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Runnin' Wild

テラフォーマーズ

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公式サイト

アイアムアヒーロー」が実写映像化の良い見本だとしたら、こちらは最も悪い見本か。てかいろいろ制限かかってるよーな気がして原作がかわいそう。あー、ある意味仮面ライダー。(笑)

増えすぎた人類をどーにかするために人類を移住させる先として選ばれたのが火星。21世紀に極寒の星を温めるために送ったのはコケ類のと不滅の生命力を持つあの黒い生き物。そして26世紀、人類は火星へと赴いたが、異常進化した黒い生き物によって殲滅されてしまうのだった。

テラフォーマーズはギャグ漫画だ!という話には賛成。最初のうちは特に、てかまぁあれがあんなになってる時点でギャグとしか言いようがないわけで(笑)、それを全力で駆除する(でも簡単にやられる)超人との戦いこそがこの漫画の真髄。ある意味それ以外のシーンは削っていいと思うんだが、この映画はなんとかシリアスに、ちゃんとした話に(そして続編まで作れるよーに)しよーとして結局失敗しているというのがなんともね。アース製薬にまで協力してもらったのに、あのノリで突き進めば良かったのに。なんでこんな映画になっちゃったかな。

で、ふと「テラフォーマーズ」製作委員会に目を向けてみたり。あ、D痛。あ、Aベッ苦ス。なんかパチンコ会社の名前も出てた気がする。しかも主題歌が放浪民族。あー(察し)。まーつまり、いろいろできることとかできないこととかあれとかこれとかあるんですね、この映画。そりゃ普通ならできないこと(スプラッターにしてR15指定にしてやりたい放題)をやった「アイアムアヒーロー」が10倍くらいいい映画になってしまうのも仕方ない。テラフォもその路線に突っ込めばよかったのに、その要素いっぱいあるんだから。ギャグに走れず、残忍にもできず、中途半端にコミックを映画にしようとしたのがこの始末ですよ。

キャストもまぁね、考えてみると山Pだし麻里子様だし、業界のルールって奴が透けて見える。あ、主演は伊藤英明。あれ、この人こんなに下手だっけ?武井咲はきっとこの映画に出たという記録を抹殺したいに違いない。ある意味ビオランテになった沢口靖子より不憫。そして意味不明な小栗旬。
監督は三池崇史。次、「無限の住人」だってよ……。確かキムタク。ああ。

実は一番笑ったのはオープニングシーン、ブレードランナーなシーンで。ああ、これやっちゃうんだっていうか。「これでスピナー出てきたらかんぺ……」って言い切らない時点でホントに出てきてさー。嗚呼。続編は諦めるか、今言ったよーにこの際思い切ってR18とかで突き抜けていただきたい……観ないけど、多分。

Written by ei

5月 2nd, 2016 at 5:38 am

Posted in Movies,Roadshow

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