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写真の位置データはiPhoneで取ろう 後編 Aperture内だけで位置情報を使う

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つまりこのシリーズ最初のイメージ、あれがApertureの画面なんだよねー。そう、ApertureはGPXデータを読める。しかもAperture内部だけで利用できる。

あまり知られていない事実だが、ApertureはGPXのトラックデータを読み込んでルートを表示。その上に写真をドラッグ&ドロップすることで、トラックの時間に応じた場所の位置データを写真に割り当てることができる。そしてポイントは、この位置データはAperture内でのみ使われ、オリジナルの写真には反映されないという点だ。

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※クリックでオリジナルサイズ

手順を追って見てみよう。まず写真を読み込んだプロジェクトを選んで右上の表示方法で「撮影地」を選ぶ(1)。すると写真のサムネイルの上に「GPS」というドロップメニューが表示されるので、ここで「GPSトラックを読み込む」を選び(2)、Dropboxに保存されているGPX MasterのGPXデータを読み込もう。

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すると前編のイメージのように地図上にGPSのログデータがルートで表示される。さらに「GPS」から「トラックの時間帯」を選択、日本標準時に合わせてやると、トラック上の時間が実際に移動した時間に変更される。

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そこで表示されたトラック上にサムネイルの写真をドラッグ&ドロップ。ドラッグ&ドロップした写真にピンが立って位置情報が付く。表示時間はトラック上の時間と写真の時間の差を表しているので、「0時間0分」の位置が正しい撮影位置になる。さらに「取り込み時間に基づいて写真の位置情報を自動的に割り当てます」というダイアログが表示されるので、「割り当てる」を選択すればプロジェクト内の残りの写真にも位置情報が自動的に割り当てられる。その日の撮影写真に全部ピンが立ったらOKだ。

ap_06.png これで「Aperture内では」位置情報を使った写真の整理が可能になる。あくまでもAperture上のデータで、右のように元の画像をプレビューで表示してもGPSのタブは表示されていないのがポイント。つまりGPSデータは元画像には埋め込まれていない。これでオリジナルデータを誰かに渡しても撮影ポイントはわからなくなるというわけだ。

位置情報を写真ファイルに埋め込むかどーかってのはプライバシーの問題ではなく、あくまでも写真整理のためのツールだという結論は変わらない。ただそれでも気になるというなら、このような方法を使えば整理用のタグのひとつとしてソフト内だけで使うこともできる。どーしてもプライバシーガーな人はこの方法で位置情報を活用してみてはどうだろうか。

個人的にはやはり位置情報は写真に埋め込んでおく方が便利だと思う。この方法だと例えばApertureからLightroomなど他のソフトに乗り換えたときには位置情報が使えなくなるし、Apertureのライブラリが壊れてしまって作り直すときには、すでに保存していたGPXデータもなくなっているかもしれないからだ。便利な方を選ぶなら、中編のファイルに直接埋め込む方法がオススメだ。

てことで結論は、もーiPhoneをGPSロガーにしちゃおーぜーってこと。iPhoneを持っていれば追加予算はわずかに85円。コストパフォーマンスも含めて圧倒的です。w

Written by ei

5月 8th, 2013 at 1:02 am

Posted in Apple,Camera,iPhone,Mac

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