Archive for 2月 8th, 2015
EOS M3は現EOSユーザーこそ使うべき!
まーシークレットだったからからなぁ。でもコレ、なかなかですよね。Canonの一眼ユーザーがちょっと使いたいサブカメラにするには非常にいいと思うな。
CP+を目前にして各社からいろいろと新機種が発表されている中、Canonも一気に切り替えてきた(その点Nikonは……マイペースですね)。そんなタイミングでのCanonイベントで触らせてもらったのはCanonミラーレスの第三弾、EOS M3。今回はしっかり「ハード」な方向に振ってきた。これまでのM2も併売するらしいので、これは棲み分けできそうな感じ。
例えばこのダイヤルセット。これまでモードダイヤルだけだった部分に露出とそれ以外にもうひとつのダイヤルを付けている。マニュアル操作時はここを使ってF値やシャッタースピードを操作できるというわけで、一眼ユーザーなら慣れれば非常に使いやすいはずだ。そして底面のNFCは対応ケータイと簡単に接続したり、今回実機は見ることができなかったが1TBのストレージを搭載したコネクトステーションに置くだけで繋がる。このへんの取り組みはNikonにはできない部分だなぁと思う(いい意味でも悪い意味でも)。
もちろんその他の機能も充実で、APS-C 2420万画素のCMOSセンサーにDIGIC 6。これまでちょっと遅かったオートフォーカスがハイブリッドCMOS AF IIIで早くなっていたり、本体内の画作りがさらに良くなっていたり。
今回のタッチ&トライで印象的だったのは、まさにCanonオールスターズが揃った部屋で好きなレンズを使い放題だったこと。レンズとカメラの全機種が並んだ部屋で、M用のマウントアダプターを使ってEOSレンズをどれでも付けて撮影できるという……。つまり右側みたいになるわけですね。(笑)
実はEOS MシリーズはNikonユーザーにとってはちょっとうらやましい機種でもある。Nikonのミラーレス、Nikon 1もそりゃマウントアダプターを付けて使うことができるけど、倍率が2.7倍。10mm付けても27mmっていうのはちょっと使いにくいわけですよ。それに対してMシリーズはAPS-Cなので1.5倍と実用レベル。フルサイズユーザーのサブにするのに最適なわけだ。今回のM3の狙いは間違いなくそこ。フルサイズユーザーの2台目だろーなと。
それはM3デビューキャンペーンの内容にも見て取れて、まずEVFキットがある。EVF、単体で買うと33,000円もするものが+3,000円くらいだそーで、最初に買うならこれがいいかも。さらにマウントアダプターを買うとキャッシュバックもある。つまりEVFキット+マウントアダプターまではまとめて買おうねってこと。価格的にもこれらを同時購入した方がかなーりお得。
EOSユーザーでデカいの振り回してるだけじゃなーって人にはオススメできる機種。発売は3月下旬てことでもう少しあるので悩んでみては?
Thai Day2:アユタヤ
今回の旅のハイライトはここですな。これだけの文明がなんで滅びちゃったんだろうなぁ。
2日目はアユタヤへ。ここは14世紀から18世紀半ばまで続いたアユタヤ王朝のあった場所で、バンコクからは電車で2時間弱、タクシーやバスで1時間ちょっとの距離にある。詳しくはWikiあたりを見てもらうとして、アンコールワットのあるクメール文化の影響が強い、美しい寺院が……かつてあった場所だ。それらはすべて破壊され、仏像の首は跳ねられ、バラバラになっている。「瓦礫の山」「レンガの塊」と興味を示さない人もいるそうだが、写真を撮る身にしてみればここは撮影スポットの宝庫。朽ち果てた寺院の姿には感動を覚える。
最初に見たのはワット・ラチャブラナ。現在メインの寺院は修復中らしい。この手のものはどこまで直したものかというのもあるよなーと思いつつ、地下の壁画なんかに感動したり。
そしてトップ画像の、木の根に覆われた仏頭が有名なワット・マハタート。そう、これもまた戦禍のあと。広い寺院内にはいくつかしっかりした仏像もあるが、それらは現代になって修復されたもの。寺院の高い壁の上にあるレリーフまですべて破壊尽くされている様は、戦争の悲惨さが伝わってくる。空しさしか残らない。
そして3つの仏塔で有名なワット・プラシーサンペット。他の寺院に比べて比較的しっかりと形が残っていて、どのような文明だったかがわかりやすい。すぐ横にはアユタヤ王宮も。
この翌日、バンコク市内で現在の王宮と寺院を見て回ってさらに衝撃を受けたりするんだけどまぁそれは明日。とにかくここはいい。駆け足で数時間で見て回ったものの、まだ見れてないところもあるし、ライトアップする寺院もあるそーな。やっぱりこれは夜景撮影用の装備なんかも揃えてもう一度、今度は泊まりでくるしかあるまい。3日いると飽きそうだけど、一泊二日でゆっくりはアリだなー。