若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

ブルックリンの恋人たち

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原題:”Song One”(2014)

内容的にはちょっと浅い感じはするけど、嫌いじゃない。「音楽の力」と言っちゃうのはちょっと陳腐だけど、全編に流れる優しいフォークソングは好き。

モロッコで人類学の博士号を取るために研究を続けていたフラニーの元に、母からの電話が入る。ミュージシャンなりたいと言って大学を止め、そのことで大喧嘩した弟が交通事故で意識不明の重体だというのだ。フラニーは帰国し、弟が目を覚ますのを待つことに。何か彼の意識を覚まさせるものがないかと弟の部屋に入り、日記を見つける。そこには彼が大好きだったアーティスト ジェイムズ・フォレスターのチケットが入っていた。

余計なものを全部取り除くと、ミュージシャンとそれに魅せられた女性のひとときの恋物語なのだけど、家族の絆とか、生活のあちこちにある音楽とそれにまつわる記憶とかそんな部分の方が気持ちよくて、あの二人は恋に落ちなくても良かったんじゃね?とか思ってしまう。もっともそれはお互いに探してた逃げ道だったかもしれない。でもだとしたら、二人の物語はこれから始まるのだろう。

映画の中で流れる音楽や音はフォークソングだったりファンクっぽかったり、あるいは都会の喧騒だったりしてとても心地いい。音楽が絡む映画ってのはどれも好きだなぁ。てかやっぱり俺、音楽が好きなのか。(笑)

主演はアン・ハサウェイ。レミゼ後の映画で髪が短いですな。今作ではプロデューサーも兼任。今は例の「オーシャンズ」シリーズの女性版”Ocean’s Eight”がポスプロ中。毛糸・ブランシェット、サンドラ・ブロック、ヘレナ・ボナム・カーターにケイティ・ホルムズとハリウッドスターが並んでます。ミュージシャンのジェイムス・フォレスター役にはジョニー・フリン。ボブ・ディランのレコードを聞いてミュージシャンを志した人。なかなか魅力的な声。
脚本、監督はケイト・バーカー=フロイランド。「プラダを着た悪魔」で監督のアシスタントをしてた人みたいで、そこつながりですかね。

彼女のイメージって綾瀬はるかに似てるんだなぁとふと思うなど。いやどっちが似てるのかと言われるとあれですが、イメージがね。

Written by ei

3月 7th, 2017 at 9:18 am

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