若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

iPhone 4S

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そーいや前にもこんなことがありましたな。iPod touchにカメラが着くって言ってケースが先に出回ったけど出ず、翌年まで待たされたってことが。つまり今回はそれと一緒ってことかなーとか。現物はきっとどこかにあるのでわ。

てことでiPhone 4Sの発表から明けての朝。5が出なかった以外は順当なアップデートで、ティム・クック体制の手堅さをアピールする形になりましたな。魔法が使えない(使う必要がない)アップルにとって、これからの歩みに必要なのはこの手堅さかもしれない。そしてハードウェアはあくまでも器であり、大事なのは中身(サービス)を充実させることだというアップルらしいメッセージが込められているとも思う。

実際、戦略的な部分で見ればCDMAキャリアにも対応できるiPhoneが米国以外でも登場したということで、今後世界中で一層キャリア=ユーザーを増やすことができるようになった。日本はauの参入によって、SBMの企業努力を促すことができると同時にユーザー数を単純に倍増できる可能性が出てくる。これは重要なことだ。一社独占は決して良い結果を生まないのは日本の電力会社を見れば分かることだ。

そして確かデザインは変わらなかったものの(そもそも今回デザインが変わるかもという話は例のデスグリップ問題に起因していて、あれさえなければ今年のアップデートはこれで順当だったはずなのだ)、中身はベツモノと言えるほどにブラッシュアップされている。処理能力で2倍、グラフィックスで7倍は凄い数字だ。さらに64GBメモリなんて、一昔前のAirと同じ容量。そう考えると4Sの性能は非常に高い。
デザインが変わらないことの意味は、周辺機器メーカーに対して「あなたの作ったアクセサリは2年売ることができるんだよ」というメッセージになり、参入しやすく在庫調整もしやすくなるわけだ。

iOSの完成度はさらに上がっている。日本でSiriがとりあえず使えないのは大変残念だが(日本人エンジニアを雇って解決できるのだろうか。日本語は主語述語があいまいで非常に面倒そうだ)、それ以外にも大きなブラッシュアップがされている。特に通知機能はこれまで待っていた人も多いだろう。カメラもハードウェアの性能向上によってさらに使いやすくなった。
一番気になるのはiCloudだ。果たしてちゃんとしたレベルで使えるのかどうか。今回のiOS 5の成功はコレにすべてがかかっていると言っても過言ではない。 他を放っておいてもここだけは確実に成功させる必要がある。これはまだ12日まで待つ必要があるだろう。

イベントの様子を読んでいて、ジョブズの抜けた穴は皆で埋めるのだということもよく分かった。魔法ではなく、確実なアップデート。ジョブズが描いたロードマップに沿って進んで行くこと。今のアップルに求められているのはそこだ。だからこそのティム・クックCEOでもあるのだろう。そー考えるといろんな意味で合点のいく今回のイベントだったと言えそうだ。

さーて、これで買うものは決まった。あとは銀座に並ぶだけだ。待ってろ銀座!w

Written by ei

10月 5th, 2011 at 11:49 am

Posted in Apple,iPhone

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