若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

ドラキュラZERO

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原題:”Dracula Untold

小学校時代、友達に「ドラキュラだー」と噛み付いた(そして親が学校に呼び出され、噛み付いた子の家に謝りに行ったw)俺にとって、ドラキュラはとーっても馴染みのあるキャラクターで。(笑)あの頃から変な子供だったんだな、俺。

15世紀、トランシルヴァニアのワラキア国を治めるブラドは、かつてブラド・ツェペシュ(ブラド串刺し公)として恐れられた男。戦って倒した敵を串刺しにして晒し、相手の戦意を喪失させることこそその狙いだった。今は平和に暮らすワラキアだったが、オスマン帝国からの使者が貢ぎ物と子供たちを差し出せと迫る。強大なオスマン帝国に対抗するために、ブラドは自らの命をかけて山に棲むという魔物の力を借りようとするが……。

ブラド・ツェペシュ、かつて実在したこの人物は実際に串刺し公と呼ばれ、ブラム・ストーカー版「ドラキュラ」のモデルと言われる人物。オスマン帝国を撃退した強い、冷徹な君主だったと言われる。そんな話を読んだのは確か中学くらいの頃で、実在したドラキュラ城からそこにいた男を追うというドキュメンタリーだった(これドラキュラ伝説―吸血鬼のふるさとをたずねて (角川選書)
でした)。非常にわかりやすく、面白い本だったのを覚えている。

それ以前、俺の中のドラキュラと言えばクリストファー・リーの映画版。怪しい力を持ち、美女の生き血をすすって生きる人外のモノ。でもそれはなぜか恐れではなく憧れだった。以後も小説や映画の様々な場面でヴァンパイアが登場するたび、なぜかわくわくしてしまう(アンダーワールド、大好きですw)。今やヴァンパイア的な生活時間を手に入れた自分(笑)にとって、それは宿命だったのかもしれない。

話が脱線した。w ま、そんなわけでこの映画では、ブラドという「人間」がヴァンパイアとして力を手に入れ、永遠の時間をさまようことになるきっかけを描くラブストーリー。いや、愛ゆえにという点で言えば間違いなくラブストーリーだ。この手の昔のキャラクターを復活させるのは流行ってるのか、先月あたりも「アイ・フランケンシュタイン」(見損ねた(T-T))とかやってたし。まぁ強力なキャラクターに外れなしという点では、映画にしやすい題材ではあると言える。

ブラドにはルーク・エヴァンス。「ホビット」のバルド役で活躍中の彼、予定作品にあの呪われた映画”The Crow”のリメイクらしきものがあるのが気にかかる。奥さん役にはサラ・ガドン。マスター・ヴァンパイアにチャールズ・ダンス、なんですけどね。この人、2015年の予定作に”Childhood’s End”のカレルレン役ってあるですよ……。と、とうとう「幼年期の終わり」がTVドラマ化されるのかっ!(胸熱)どっかにあったかな、読み直してみるかな……。
監督はゲイリー・ショア。この映画が長編1本目。

そして物語は続くみたいな終わり方をしていて、それはまるで「アンダーワールド」な世界かもしれないので、まぁ続編は売れたらできるかもねーとか。……ちょっと弱いかな。(^-^;)

Written by ei

11月 4th, 2014 at 2:59 am

Posted in Movies,Roadshow

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