MacBook ProとLion
あら、今回のモデルはお預けですか。
出るぞ出るぞと言われながらなかなか出てこなかったMacBook Pro、サイレントアップデートというか、Thunderbolt以外には大きな変更はなく登場。これはAirの衝撃が結構大きかったことを示してるというか、先に出てるAirが現行機の何歩先を進んでるのかというのを示すことになってしまった。
まず噂のSSD起動ドライブモデルなんてものは今のところ見当たらず。プロセッサは最低でもi5になった。ディスプレイの解像度も、Airの解像度に追いつかせれば13インチはもう少し上がっても良さそうなものだが1280×800のまま。重さも2.04kgと大きな差がない。
#でも実はディプレイの大きさはLionからは余り問題にならなくなるはず
#そのためのミッション・コントロールUI
で、「変わった」とはっきり言えるのはLight Peakこと「Thunderbolt」ポートが搭載されたこと。しかもこれ、外付けストレージ専用規格ってわけじゃなく、HDMI接続やDisplayPortにも対応っていうなんでもポート。FireWire800のさらに12倍って速度は確かに凄い。しかしなんでもひとつにすればいいのか?ストレージと外部ディスプレイを繋ぎたい場合、ポートは分けられるの?いずれはFW800ポートが無くなって全部これに切り替わるのか?
※あ、「連結接続」って書いてある!デイジーチューンなの??いずれにしろ対応端末必要だな
もうひとつ、FaceTimeカメラがHDに対応。そりゃ確かに綺麗なんだろーが、果たしてそこまで必要かとも思ったりする。現状、FaceTimeはどれくらい使われてるんだろう。ま、しかしこの部分は通話する先ーつまりiPadやiPhoneの次の仕様にも繋がる部分でもある。なるほどー。
さてそんなわけで目新しさのあまりないMacBook Proに比べて、ををっ!と唸ってしまうのがLionプレビュー。
これまでのものに加えてオートセーブやバージョンと言ったTimeMachineの次期技術?(TimeMachineはこれに置き換わるのかな)が登場。これさえあれば作業ファイルの損失はもう起こらないのではないかと思えるほど。再開(Resumeと米サイトにはある)はソフトウェアアップデートで再起動後にその直前の状態まで戻すことができる機能。なにげにこれって重要。他にもMailが変わっていたり、ワイヤレスで近くのMacとファイルを交換できたりするAirDropも追加されている。
しかし実は一番下のLion Serverってのがかなり衝撃的というか、実はもうServer版出さないって意味なのかしらとか。いやさすがにそれはないのか?でもなんかいろんなことできそーなこと書いてある。うーん。デスクトップはもうその他の機器の「補助」、あるいは「作業」するためにあるんだということを示しているのだろうか。あー、iPadユーザーがMac上のファイルにアクセスできるとか書いてある。なるほどー。
で、この次期にプレビュー版がデベロッパーに回るということは、Lionの登場はWWDCと同時という可能性が高くなったということかと。ついでにWWDCの頃にデスクトップ、ノート共に大幅なアップデートが来そうな予感。てことはこのMacBook Proは「繋ぎ」なのか?
まー来週iPad 2の登場に期待しましょうかね。