Archive for 2月, 2015
EOS M3は現EOSユーザーこそ使うべき!
まーシークレットだったからからなぁ。でもコレ、なかなかですよね。Canonの一眼ユーザーがちょっと使いたいサブカメラにするには非常にいいと思うな。
CP+を目前にして各社からいろいろと新機種が発表されている中、Canonも一気に切り替えてきた(その点Nikonは……マイペースですね)。そんなタイミングでのCanonイベントで触らせてもらったのはCanonミラーレスの第三弾、EOS M3。今回はしっかり「ハード」な方向に振ってきた。これまでのM2も併売するらしいので、これは棲み分けできそうな感じ。
例えばこのダイヤルセット。これまでモードダイヤルだけだった部分に露出とそれ以外にもうひとつのダイヤルを付けている。マニュアル操作時はここを使ってF値やシャッタースピードを操作できるというわけで、一眼ユーザーなら慣れれば非常に使いやすいはずだ。そして底面のNFCは対応ケータイと簡単に接続したり、今回実機は見ることができなかったが1TBのストレージを搭載したコネクトステーションに置くだけで繋がる。このへんの取り組みはNikonにはできない部分だなぁと思う(いい意味でも悪い意味でも)。
もちろんその他の機能も充実で、APS-C 2420万画素のCMOSセンサーにDIGIC 6。これまでちょっと遅かったオートフォーカスがハイブリッドCMOS AF IIIで早くなっていたり、本体内の画作りがさらに良くなっていたり。
今回のタッチ&トライで印象的だったのは、まさにCanonオールスターズが揃った部屋で好きなレンズを使い放題だったこと。レンズとカメラの全機種が並んだ部屋で、M用のマウントアダプターを使ってEOSレンズをどれでも付けて撮影できるという……。つまり右側みたいになるわけですね。(笑)
実はEOS MシリーズはNikonユーザーにとってはちょっとうらやましい機種でもある。Nikonのミラーレス、Nikon 1もそりゃマウントアダプターを付けて使うことができるけど、倍率が2.7倍。10mm付けても27mmっていうのはちょっと使いにくいわけですよ。それに対してMシリーズはAPS-Cなので1.5倍と実用レベル。フルサイズユーザーのサブにするのに最適なわけだ。今回のM3の狙いは間違いなくそこ。フルサイズユーザーの2台目だろーなと。
それはM3デビューキャンペーンの内容にも見て取れて、まずEVFキットがある。EVF、単体で買うと33,000円もするものが+3,000円くらいだそーで、最初に買うならこれがいいかも。さらにマウントアダプターを買うとキャッシュバックもある。つまりEVFキット+マウントアダプターまではまとめて買おうねってこと。価格的にもこれらを同時購入した方がかなーりお得。
EOSユーザーでデカいの振り回してるだけじゃなーって人にはオススメできる機種。発売は3月下旬てことでもう少しあるので悩んでみては?
Thai Day2:アユタヤ
今回の旅のハイライトはここですな。これだけの文明がなんで滅びちゃったんだろうなぁ。
2日目はアユタヤへ。ここは14世紀から18世紀半ばまで続いたアユタヤ王朝のあった場所で、バンコクからは電車で2時間弱、タクシーやバスで1時間ちょっとの距離にある。詳しくはWikiあたりを見てもらうとして、アンコールワットのあるクメール文化の影響が強い、美しい寺院が……かつてあった場所だ。それらはすべて破壊され、仏像の首は跳ねられ、バラバラになっている。「瓦礫の山」「レンガの塊」と興味を示さない人もいるそうだが、写真を撮る身にしてみればここは撮影スポットの宝庫。朽ち果てた寺院の姿には感動を覚える。
最初に見たのはワット・ラチャブラナ。現在メインの寺院は修復中らしい。この手のものはどこまで直したものかというのもあるよなーと思いつつ、地下の壁画なんかに感動したり。
そしてトップ画像の、木の根に覆われた仏頭が有名なワット・マハタート。そう、これもまた戦禍のあと。広い寺院内にはいくつかしっかりした仏像もあるが、それらは現代になって修復されたもの。寺院の高い壁の上にあるレリーフまですべて破壊尽くされている様は、戦争の悲惨さが伝わってくる。空しさしか残らない。
そして3つの仏塔で有名なワット・プラシーサンペット。他の寺院に比べて比較的しっかりと形が残っていて、どのような文明だったかがわかりやすい。すぐ横にはアユタヤ王宮も。
この翌日、バンコク市内で現在の王宮と寺院を見て回ってさらに衝撃を受けたりするんだけどまぁそれは明日。とにかくここはいい。駆け足で数時間で見て回ったものの、まだ見れてないところもあるし、ライトアップする寺院もあるそーな。やっぱりこれは夜景撮影用の装備なんかも揃えてもう一度、今度は泊まりでくるしかあるまい。3日いると飽きそうだけど、一泊二日でゆっくりはアリだなー。
Thai Day1:水上マーケットとメークローン駅
タイ着は31日の夜だったので、2/1が観光初日。まー実に観光地でありましたことよ。
この日は我々を「呼んだ」(笑)kawaさんも合流して、タイの西部へ。水上マーケットと線路上マーケットを撮影に。現地まで行くにはいろいろと手段はあるらしいけど、3人いればタクシーの方が便利だろうってことでタクシーと交渉することに。タイのタクシーの多くはこちらが観光客だと知っててぼってくる。現地人(笑)なkawaさんに交渉を任せて3台目でよーやくゲット。片道だけの予定で捕まえたんだけど、結局往復走ってくれることになった。ちなみに高速飛ばして片道1時間ちょっとかかるところを往復で2000バーツ。3で割るから一人2400円程度ってところ。200キロを超える距離と考えればまぁ安いよね。
水上マーケットはホントに観光地で、ボートに乗ってるのはほぼ観光客。エンジンは車のものをそのまま取ってつけてあり、これが右の写真の水路を爆走する。ちょっとしたジェットコースターみたいなアトラクション……あ、ジャングルクルーズか、そうか。
こんな感じでボートに乗った人たちが品物を売ってたり、岸のお店で買ったりするんだけど、見事に観光地価格。Tシャツ1枚、バンコクで買うと100バーツのものを600バーツとか平気で言う。(笑)ただ考えてみればそれくらいのお金はタイの経済を回すという意味で、観光客は出すべきって気もするわけで、でもそれでまた観光地の品物の価格が上がっていくってのも悪循環だし。ここらへん、考え方ですかね。
さて観光地に疲れた一行は、続いて最近では有名になった線路の上で商売しているマーケット、メークローン駅へ。右側、人がいっぱいいるけどこれが駅舎。真ん中に線路あるよね。ここに列車が入ってくるというわけ。
普段は左のようにテントが張られていて、線路上を人が歩いてモノを買うわけだが、列車が来る時間になると一変。左右のお店が品物を片付け始め、テントも取り払われて……線路、見えましたね(それ以上に観光客がたくさんいるのがわかるけど)。
そしていよいよ列車が!わーい、怖い。(笑)カメラ構える観光客の間を警笛を鳴らしながら走ってくる。ギリギリ。あ、ちなみに俺、写真撮ってたらはみ出してたみたいで警笛鳴らされまくり、列車と追いかけっこしてしまいましたよ。(笑)いやぁ、しかし面白かったなぁ。
こちらの方は列車が来る時間が限られていることもあって、まだ市場の雰囲気がしっかり残っていていい感じ。ただこれから先はわからないなーと。外貨を稼ぐためにはそこにお金を落として行く人たちが必要で、それはつまり観光地が必要なのだよね。このバランスが上手に保てるかというところが、これからのタイの課題なのかもしれず。
タイ〜ベトナムに行ってきました!
やっぱり一番良かったのはアユタヤ遺跡。圧倒的でした。
てことで1/31から2/4まで(帰国は5日早朝)、タイへ行ってきた。それぞれの写真はまたアップしていくとして、全体的な旅の印象など。
まずタイ。今日みたいな寒い日では気温差30度という冷蔵庫の中と真夏の炎天下の差。でも乾期なので蒸し暑さはなく、夜は涼しいくらいで過ごしやすかった。初日は市場巡り、2日目にアユタヤ、3日目に市内観光。
ま、今回のハイライトはやっぱり圧倒的にアユタヤ遺跡ですな。凄い、の一言。3日目の市内観光で王宮とかの寺院を見て、朽ち果てたアユタヤの寺院はこんな姿だったんだと思うとさらに感慨深く。とにかくどこをとっても撮影スポット満載、考えてしまうことも多く(破壊し尽くされた仏像などを見ていると胸が痛くなる)、ここはバックパッカー旅行でいいから2、3日いたい場所だなーと。
タイのイメージは「なんでもあり」な国。富裕層と下層の差が激しく、街にはコピー品があふれ、女性でさえ本物かどうか見分けられない。(笑)でもパワーはあるし、これから面白そうな国でもある。贅沢言わなきゃTシャツと下着は500円程度で手に入るので、次回は最低限の装備で行くことにしよう。
2/4は乗換のためにベトナムに半日。こっちはさらになんでもありで、まさに「混沌のアジアへようこそ!」という印象。大きな通りでさえ信号がなく、激走してくる車やバイクの間を縫って渡るのはすげー怖い。写真のよーな状況でも信号なしで渡る。市場の近くにThe North Faceのコピー製品がヤマのように並んでいたり(自分が買ってるモノが本物だという自信が持てなくなってしまった(笑))。でもフォーは美味しかったなぁ。
混乱するのはベトナムの通貨、ドン。1ドンは0.005462円。1円は183.09ドン……といわれてもまったくピンとこなくて、値切りが基本な市場での交渉もまったくアタマがついていかなくて言い値で払っちゃったり。衛生面や安全面でかなり不安はあるものの、まだまだ見れるところがありそうな街ではある。もう一度……は、ひょっとしたらあるかもしれない。
まぁそんな訳でいろいろ刺激的で楽しかったー。先に簡単なまとめってことで、個別記事はまたアップしていきますー。