エクス・マキナ
原題:”Ex Machina”
話題になってから1年余り、よーやく日本でも公開に(ただしミニシアター系)。思い出したのは「ブレードランナー」だったり、手塚治虫の漫画にもなかったっけ、こんな話。
プログラマのケイレブは社内の抽選で当たり、14歳で世界で使われる検索エンジン「ブルーブック」を書いたという伝説的な社長 ネイサンの自宅に招かれることに。しかし、実はそこはネイサンの研究施設で、彼はそこにこもって人工知能の研究を行っていた。ケイレブを呼んだのは自分が作った人工知能に対してチューリングテストを行うためだった。ケイレブの前に人の姿をしたアンドロイド エヴァは美しい女性の姿をしていた。
検索エンジンをAIの基に使うという発想は面白いかもしれない。Googleなんてのは実は人の活動の集積であり、人のふるまいを学ぶという点で言えば素晴らしいプレイグラウンドである。
そしてこの手の話では常に、アンドロイド=AIは人に対して敵意を持つ。まぁお話を展開させるためには必要なんだろうけど、造物主に対する感情のそれは、まさに「ブレードランナー」のレプリカントのよう。彼らが持つのは自由への渇望であり、それを阻害するものを排除してでも外=世界に出て行こうとする。それは生き物の持つ本能なのか、だとしたらやはりアンドロイドも生き物なのか。
主演はエヴァだよなー、やっぱり。アリシア・ヴィキャンデル、この映画の後「リリーのすべて」でオスカーを獲得。次は”Jason Bourne”が、さらにその後には”Tomb Raider”とノリにノッてます。美しいエヴァはとてもよくできていました。ケイレブにはドーナル・グリーソン。「スター・ウォーズ:フォースの覚醒」にも登場していた彼、次にも出てくるよーなのでもうちょっと活躍するかな。ネイサンにはオスカー・アイザック。あ、この人ポー・ダメロンなの?え、アポカリプスもなの?気がつかなかったー!(笑)
監督はアレックス・ガーランド。「28日後…」とかの脚本を書いてた人。なるほど。
ちなみにこの映画、全編ソニーの4Kデジタルビデオカメラで撮影されたそーで。オスカーの視覚効果賞はエヴァの姿を見ると納得できます。
わたしは、この画像を見て「ターミネーター」のT-Xを思い出しました。 T-1000より魅力的でした。
最近は映画館に行かなくなったので、iTunesとかで見られるようになるといいですね。
mipod
26 6月 16 at 19:55:52 edit_comment_link(__('Edit', 'sandbox'), ' ', ''); ?>
本国ではとっくにラインナップに入ってるんですけどねぇ。ま、Tシリーズというよりはやはり「ブレードランナー」のレプリカントに近いかなぁ。ぜひ劇場で。
ei
27 6月 16 at 10:49:53 edit_comment_link(__('Edit', 'sandbox'), ' ', ''); ?>