PHIATON PS210
モノフェローズから借りたもう一つのヘッドフォン、PHIATONのPS210はインイヤータイプとオープンイヤータイプの長所を同時に追求したハーフカナルタイプと呼ばれるものだそーで、とても素直な音はポップス向きかと。
カナル型に関してはかなり聴き込んでる(つもりの)俺としては、カナル型にはうるさいと思っているのだが、ハーフカナルって時点でまず?と思ったんだが、つまりカナル型のともすれば窮屈になりがちなところをちょっと楽なオープン型と混ぜることで着け心地を良くして聴き疲れしにくい感じにしようということなのかと。
確かに一般的なカナル型に比べて装着感は軽くて楽。しかしその分音漏れが増えたり、音がぶつかってくるよーな、カナル独特の迫力が失われていてもったいない気がする。結果として非常にライトな音になっているのだ。
音の解像度はとても高く、クリア。クリアさを追求した結果、低音が痩せてしまうのはこの手のヘッドフォンにはよくあることだが、これは低音もよく鳴っている。それぞれの音がしっかり聴こえてくるのはなかなか楽しい。女性ボーカル曲を聴くととにかく気持ちいいので、王心凌や郭采潔を聴くのにもっぱら使ってる。w
好みが分かれるとすればこのデザインとイヤーピース。個人的にはこのデザインはパス。(^-^; イヤーピースももう少し固くする方が耳への密着感が増して音漏れや音質も変わるのではなかろうかと。手持ちのイヤーピースに取り替えてみようかと思ったんだけど、ドライバが大口径なので入らなかった。ああ、でもこの大口径ドライバがこの音を作ってるのねと思うと納得もする。
Amazonでの価格は9200円前後。BOSEだとIE2が、SHUREだとSE215が対抗馬というところか。ただ音漏れはそれなりなレベルなので、通勤電車などで外で使うには注意が必要かも。聴き疲れしないので自宅のPC用ヘッドフォンにしてもいいかなと。
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ライトなJ-Popを聴く人にはお勧め。ロックを電車の中で聴きたいなら、ちょっと考えた方がいいかも。