の現時点での最高点を観てこようというわけ。あ、もちろん2Dであれだけ引き込まれたのだから3Dならもっと凄いかも、というのを期待もして行ったわけだ。

ストーリーやキャストは前回のを見てもらうとして、皆が言う「ナウシカな……」「ラピュタな……」「宮崎映画的」という話がどーもよくわからなくて、どこでそーいう感想が出てくるのかを考えながら観てた。なるほど、「あなたは殺しすぎる」っていうところがナウシカで、空飛ぶ山脈がラピュタで……って感じですか。

ガイア理論なんてのは1960年代に生まれて、SF的基礎知識として常に出てくる背景。ナウシカも「もののけ姫」も(もののけ姫はどちらかというと八百万の神かなぁ)そーいうガイア理論を基にしたSFだから、そこを「宮崎的」というのは間違いというか、つまりSFをあまり知らない日本人に分かりやすく例えるならそーいう感じということになるのかと。
空飛ぶ山脈なんてのも大昔、スターログに載ってたイラストで見た記憶がある。と思ったら、確かにロジャー・ディーンというイラストレーターの描く世界がパンドラによーく似ているなんて話も出ていたり。そーか、やっぱり皆同じコトを考えるんだな。
個人的には竜を乗りこなすところなどは「パーンの竜騎士」シリーズを思い出させたし、「お馬鹿な海兵隊」はエイリアン2のあいつらをそのまま連れてくればいいなとか。そしてやっぱりアメリカ……いや、白人たちが自分の価値観を正義だと主張して、他の何も認めないという横暴な姿勢に、ネイティブ・アメリカンを滅ぼし、中東に侵攻した彼らの傲慢さを感じざるを得なかったり。

さて今回のポイントは3D上映はどーなのかという点。一言で述べるなら「違和感なく立体的に見せるかにこだわった」映像と言おうか。今まで観た3D映画は常にその特性を使って目の前にものを浮かべたり、こちらに飛び出してくるものを使って驚かせるという使われ方が多かったように思う。しかしアバターではそのような「手を出して触ってみよう」というものや、驚かせ的な要素ではなく、ふつーに物を立体的に見せようとしている。多くの人が「奥行きのある3D」と言っているが、つまりあらゆる物が3D的な見え方をしている感じ。平面から盛り上がっているというか、奥行きをつけているというか。
なので逆に2Dとの差があまり大きくない。3Dである必要がないというか(笑)、3Dで目が疲れる人は2Dで観ても十分に楽しめるものになっている。現時点での最高到達点であることは否定しないが、倍以上の値段を払ってIMAXシアターで観る価値があるかと言われればそーでもない。(笑)もちろんそんなに価格差がなければ良いのだろうが、遠出して、映画の日に2200円を払うほどではない気がする。
もー少し映像の中に入っていけるかなというのを期待しただけにちょっと残念。ま、それは現在の技術では無理なのか、それともIMAXシアターがシネコン用の小さいヤツだからダメなのかはわからないけど。

観ながらぼーっと考えてたのは、いよいよ「パーンの竜騎士」シリーズの映画化ができそうじゃん、ていうこと。あのシリーズは読む度に、キャストを頭の中で充てて考えてたもんだ。やらないかなぁ。w

Written by ei

1月 2nd, 2010 at 3:38 pm

Posted in Movies,Roadshow

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