君に読む物語
原題:”The Notebook”(2004)
プロジェクターを返す前に見た、レイチェル・マクアダムス特集の5本目は彼女を有名にしたこの映画。これで一躍スターとなり、さらに共演のライアン・ゴズリングとも付き合っていたらしい。10年前の二人は、それぞれまだかわいいなと。
とある療養施設に入っているデュークはある女性に物語を読み聞かせていた。ーー 物語の舞台は1940年代の南部の田舎町。夏のバカンスを過ごすためにやってきたアリーに一目惚れしたノアは、彼女の気を惹き、つきあい始める。しかし片や裕福な家庭の娘、一方は材木加工場で働く貧乏な男。その恋は身分の違いによって引き裂かれてしまう。戦争が終わり、復員したノアはアリーとの思い出の屋敷を買い取って改装。プランテーション時代の見事な屋敷を蘇らせた男として新聞に掲載されるが、その記事を偶然アリーが見つけてしまう。
美しい、とても美しいお話ですなぁ。若き日の燃えるような恋も、熾火のように残っていた気持ちも、そしていつまでも変わらぬ愛も、すべてが美しい。誰もがこんな愛の形を求めていて、でもそれはなかなか得られるものじゃない。人の気持ちは難しい。それでもやっぱりこんな人生を送れたら、幸せだと思う。
ゴズもレイチェルも10年前、24歳と26歳と若ーい。この頃からすでにゴズの特徴とも言える暗い面はあるものの、やはり完成型は「ドライヴ」でしょうかね。まだこの頃は幼さが見える。対するレイチェルも飾り気がなくくったくのない素直なアメリカン娘らしさがいかにもお嬢様風。でもここまで見てきてやっぱり一番は「アバウト・タイム」かなー。
他のキャストにはジーナ・ローランズ、ジェームズ・ガーナー。ジェームズ・“サイクロップス”マースデンも出てます。
監督はにっく・カサヴェテス。 俳優としてもいろいろ出ているよーです。
まだ数本残ってるんだけど、プロジェクター返却しちゃったから当分見れないかも……。いや、まだMOVERIOがあるぞ、あれ調整して見ないとな……。てことでシリーズは続きます。