ガール・オン・ザ・トレイン
エミリー・ブラントがあまりにうらぶれた女役で、なんだかすっきりしない。やっぱりシャキッとしてて欲しいな、彼女には。
レイチェルが通勤電車の窓から毎日垣間見るのは幸せそうな夫婦の姿。愛に溢れているように見える二人の生活は、彼女にとって理想の夫婦だった。しかしある日、レイチェルはその妻が浮気をしているところを目撃。自らも愛する夫を奪われた身であるレイチェルはそれがどうしても気になり、気が付くと夫婦の家の最寄駅を降りていた。
電車の窓から人の生活を垣間見るのは、実は楽しい。(笑)俺、新幹線で帰省するときなんかはよく窓の外を眺めながら、そこから見えるマンションの部屋の人たちの生活を見てたりする。食事してたり、仕事してたり、風景は色々。ああ、人の数だけ生活があるんだなぁと実感する瞬間だ。
この映画もそんな話かなぁと観始めたときは思ってたんだけど、実はもっといろんな要素が絡んでいて、話が進んでいくに従ってわかってくる事実。分からなくなる犯人。あ、サスペンスなんで、ネタバレはしないよーにします。
主演はエミリー・ブラント。「オール・ユー・ニード・イズ・キル」とか「ボーダーライン」のキリッとした印象とはまーったく違ってて、そこがなんというかちょっと違う。次はなんと”Mary Poppins Returns”だそーですが……唄って踊れるの?他にはルーク・エヴァンス、ヘイリー・ベネット、レベッカ・ファーガソン、エドガー・ラミレスなど。
監督はテイト・テーラー。「The Help」とか撮った人ですね。
ラストで「女こえぇぇぇ」と叫んでしまうのは男としては仕方ないことかと。まぁ自業自得だけどさ。