マンハント
原題:”追捕”
鳩が出ますよー。(違)福山くんもこれで国際スターか?ジョン・ウー版「ブラック・レイン」ですな。
天神製薬の顧問弁護士として海外の面倒な案件をまとめたドゥ・チウ。パーティから帰宅した彼がベッドで目を覚ますと、隣には社長秘書の死体があった。殺人事件の容疑者として追われる身になったドゥ・チウを追うのは、大阪府警の一匹狼 矢村と新人の部下 里香。しかし捜査を進めていくうちに、谷村はドゥ・チウは犯人でないのではないかと考え始める。
西村寿行の「君よ憤怒の河を渉れ」を下敷きにして、大阪を舞台にあのジョン・ウーが撮ったらやっぱりジョン・ウーの映画になったという。まぁ、鳩が飛ぶから当然ですよね。(違)大阪が舞台で、中之島セントラルとか見覚えのある場所もいっぱい出てきて、でも牧場とかどこだよ!というところもまぁ、香港映画っぽいといえばぽいかなぁ。必要性があればどこでも構わないってのは、「ウルヴァリン:SAMURAI」でもそーでしたね。悪役があまりにも悪役なのも日本映画らしくないよねと。
俳優陣はとても豪華で、主演はチャン・ハンユーと福山雅治。チャン・ハンユー、どこで見たっけなーと思ったらあの「グレート・ウォール」に出てた!(ビデオで見た!いやぁ凄いよね、万里の長城は宇宙生物を撃退するために作られたっていう架空歴史ファンタジw) 福山くんは普段よりアクション大きめでちょっと荒々しいイメージでした。他の日本側のキャストは、竹中直人、桜庭ななみ、國村隼、池内博之、田中圭、そしてとても大事なホームレスの役に倉田保昭。「特別出演」ですからね。なんであそこに出てるんだろうと思ったら、確かに必要だった。w あ、斎藤工と吉沢悠もホントにチョイ役で登場。海外スターは、韓国のハ・ジウォン、中国のチー・ウェイ、「ウルヴァリン:SAMURAI」にも出てたTAO、そしてジョン・ウーの娘w アンジェルス・ウーも。
監督はジョン・ウー。もう71歳かー。
どっちが主役?と言われるとなかなか悩ましい。完全にW主演なんですなー。しかもアップのシーンは福山くんの方が多いのは、やっぱり顔がいい方がカメラ映えするからかしら。アクションもたっぷりあるので、香港映画だからと敬遠しないで観に行って欲しいところ。