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Runnin' Wild

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ

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原題:”Captain America: Civil War

正しくは「キャプテン・アメリカ v アイアンマン」。(笑)対決の構図もよく似てるしね。そしてこれはもう「アベンジャーズ」本編と言ってしまっていい。

ウルトロン事件から世界の脅威と見られるようになったアベンジャーズチーム。今回もまた「平和のために」海外で戦い、犠牲を出していた。こうしたチームの動きに、とうとう国連が監視をつけることを提案。「ソコヴィア条約」に世界各国が批准し、アベンジャーズのメンバーにもこの条約へ賛同することを求められる。国連の監視下に置かれればチームの自由度や緊急時の行動に制約がかかると、キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースは反対する。しかしもう一方の雄、アイアンマンことトニー・スタークは賛成の立場を取り、チームそのものが崩壊する危機を迎える……。

さてGW映画の中では一番の期待作、キャプテン・アメリカ三部作のラストはちょっと苦い映画になってしまった。 内容がほぼアベンジャーズ本編なのは、チームの柱は常にキャップだから仕方ないとして、この対決構図はずっと彼らを応援してきた者としてはとても痛い。

誰かを悪者にするってのは間違いなのかもしれないが、誰かに責任を負わせるなら本来はトニーが負うべきなんだろーな。ウルトロンを作り、ソコヴィアを消滅させたのはトニー。今回はそのことがすべての引き金になってる。エイリアンの侵略=外敵を倒すためにニューヨークをボロボロにしたことは許せたとしても、自分が作ってしまったウルトロンを倒すために国を消滅させた罪はとてもとても大きい。トニーには「平和のため」というお題目があったというかもしれないが、それならばキャップにも「正義と真実と自由のため」という理由があり、そしてキャップは常に間違ってない(ここではキャップ=アメリカで、彼らの一連の軍事行動が正しかったかどーかは置いとこう。もっとも、キャップがアメリカ軍のトップなら正しく運用されるだろーけど)。今の国連という組織を見ていれば、アベンジャーズチームが監視下に置かれたらどこにも出動なんてできるわけない。拒否権持ってる国をまずは排除するか常任理事国を増やさないとね。だからトニーは金だけ出して口は出さずに、おとなしくポッターと牧場やってるべきなんだ。(笑)

まーそこを真面目に語っても仕方ないんだろーけど。(笑)そんなわけで今回はDC映画の「バットマン v スーパーマン」に対抗するかのよーな2大ヒーローの激突映画。そこに新旧アベンジャーズチームが入り乱れ、さらにはアントマンや今までいなかった新キャラも入り乱れての大乱戦。ここはぽっと出のDC映画には真似できないところですなぁ。そして新キャラも皆かっこよくて、俺は早くあの人の映画(親愛なる隣人ではなくて黒い人)の映画が観たいぞ。

てことでキャップはもちろんクリス・エヴァンス、トニーはロバート・ダウニー・Jr。もーこの二人の激突がとにかく凄いですよ。そして人類最強(笑)のブラック・ウィドウにスカーレット・ヨハンソンにホークアイのジェレミー・レナー。ドン・チードルもポール・ベタニーもポール・ラッドもエリザベス・オルセンもアンソニー・マッキーも(さぁ誰が誰だか充ててみようw)。まぁとにかくフルメンバーです。でもやっぱりウィンター・ソルジャーのセバスチャン・スタン、かっこいいなー。ああ、そーいえばマーティン・フリーマンも出てた。奇しくもホームズことベネちゃんは”Doctor Strange”の撮影中。なんとマーベル・シネマティック・ユニバースに二人が揃うことになろうとは。
監督は前作に引き続きアンソニーとジョーのルッソ兄弟。アクションシーンがとても良くできてます。

ホントはトニー自身が、自分の持ってしまった力を正しく使えることを望んでいるんだろうな。だって結局暴走するのは彼なんだから。それをわかっていて止められないという点では、やっぱりトニーが一番悪い(いつまでたっても子供だから)のかもしれない。

てことで物語はまだまだ続いていきます。

Written by ei

4月 29th, 2016 at 2:47 pm

Posted in Movies,Roadshow

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