始末屋ジャック 地獄のプレゼント
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待ってました!しかもやっぱりあっという間でした!あー、まだまだ続きが読みたいぞ!
今回の「始末」は、疎遠だった兄トムの件。3度目の結婚もうまくいかず、さらにFBIにもすでにマークされて逮捕は確実の兄をいやいやながら救うために、バミューダ諸島へと赴くジャック。そこで見つけたものはやはり「異界」に通じるモノだった。家族を守るために戦うジャックはクリスマスの朝を迎えられるのか……。
始まり方がショッキングで「えーっ」って感じで、どーしようもない兄にイライラし、しかし後半怒濤の展開でやっぱり一気読み。ああ、仕事がこんな時期に、やっぱりこのシリーズは怖い。すでに「偶然はない」と言われている彼のこと、今回起こったあらゆる出来事も結局は異界に通じるものであり、こうなることは必然だったということだろうけど。もうちょっと絡んで欲しかったなぁ、残念。
翻訳の大瀧氏によると、本国ではもう始末屋ジャックシリーズは完結している模様。あと6冊もあるのに。しかも各巻の概要を読むとすげーことになっていて、とうとうこれまでアドヴァーサリ・サイクルには入ってなかった「黒い風」も組み込まれるとか。そしてウィルスン自身はいよいよ「ナイトワールド」の修正に入ったらしい。うをー、早く読みたい!読みたいのに!大瀧氏によると既刊のものを全部出すには、今のペースだとあと20年かかるとか……。俺、生きてるのかよ。(-_-;)
本気で原書を辞書と首っ引きで読まないとダメですか?
やっぱり「マンハッタンの戦慄」を映画化してその機会に一気にペースアップってのが理想なんだけど、そーいえば映画化の話はどーなったんだろうか。今ならジャックはヒュー・ジャックマンでいいと思う。w
ということでここはファンがしっかり応援して、もっと発刊ペースを上げてもらいたいところ。とにかくこのシリーズ、面白いので皆さん手に取ってみてくださいな。ホラーというよりはアクションホラー。w 以下、以前紹介した既刊をシリーズ順で。
まずは映画化企画がずーっと続いてる(はずw)「マンハッタンの戦慄」だけでも。ハマりますよ!