若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

グレイテスト・ショーマン

with one comment

greatest_showman.jpg

原題:”The Greatest Showman

ハリウッド1のいい人との呼び声も高いヒュー様の本領発揮なミュージカルは、最初こそ振るわなかったもののロングランを続けてヒット作になりましたとさ。やっぱりミュージカルは楽しい、それでいい。

貧しく生まれ育ったフィニアスだったが、開拓期のアメリカで鉄道を敷く仕事を経て、商船会社へ。身分が違うと言われて引き離された幼馴染の妻と結婚したものの、会社は輸送船を全て失って倒産してしまう。フィニアスはすでに沈んだ船の権利書を使って銀行から融資を受け、ニューヨークに「バーナムのアメリカ博物館」をオープン。やがてその場所を使い、フリークスたちが集まるサーカスを始めて大成功を収める。しかし彼は心のどこかで上流階級への反発と、それらに認めさせるだけのさらなる成功を求めていた。

実在した興行師、P.T.バーナムの物語を脚色し、「ラ・ラ・ランド」の音楽担当が曲を書き、主演をミュージカル経験が豊富なヒュー・ジャックマンが務めるという、もう期待しかなかったこの映画。公開当初は批評家のレビューが良くなかったこともあり売り上げも伸びなかったものの、徐々に持ち直して最終的には公開10週目で1億5千万ドルを売り上げた本作。主題歌の「THIS IS ME」はゴールデングローブの主題歌賞を取り、オスカーにもノミネート。さらに舞台化の噂も飛び出して、これはもう大成功と言っていいだろう。

ストーリーが少し強引だったり、演技と歌とのつなぎが今ひとつ不自然だったりするものの、やはり歌の力は凄い。特に主題歌賞の「THIS IS ME」の力強さは素晴らしく、ジェニー・リンドが歌うオペラシーンもいいんだけど、心が震えるのはこのシーン。圧倒的である。

主演はヒュー・ジャックマン。7年がかりのこの映画の間に「ローガン」も撮ってたそーで、その役柄のギャップたるや凄いですな。今年は1988年の米大統領戦で不倫のために撤退したゲイリー・ハートを描く”The Front Runner”が公開予定。奥さんのチャリティにミシェル・ウィリアムズ、上流階級の演出家 フィリップにはザック・エフロン。彼と恋に落ちる空中ブランコ乗りのアニーにはゼンデイヤ。そしてヒゲの歌姫 レテーにはカーラ・セトル。
監督はマイケル・グレイシー。この映画が2本目という彼、次の作品が”Naruto”になってるんだけど、あれってハリウッド映画化なの?  

やっぱりヒュー様の力は凄いなぁと思うのは、単にファンだからではないはず。音楽好きな人にはとても楽しい2時間弱。さぁ、あなたも体験しに行こう!

Written by ei

2月 20th, 2018 at 3:47 am

Posted in Movies,Roadshow

Tagged with ,

One Response to 'グレイテスト・ショーマン'

Subscribe to comments with RSS

  1. 昨夜観てきました。
    アカデミー授賞式のパフォーマンスを先に観ちゃったので、どうかな、と思ってましたが、「THIS IS ME」は圧巻でしたね。
    ミュージカル「映画」はいいなぁ。

    劇場で「マンマ・ミーア!」の続編の予告が掛かりました。続編作ってるって知らなかったわ。これも楽しみ。

    biomax

    15 3月 18 at 21:07:22

Leave a Reply