若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

イノセント・ガーデン

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原題:”Stoker”(2013)

気持ち悪い話だなー。ベタベタした、いやーな感じ。

インディアの18歳の誕生日に父が死んだ。多くの人が葬式に訪れたが、その中に死んだ父の弟でインディアの叔父にあたるチャールズがいた。端正な横顔とスマートな振る舞いに、未亡人の母 イヴリンは惹かれて行くが、インディアは叔父を好きにはなれなかった。

スリラーなのでネタバラシをしてはいけないなぁと思うんだけど、これは「サイコパス」という人種のお話。「良心が欠如していて罪悪感が皆無、自己中心的」などがその特徴と言われるけれど、この映画の登場人物はまさにそれ。目的のために人を殺すことを厭わないし、おそらく悪いとも思っていない。

監督のパク・チャヌクはこの映画を「人ではない存在の三部作」というテーマで製作した3作目と語っているそーで、なるほど最後の人でない存在とは、人の形をしてはいても中身は人ならざる者ということならそれは理解できる。

またこの映画の特徴は「音」。うちでは基本、ヘッドホンをつけて映画を見てるんだけど、ヘッドホンから伝わってくる色々な音がなんともリアルな感じで、それがまた気持ちをザワザワさせる。ビデオで見るときにはぜひ、ヘッドホンを着けることをオススメしたい。

ということで主演のインディアはミア・ワシコウスカ。ああ、「アリス・イン・ワンダーランド」のアリスの人かー。気づかなかった。(^-^;) 共演は二コール・キッドマン。”Lion“観に行けてないなぁ。2017年中に公開されるであろう映画はすでに5本くらいあって、相変わらずの売れっ子です。怖い叔父にはマシュー・グッド。瞳孔が開いてる感じは狂気を感じさせてやっぱり怖い。他にはダーモット・マローニーなど。
監督はパク・チャヌク、これがハリウッド進出1本目。脚本は、なんと「プリズン・ブレイク」のマイケルでお馴染みのウェントワース・ミラー。 脚本書ける人だったんですね。

この映画を見て何かに目覚めそうな人がいそうで怖い。どこかを刺激しそうな、気持ち悪い映画。

Written by ei

4月 18th, 2017 at 9:05 am

Posted in Movies

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