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Runnin' Wild

きみがぼくを見つけた日

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原題:”The Time Traveler’s Wife”(2009)

時間旅行モノはなぜかラブストーリーになることが多いですなー。てことでレイチェル・マクアダムス特集は4本目。タイムトラベル物は2本目。(笑)

6歳のとき、母と一緒の車に乗っていて交通事故にあったヘンリー。そのとき彼の身体は一瞬消え、現れたときには母だけが乗った車が後続の車に激突していた。そのとき傍らに現れた青年は、いずれすべてわかるとだけ言い残して去って行く。成長したヘンリーは図書館で資料を探しているクレアに出会う。クレアは彼に会った瞬間から彼のことを認識してとても親しげに話をするが、ヘンリーは彼女に会ったことがなかった。

タイムトラベル物は「ちゃんと出来てる」(タイムパラドックスを上手に処理するという意味)と傑作になることが多い。この間の「アバウト・タイム」も良かったし、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」もラストシーンさえなければ傑作だった(あくまであのラストは認めない)。この映画も自分の力で行き先を制御できないという設定を上手に使っていて、結婚式にその時間の彼ではなく未来の彼が代わりに現れたり、2人の間の子供が遺伝で同じ能力を持っているために生まれない(勝手にタイムトラベルをしてしまうので)など、笑えるものからそうでないものまで、いろいろな障害を乗り越えていく2人の愛の姿が描かれた良い映画だ。

今作のレイチェルもとても美しく魅力的。彼女は躍動的で意志のある役柄をしているときはとても輝いているなぁと。ま、それはこれまで見てきたどの映画でもそーいう役柄だったので(「パッション」のときは唯一違うイメージか)、キャスティングする側もわかってやってるってことでしょうね。

タイムトラベラー ヘンリーにはエリック・バナ。過去へ未来へ忙しく飛び回り、年齢も出てくるときでまちまちと難しい役どころ。あと娘のアルバの4歳のときと9歳のときの2人がそっくりで、あとでキャストを見たら同じ名字。ああ、姉妹なんだなと(納得)。
監督はロベルト・シュヴェンケ。「フライトプラン」とかは良かったけど、「R.I.P.D.」は酷かった……。 次回作はあの「ダイバージェント」の続編、”Insurgent”です。

タイムトラベルもゾンビと同じく、SF的テーマではなく要素のひとつになってきたのだなぁと(ゾンビは「モンスター」ではなく「状況」)。時制の間違っていないものを作ってくれるならそれでいいです。w

Written by ei

11月 5th, 2014 at 12:21 am

Posted in DVD,Movies

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One Response to 'きみがぼくを見つけた日'

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  1. ”The Time Traveler’s Wife”(2009)を見たことがなかったです。この記事を見て、時間があれば絶対に探して見ることにします。シェアしてくれてありがとうございます。

    匿名

    6 11月 14 at 18:43:00

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