Archive for the ‘Books’ Category
鵼の碑
もう電書でないと無理です。(泣)
hontoで早川書房 海外SFセール
秋の夜長のお楽しみ。
俺が普段買ってる電子書籍サービスは「honto」ってのは前にも書いたかも。大日本印刷が丸善、ジュンク堂、文教堂など書店と一緒にやってて、本の通販、リアル店舗での買い物にも対応したハイブリッド型総合書店だ。最近はほとんどの本を電書で買ってて(文庫や単行本は字が小さくて読みづらいw)、しかもこのサービスではよく電書割引が行われるのが魅力。10〜20%引きは毎週のように開催されてる。
そんな中、今年は「早川書房 海外SFセール」が開催。最大50%オフで過去の名作が330冊。トップの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか(「ブレードランナー」原作)とか「月は無慈悲な夜の女王」(ああ、不朽の名作)とか「アルジャーノンに花束を」とか並んでる。アシモフ、クラーク、ハインラインが好きだった俺にとってはなかなか魅力的。
しかも上記の古いものだけじゃなくて、映画「オデッセイ」の原作「火星の人」とか、同じアンディ・ウィアーの「アルテミス」とか「メッセージ」の原作「あなたの人生の物語」とか新しい本も入ってる……。あ!俺が買ったまままだ読めてない「ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン」「メカ・サムライ・エンパイア」も半額じゃん!(T-T)
ま、しかしこんな形で早川SFを再読しようかなーと思えるのはいいことです。セールは9/25まで。読んでない人はこの機会にぜひ。秋の夜長のお供に、電子書籍を。
iPhone X 完全ガイド できました!
今年のアップル関連書籍担当者(=季節労働者)は結構大変なことになっておりました。
マイナビ出版 (2017-12-14)
売り上げランキング: 2,267
iPhone 8が発売されたのが9月22日?ちょうどその日は北海道に取材で行ってたわけだが、そこから怒涛の3ヶ月間。iPhone 8 Mookが出て、MacBook本が出て、さらに今年は大幅に更新されたiPadもMookが出て、そして最後がこのiPhone X Mook。もちろん間に取材とかも挟みつつ、それでもほぼ自宅こもりっきりの日々。おかげであれこれネットショッピングが進んで怖い。(マテ そこで買ったあれこれはまた次の機会にでも。
まぁそれでも最後の1冊まで走り切って、いよいよ明日はSWと(24時上映に行ってきます)。ああ、もう今月仕事しなーい(マテ。
マイナビ出版 (2017-10-19)
売り上げランキング: 522,192
マイナビ出版 (2017-11-28)
売り上げランキング: 58,019
マイナビ出版 (2017-11-29)
売り上げランキング: 237,405
あ、ちなみに表紙はちゃんとふつーにiPhone Xだから。この写真のは単に俺のを置いて撮っただけだから。……あ、これ気になる?ねぇ、気になる?(笑)
iPhone Xに付けてるのは、息抜きに行ったTOHO新宿で売ってたゴジラ根付。蒲田くんか第四形態が欲しかったんだけど、これは第三形態ね。今使ってるケースはスピーカー部分の穴が根付つけるのにちょうど良かったり。でもケースはクラウドファウンディングで買ったやつにそのうち取り替えちゃうんだけどね。
まーそんなわけで、iPhone X解説本が必要な人はぜひ。iPhone Xの特徴から、基本的な操作方法、ライター陣によるインプレッションまで解説してまーす。
読書の秋に乱読中
このところ映画系のエントリーがあまり上がらないのは、あれこれ読みまくってるからです。ああ読書の秋って素敵。(マテ
ここ数週間では自宅にあった「図書館戦争」シリーズ全巻を制覇して、そのままの勢いでビデオ見終わってからちょっとずつ読んでた「万能鑑定士」シリーズも全巻走破。図書館から予約してた「チーム・バチスタ」シリーズの順番が回ってきたので、ついでに気になってた「ルームメイト」とか(原作と映画は全く違ってた)「去年はいい年になるだろう」とかをバサバサ。さらにAmazonで1円になってた「CURE」のノベライズを買ってサクッと(やっと映画の意味が理解できた)。ジャンルは問わず、ラノベからホラー、SFまでまさに乱読。そしてまだまだ読む本が山積み。1日1冊ペースで進んで、ああ、幸せな秋。
#仕事しろよ>俺
しかし本の読み方も変わってきましたね、以前に比べて。まずhontoで電子書籍を物色する。最近一番読んでるのは多分電書。字が大きくできて暗闇でも読める。お風呂にも持ち込めるのでとても便利。しかもhonto、とにかく割引クーポンが多くて、ポイント(1ポイント=1円)が10倍になるクーポンを手始めに、購入額の30%割引、50%割引とかもある。半額はさすがにインパクトが大きいですな。でも電子書籍はこのぐらいの価格設定が妥当だとも思ったり。サービスとしてこれから先いつまで使えるかがポイント、とは思うけど乱読して二度は読まない本ならできるだけ価格が安いものがいいよねと。
hontoのアプリはiPad miniで読むことが多い。気になるのはフォント設定が固定できないこと。老眼が進んでる(泣)から文字サイズは必ず大きくするんだけど、このサイズが固定できず新しい本を開くたびに設定し直し。しかもサイズの決定がスライダーになってるので大体のサイズにしかできない。これはちょっとダメ。せめて+ーボタンにして何回か押せばいいだけにしてくれればいいのに、スライダーはとても操作しにくい。
サービスの存続という点に関しては、こーして宣伝すれば少しでもユーザーが増えてずっと残るに違いないと。なので皆さん、電子書籍は是非hontoを。いや、絶対損はさせませんって!(どこの回し者だ>俺)
Mac年賀状 2016で今年の年賀状作り
献本いただいたというだけでなく、個人的にもとても興味があったこの本。なかなか良いんじゃないでしょーか。
パソコンを使う人の多くがきっと「年賀状作り」を目的にあげてるはず。昔はDVDドライブとかから素材を取り込んだりできたのに今やドライブさえなくなってしまって、これからこの手の本はどーするんだろうかと思ってたんだけど。今回出た「Mac Fanのための」この年賀状本は、ネットに接続して素材や宛名書きソフトをダウンロードするというもの。いやぁ、時代は変わりますな。
ダウンロードするにはまずマイナビのサイトでユーザー登録が必要で、その上で本についてるシリアルコードを入力する必要がある。これがちょっと面倒だけど、登録完了すれば本に載ってるカテゴリごとの年賀状データや素材、ソフトにフォントまでダウンロードできる。
ソフトもAdobe Airで動くもので、ダウンロードしてきた素材を選択すればこんな感じの文面画像になる。年賀状のデザインは結構良い感じで、これならそのまま使ってもいいかなというものもあれこれ。ただどこの絵にもリンゴが入ってるのはちょっとあざとい気もする。(笑)
住所データはちゃんとCSVやvCardも読み込める。てことは今、iPhoneやMacで住所録を使ってる人のデータも読み込めるってことで。うん、かなり使いでのあるソフトかも。
しかもこれ安い。素材もソフトもついて626円て。ああ、商売大変そうですね……。
てことでMacユーザーで年賀状が作りたい人はこの本1冊持っとけば大丈夫!かも。
BISビブリオバトル部シリーズ
売り上げランキング: 18,702
売り上げランキング: 20,171
本好きだった昔の血が騒ぐなー、このシリーズ。
本屋さんでみかけて、hontoで買ったこのシリーズ(リンク先はAmazonなので注意)。ビブリオバトルというのは自分の読んだ面白かった本を5分で紹介して、何人かが紹介した中から参加者がチャンプ本(紹介された中で一番読みたい!と思った本)を決めるというシステムで、最近流行ってるそーな。
主人公とそのグループは高校生で、いろんな意味でジェネレーションギャップを感じるところ(「キャプテン・フューチャー」はYouTubeでオープニングくらいしか見たことないとか。俺は歌えるぞ)はあるものの、漫画からノンフィクションまでいろいろなジャンルの本が紹介されていて、本好きな人の琴線に触れる部分があちこちに。俺的には主人公の伏木空がイチオシのジャンルであるSF(中でも古典)が正にツボで、ついつい昔の本を引っ張り出したくなるわけで。
俺が「SF」と呼べるモノを読んだのは、たぶんジュブナイル版の「失われた世界」と「地底世界ペルシダー」が最初。「失われた世界」は言わずと知れたアーサー・コナン・ドイル。ペルシダーはエドガー・ライス・バローズですな。小学生の低学年の頃に古本屋で親に買ってもらって、それから小学校の図書室にあったSF文庫を読み漁り(といってもほとんど置いてなかった)、小学5年(だったと思う)のときに父が持ってた銀背の「宇宙の孤児」(R・A・ハインライン)で初めて徹夜で本を読むという体験をして、どっぷりSF畑に。といっても毎月の小遣いは少なかったし、毎月買う雑誌(スターログ)もあってなかなか本を読めないうちに、ジャンルはモダンホラーとかに移っていったけど(しかもサイバーパンクがダメで、最近のハードSFも難しくて読めないという……)。
そんなこともあって、主人公の空が紹介する本の一部は読んでいるし、出てくる名前の多くは知ってる(読めなかった)。(我が師w)ハインライン、クラーク、アシモフという三大SF作家(しかし現在に至ってもまだ彼らが三大、ってことでいいの?)を中心に、ホーガンやウィンダムといった古いSFに関してはそれなりに読んでる……でも、青背全巻制覇とか無理だよなー。
なので空が、埋火の家の書庫で見つける昭和のSF小説のヤマは正に憧れ。ああ、俺の高校時代にこんな本棚があったら、やっぱりどんなヤな人の家でも通っちゃうかもなー。
……と、話が思いっきり脇道にそれた。(笑)
まぁそんなわけでこのお話は、高校のビブリオバトル部を舞台にしたライトノベル……だよね?それぞれのキャラも立ってるし、ワルモノがいたりライバルがいたりと展開も楽しい。そしてそこに散りばめられる様々な本。本好きな人にはたまらない内容です。
俺、もう本は電書だけでいいやと思うけど(文庫本は字が小さくて読めない……)、こーいう青春時代が送りたかったなぁとか。(笑)まだまだこのシリーズ続きそうなので楽しみです。
異端のまま王道を往く
河出書房新社 (2015-06-29)
売り上げランキング: 7
実に、ゆうきまさみを評価するに正しいタイトルの本ですね。
てことで文藝別冊「ゆうきまさみ 異端のまま王道を往く」、昨日(6/29)発売で今日届いた。なんせOUTのアニパロ時代(=デビュー)から知ってるだけに、あれから35年も経ったのねーと。今でもあーるは俺の冗談の基礎。 (笑)レイバーは新しい実写版はともかく、やっぱりあの人があそこまで登った!っていう意味でも感慨深い。
本の内容は3万字のロングインタビューに始まって対談、未収録コミックなどあれこれが詰まってる。へーとかほーとか言いながら時間つぶしに読むには楽しい。ファンなら買っとかないとねー。
血界戦線をhontoでまとめ買い
相変わらずほそぼそと、今期のアニメを消化中。「トリアージX」は自己規制しすぎだしキャラデザちょっと違っててイマイチだなぁ。「響け!ユーフォニアム」は録ったまままだ見てない。w
そんな中でキャラデザとか世界観とかでひっかかったのは「血界戦線」だったわけですよ。これ、実は「クトゥルー神話」で「Mist」な世界ですよね?ね?そもそもあっちの世界が「異界」だし、ヴァンパイアまで出てくるとひょっとしてコレ、「始末屋ジャック」シリーズじゃね?とか。舞台がニューヨークだし。
#この3本くらいしか見ない
#あー、「牙狼」の新シリーズはチェック
で、原作を読もうということであちこち探してたんだけど、どーやらhontoでまとめ買いがかなりお得ということが分かってきた。なんかクーポンとかポイント10倍とか毎週のように割り引き案内が届くんですよ。
例えば「血界戦線」の最初の5冊はセットで1,998円なんだけど、これに30%オフクーポンをつけて1,399円。で、残りの4冊も1冊400円で1,600円なんだけど、クーポンと5冊セットのときのポイント200円分を使って1,077円。さらにポイントが200ポイント付いたので実質877円。9冊で,2276円。うん、これは安い。電書はこれくらいが値頃感があるなぁ。そしてもう今日、新たなクーポンが送られてきているという……。
今までKindleをメインに使ってたけど、その理由は「この先なくなりそうにないから」だった。でもこれくらいの価格帯で利用できるなら、hontoも積極的に利用していきたいなぁ、生き残ってもらうためにも。
ちなみに原作の方もキャラデザは同じ。ただし最近よくある本編がなかなか進まない漫画(笑 脇道にそれてばかり)なので、もっとしっかりメインのストーリーを進めてほしい。でもまぁ全体的に好きな雰囲気です。
脱Excel!FileMakerで作るデータベース
見本誌が上がってきて、よーやく出るんだなぁと実感。w
今年のアタマから企画書を出し、ネタを出し、台割りを整えて執筆、取材と乗り越えて、半年かかってやっと完成した本。「脱Excel!FileMakerで作るデータベース~顧客管理名簿・売上伝票・営業報告書~FileMaker Ver.13対応」と長ーいタイトル。
ポイントは「脱Excel!」かな。Excel使ってる人はFileMaker覚えると仕事がはかどるよ!読み込みも簡単だよ!というところから始まって、イチから作ろう、手書き伝票を電子データ化しよう、ファイル同士を連携しようとFileMakerでデータベースを作る流れを解説してます。中にはアイデアを形にしようなんていうデータベース作りの考え方みたいな章もあって、できるだけ実践に沿ったものになるように考えたつもり。
言葉足らずだったかなぁとか分かりにくかったりしないかなとか悩んでたけど、とにかくまずは出たことをご報告。いろいろご意見を聞かせていただいて、さらにフィードバックが出来ればいいなぁとも思ってます。
マイナビ
売り上げランキング: 52,444
てことで、興味のある方はぜひ。Kindle版もありますよー。
明日の子供たち
有川浩の本て電子書籍出てないのは作者のこだわりなのかしらね。
もう買う本は全部電書でとか思ってても、電書で出ないものは実体(笑)を買うしかないわけで、今日発売の有川浩の新作を昨日ゲットして読了。今回は児童養護施設のお話。すでにSFラノベ作家というかつての肩書きではなくエンターテイメント作家とでも言うべき守備範囲の広さと、それでいて語り口が軽く読みやすく、しかも読者の心に響く内容を書けるという点ではやはり良いなぁと思う。
ともすれば重くなってしまいがちな今回のテーマも彼女らしい軽いタッチで描いていて、最近話題になった「明日、ママがいない」というテレビドラマ(見ませんでしたが)によってゆがめられたイメージを払拭しつつ、それでも残る問題点も明確にしている。さらにいつもの「有川節」とも言うべき甘酸っぱい恋愛模様もちょっと絡んだりして、彼等の成長を見守りたいなぁ(=続き読みたい)と思わせてくれる。
俺ももっと社会に目を向けていかねばならないよなぁと思うものの、日々の生活に追われていることが多い。自分には何ができるだろう?と考える最初の一歩になるかもしれない。
しかし有川浩、Kindleでは買えないよね。この小説を読んでいても「本が好き」なのがよく分かるし、俺もかつては実体がないとと思ってた方だから気持ちはわかるけど。「電子書籍も本」というところに行き着いてくれると嬉しいんだけどなぁ。
てことでまだ出たばかりのこの本。やっぱりオススメしときますわ。