アウトバーン
原題：”Collide”(2016)
日本のポスターが「高級車でカーチェイス！」になってるのは、ニコラス・ホルトだからですかね。カーチェイスがメインというわけではなく、愛に生きる（笑）アメリカ人がえらい事件を起こすお話です。「V8！V8！」とは言いません。w
アメリカからドイツに流れてきた自動車泥棒のケイシーは、ドイツのパーティで同じアメリカ人のジュリエットに出会い、それまでやっていた悪い仕事も辞め、彼女と共に生きる決心をする。しかしジュリエットは腎臓疾患があり、最終的には移植しない限り治らないことがわかる。手術に必要な金を稼ぐため、再び悪事に手を染めるケイシー。 それはドイツの実業家で裏ではヨーロッパ最大の麻薬取引を仕切るハーゲン・カールのブツを盗むという大仕事だった。
映画としてはシリアスなんだけどまーお馬鹿なアクション映画。アメリカ人てこんなに馬鹿よね！っていうか、行き当たりばったりというか、愛のためならこんな酷い事件も許されるよね？（ありえないw）という。いやぁ、その理屈だけであんなに人が死んで無茶してるってのに（まぁ映画ですから）。
さて主演は「マッドマックス：怒りのデスロード」や「X-Men：アポカリプス」で新たにノシてきた感のあるニコラス・ホルト。どちらかというと可愛い顔を少しでも雄々しく見せるためかちょっと髭面。そして共演はなんとローグ・ワンのフェリシティ・ジョーンズ。いやぁ、ポスター見てもわからんかった。w 若く見えるけど33歳、ニコラスよりも6つも上。やっぱり気になるあの口の形と前歯。あ、でもニコラスも前歯があれですね。そしてアンソニー・ホプキンスとベン・キングスレー。ベン・キングスレーは「アイアンマン３」のあの偽テロリストのイメージがね。で、今回もそんな感じです。
監督はエラン・クリーヴィー。
ちなみに現タイトルの”Collide”は衝突という意味です。あー、それならわかる。でもまーアウトバーンでカーチェイスシーンもあるので、邦題もまぁアリか。