若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

Archive for 9月, 2009

サブウェイ123 激突

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pelham123.jpg

原題:”The Taking of Pelham 1 2 3

うーん、ちょっと消化不良な感じでもったいない。キャストも設定もしっかりしてるのになぁ。もう少し捻れば傑作になってたと思うんだが……。

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Written by ei

9月 6th, 2009 at 12:12 pm

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神と悪魔の遺産

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神と悪魔の遺産〈上〉―始末屋ジャック (扶桑社ミステリー)
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神と悪魔の遺産〈下〉―始末屋ジャック (扶桑社ミステリー)
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いよいよこの作品で本格復活する始末屋ジャックシリーズ。シリーズ第2作目となるこのお話はホラーではなくアクション活劇に近く、とりあえずファンに対する「ただいま!生きてたよ!」(まぁそれは「ナイトワールド」に出てくるのだから生きてるんだが)という挨拶なのかもと。いつもと同様、テンポの良い面白いお話に仕上がっている。

あの戦慄のラコシとの戦いになんとか生き延びたジャックの元に新たな依頼が舞い込んでくる。亡くなった父が残した家を相続したはずの女医アリシアが、「あの家を燃やして!」というのだ。家に近づくのさえいやだというアリシア、その家を言い値で買い取るという腹違いの兄、さらにその後ろに見え隠れする謎の集団。そしてこの家に関わった者たちがすでに何人も死んでいた。……果たしてこの家にはどんな秘密が?

前回のような「怪物」と戦うと言った派手さはないもののちゃんとミステリー仕立てになっており、その中でもちろんジャックは大活躍する。ジャックの悪癖とも言える「好奇心」が、関わるのは止めた方がいいと始末屋の本能が知らせる事件さえもその「謎」を知りたいがために首を突っ込んでしまう。さらに悪に対する怒りが、彼を突き動かすというところは変わっていない。
さらに始末屋ジャックシリーズは2作目以降、ちょっとずつ社会現象に対する作者の見方をジャックを通して教えてくれるようになっている。この作品の中では「コカイン中毒になった親から生まれるエイズの子供たち」という大きな問題を描き、特に人々のエイズに対する偏見(というかこれは未知のモノに対する恐怖なんだろうけど)を悲しむ。F.ポール・ウィルスン、実は本職は医師。エイズがどういうものかを知っているからこそ、彼=ジャックは無垢な子供たちの苦しみを嘆くのだろう。そして世の中の人の無理解をなんとか正したいという想いがあるのかもしれない。

最終的にお話はある意味SFな方向へ進むのだが、この作品はほぼハードボイルド・アクションと言っていい。一作目で彼がどうなったかが気になっていた人は、彼の帰還を一緒に喜ぼう。

Written by ei

9月 5th, 2009 at 1:24 am

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マンハッタンの戦慄

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マンハッタンの戦慄〈上〉 (扶桑社ミステリー)
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5 もっと人気出てもいいのに
5 ハードボイルド

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おすすめ度の平均: 5.0

5 もっと人気出てもいいのに
5 ハードボイルド

ということで「始末屋ジャック応援月間」、やはり読まなきゃ始まらないということでシリーズ第一作目から読み返すことにした。最初はもちろん映画化も進行中の「マンハッタンの戦慄」”The Tomb”、始末屋ジャック初登場の巻。実際書き始めたときにはこの話がアドヴァーサリ・サークルに連なると考えてはいなかったんじゃないかなと思うんだけど、基本的に「ザ・キープ」でもクトゥルー神話を下敷きにしているということで繋ぎやすい部分ではある。

始末屋ジャックはいろいろな「裏の仕事」を始末する男。それは人殺しや強盗といった悪の仕事ではなく、ある種の「正義」の行使だ。
ある日彼の元に舞い込んだのは、祖母のネックレスを奪った男を見つけ出して取り戻して欲しいというインド人 クサムの依頼と、行方不明になった叔母グレイスを捜して欲しいというかつての恋人ジーアからの依頼だった。首尾良くネックレスを取り返したジャックの前に現れたのはクサムの妹コラバティ。二人がアパートにいる間にやってきた闇の中で蠢くモノはこの世のものではない「黄色い眼」を輝かせていた……。

この作品の魅力はまずなんといってもジャック自身のキャラクターだ。偏執狂的であり、子供のようでもあり、それでも自由の名の下にアメリカに対しても従うことを良しとしない。自らの中にある「正義」の基準で生きている男。ハードボイルドのように見えるが、家族を愛し、自分の周りにいる者に対しては責任を持って守る。それを自らの責任としている。さらに彼自身の中にある、悪に対する「怒り」。その怒りこそが、ジャックを始末屋稼業に駆り立てるものであり、社会のしくみの中ではどうしようもない悪ー日本ではよくある話とも言えそうだーを懲らしめるために、ジャックは様々な手段を使う。 その「始末」の内容もいつも楽しみなところだ。
そしてもうひとつは彼の周りにいる脇役たちの存在。美しいジーア、愛しいヴィッキー、ペシミストのエイブ、口うるさい父。その誰もがキャラクターとして活き活きとしており、ジャック自身が彼らとの関わりの中でさらに輝いて見える。今回はそこに謎のインド人クサムとコラバティが加わり(依頼人も常に個性が立っているのもシリーズの特徴だ)、物語をもり立ててくれる。

そしてクライマックスは怪物たちとの闘いへ……。テンポ良く語られるお話は最後には熱を帯びて、正に手に汗握る展開へと進んでいく。後半は特に頭の中に映像が見えてくるような、そして次のページに進むことさえもどかしい気持ちにさせられる。そこはウィルスンのストーリーテリングの巧さだろうか。

始末屋ジャックシリーズは1984年刊行のこのお話のあと、1992年の「ナイトワールド」を挟んで1998年に復活することになる。ウィルスン曰く、ジャックは非常に人気のあるキャラクターで作者自身もお気に入り。だからこそ大事にしたかったといい、それは成功していると言えるだろう。

何度読んでも面白い。そして続きがあるならもっともっと!と思わせる。そんなシリーズのスタートをぜひお楽しみあれ。

Written by ei

9月 1st, 2009 at 4:54 pm

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有川 浩「フリーター、家を買う。」

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フリーター、家を買う。
有川 浩
幻冬舎
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おすすめ度の平均: 4.5

5 諦めてない武さんは間に合ってます。
4 あきらめないでほしいから読んでほしい
5 深い話でした。
4 タイトルに惹かれて買ったが・・・
4 “働く”ということの意味

うーん、痛い。痛いなぁ、

相変わらず筆が早いというか、発刊ペースが読めない有川 浩の本。これは2年前にネットで連載していたものをまとめたものらしい。すでにラノベ作家ではなくストーリーテラーとして定着してきましたな。

主人公はなんとなく就職した先で巧くいかなくて3ヶ月で辞めてしまって以来、フリーターで小遣いを稼ぐ以外はほぼ引きこもり状態の誠治。母が鬱病にかかったことをきっかけに、それまで見えてなかった家庭環境の問題や家族の問題に直面し、このままじゃいけないと一念発起。就職活動の傍ら土方のバイトを始めて……と、まぁ家族再建ものでしょうか。

まぁ世の中こんなにうまくいってりゃ苦労はないよなと思いつつ、重なるのは自分自身。俺も考えてみればハンパなことやってここまで来ちゃったよなぁ。もっといろんなことができたはずなのに、それは家族の問題としてひとつずつ片付けるべきことだったはずなのに、環境に甘えてきた自分のことと重ねてしまってホントに痛かった。あー、俺何やってきたんだろう。しかも気が付けばもう後戻りができない歳。そーいう自分はホントに痛すぎる。

そんな風に自分を重ねてしまって、なんか苦しい気持ちで読み進めてしまったんだけどそれでもそこは有川 浩。ちゃんと最後まで楽しく読ませてくれた。そーいう意味では救われたし、俺もこれからも頑張らなきゃ!と思う。やるべきことをやり、ちゃんとすること。つまり覚悟を決めることこそ大事なんだよな。

ということで頑張るぞ!という決意を。うん。

Written by ei

9月 1st, 2009 at 4:04 am

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