PROTREK PRW-3000と箱根ツアー
年に1回くらい?の割合でハイキングのよーな企画があるモノフェローズ。今回はカシオのPROTREK PRW-3000という最新プロトレックと行く箱根。下界と山の天気が違いすぎてもー写真撮るどころじゃありませんでしたよ。(泣)
さていつものよーに最初は座学。プロトレックの歴史や開発の歴史を聞く。俺が使ってたのはもう10年以上も前で、形で言えば初代PROTREK(ファーブルモデルっていうアナログ針のスペシャルエディション)。今のは3代目にあたるそーな。大きさも初代はゴツくていかにもーな作りだったのが、最新の第3世代では非常にコンパクトになっている。大きさで言えばBaby-Gと変わらないんだとか。
かといって性能が落ちてるかといえばそーではなくて、消費電力が非常に抑えられているのでソーラーパネルで運用できてトリプルセンサーもそのまま。高度計も1秒単位で計測が可能。表示がシンプルなのはちゃんと理由があって、「見たときに必要な情報がちゃんと見れること」を目指したそうだ。ボタンの大きさも「グローブを着けたままで操作できること」を前提にデザインされている。このへん、開発陣がちゃんと登山を経験した上で考えていることが窺える話だ。
登山家の竹内洋岳氏がヒマラヤ登山に使った貴重なPROTREKも見せてもらった。アナログのが格好いいんだよなー。高度などを示すのに4本の針を使っているなど工夫もあり、ボタンを押すと針がぎゅーんと動いていく様はメカ好きにはたまらないですな。
PROTREKは見かけのかっこよさよりも「登山のための本格派ギア」としての役割を重視してるんだなーというのが実感。そーいう方向性で言えばコンパクトで機能的で実にいい時計だ。
ただこれだとふつーの時計として売るのはなかなか難しいのも事実。質実剛健と言えば聞こえはいいが、マスに売りたいなら工夫が必要だろう。G-SHOCKの遊びを取り入れるとか、あるいは最近流行のスマートフォンと連携できる機能を加えることはできないだろーか。バッテリとの兼ね合いや大きさを犠牲にすることになるけど、例えばGPSセンサーを内蔵してBluetoothやNFCでデータを転送できるよーにするとか、カメラと連携して位置情報を書き込む機能とか。本格的なギアではなく手軽に使って便利な機能を内蔵するだけで、例えば散歩するだけの人も使いたいと思えるよーな機能を実装できるといいかなと。
カシオはすでにG-SHOCKにBTを導入しているので、それは研究したいというのは開発陣も語っていた。期待したいところだ。
座学が終わると午後はいよいよプロトレックを着けて箱根に出発ー。当日はうだるよーな暑さだったが、まぁとにかく進まねばと、小田原から箱根登山鉄道、ケーブルカー、ロープウェイと乗り継いで一路山登りへ。
プロトレックを高度計にしておくと、1秒単位でどんどん高度が上がっていって面白い(計り始めは1秒ごと、数分後に5秒ごとに変更)。「リセット」ボタンがあるので、例えば強羅の駅でリセットをかけておくと、設定した位置からどれくらい上がったかも確認できるようになってる。高度計とコンパスと地図があれば、登山をやってる人なら真っ暗になっても下山できるのだそーな。
最後のロープウェイに乗り、さぁ景色の良い写真を撮るぞ〜!と思った、ら。山ひとつ越えたところから一面に広がる真っ白な霧、というか雲。(号泣)この日は雲が結構低くて、大涌谷の付近はもう何も見えないレベルだったのでした。お、俺のせいじゃないんだからねっ(嘘)。
それでもこの中を歩いて150mほど下りていく参加者の面々。下界の天気が嘘のように寒い。こーいうことがあるから山って怖いのなーとも思いつつ、姥子駅からまたロープウェイやケーブルカーで下界へ。すでにロープウェイから見る景色が晴れていたことは内緒だ。(内緒になってない(泣))
ということでイベント終了後はプロトレックを借りて帰ることに。iPhoneが出て以降、ほとんど時計をしていない俺としては久しぶりの腕時計。これはぜひ東京スカイツリーに登るしかっ!(行けるかなぁ)
お疲れ様でした&ありがとうございましたー>参加者の皆様。