若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

SHOOTING シューティング

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原題:”Kill Box”(2016)

うーん、映画そのものはそこまで悪くない気もするけど、ポスターとか他の部分が色々間違ってるなぁ。なんでロボットは出てこないのに”ROBOT WARS”なんだろう。

時は近未来、無政府状態で企業が絶大な力を持つ時代。かつてネットワークの破壊に手を貸した罪で終身刑のビリーは、自由の身にしてもらうことと引き換えに作戦に参加することに。その作戦とはライバル企業の実験施設に忍び込み、そこで実験中の装置を盗み出すことだった。インプラントで自身にカメラを埋め込まれたメンバーは、装置を盗み出すことに成功するが、脱出のためにやってくるはずのヘリが来ない。チームは計画を変更し、装置を持ち出そうとする。

モキュメンタリーの映画が粗製乱造されるのは、ひとえに低予算でも作りやすいからだろう。最近なら安いカメラを使ってもフルHDや4Kでも撮影できるしね。この映画はさらにそこを徹底して、各自がカメラを埋め込まれたという設定にすることでほぼPOV(Point of View Shot:主観映像)だけで構成されている(それ以外は監視カメラの映像)。まーお金はあまりかからなさそうだしそこまで徹底してれば斬新だなぁ……と思うんだけどなんだあのパワードスーツは。w しかもポスターのものとは違うし、1機しか出てこないし、そこに予算を割く必要があったのかと小一時間……。

そして最後まで明かされない装置の謎。ポスタータイトルとオリジナルタイトルとが違ってるのも不思議なんだけど、つまり「ロボット」っていうのはポスターのではなく(そもそも出てこないし)パワードスーツのことではなく、装置によって操られる人のことを言ってるのかと。なるほどー、奥が深い(違います)。

そんなB級映画なのでもちろん誰のことも知りません。皆、TVシリーズとかそーいうところに出てる人たちのよーです。
監督はウィリアム・スチュワート。アートディレクターとか撮影監督とかの方がメインか。

苦肉の策とはいえほぼPOVのみの映画ってのは斬新だとは思うよ。でもアートディレクターならそれ以外のところも統一してくださいね。

Written by ei

3月 8th, 2017 at 9:46 am

Posted in Movies,TV

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