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Runnin' Wild

探偵ミタライの事件簿 星籠の海

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公式サイト(2016)

島田荘司氏は福山市出身なんですよねぇ。だから今回の舞台は広島県福山市。見たことある風景が多すぎて、本編がなんだかなぁな感じです。

脳科学者で難しい事件のトリックを考えるのが「趣味」の御手洗潔の元に、親友で作家の石岡から紹介されたという編集者 小川みゆきがやってくる。彼女は石岡の書く御手洗シリーズのファンで、新作をぜひ石岡に書いて欲しいとお願いしたら、御手洗本人が事件を解決しないと書けないと言われたのだ。「難しそうな事件」をいくつか持ってきた中で御手洗が目を留めたのは、愛媛県の小島に流れ着く死体の謎だった。

ということで島田荘司の代表作「御手洗潔」シリーズの28作目の映画化。福山市制移行100周年に合わせて製作されたもので、舞台はわが町 福山市。福山市内、福山城だったり歴史博物館だったり福山市立大学だったり本通りだったり鞆の浦だったり……と、まーあちこちの風景が出てきますよ。本編そっちのけであれはあそこだ、これはどこだっけと場所合わせをやってしまって本編がどーでもいいことに。(笑)

てかね、ちょっと映画としては御手洗くんがあまりに頭良すぎて、深みも何もなくて並んでいる謎を解いていくだけと。実際、原作は上下巻組ですからな、さすがに2時間尺に収めるのは限界があるよねとは思ったけどさ。もーちょっとやりようはなかったものか。無駄なCGシーンとかいらないし……(原作読んでないから実はそこは必要なのかもしれないけど)。見た限りではシャーロック・ホームズなんだよね、御手洗くんの存在って。

キャストは御手洗潔に玉木宏。飄々とした感じはこれでいいのか。編集者の小川には広瀬アリス。妹よりもバタ臭い主張の強い顔でイマイチな演技がどーもねぇ。演技が一番ダメだったのは石田ひかり。こんなに下手だっけ。てかゆり子よりも老けて見えるのはどーなのよと。子供産むとそんなもんなんでしょーか。他には小倉久寛、要潤、谷村美月、吉田栄作。福山弁ガー。
監督は和泉聖治。ああ、相棒シリーズの監督さんだったんですね。

とりあえず福山の観光案内映画としては……うーん、機能するか?歴史博物館とか行ってみたい?結局、映画の街という点では尾道に負けちゃうんだよなぁ。残念なことです。

Written by ei

3月 9th, 2017 at 9:31 am

Posted in DVD,Movies

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