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Runnin' Wild

このところ見た「自宅で映画」のまとめ 2015 その16

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シルバーウィーク前にもうひと仕事(仕事じゃないw)。

robot_overloads.jpgスティールワールド

原題:”Robot Overlords”(2014)

いつものTSUTAYA限定とかいうレンタルもの、IMDbでの評価は低いものの、この程度ならまだまだ見られるレベルでしょう。てか、ジリアン“スカリー”アンダーソンが出ててびっくり!今は新しい「Xファイル」の撮影中だと思うけど、実はもう見れない(耐えられないとかいろんな意味で)と思ってたのに、全然綺麗で。いやぁ、このジリアンなら見たいな、Xファイル。

他にはベン・キングスレーも。そしてこの二人はどちらも主人公ではなくて(笑)、カラン・マッコーリフという青年が主役。アレックス役のエラ・ハントもかわいかった。

ということでおそらく低予算で作ってる(の割にはベン・キングスレーとか)だろうけどそれなりに見るところはあるB級映画。ジリアン・アンダーソンが好きなら見るべし。

a_good_marriage.jpgファミリー・シークレット

原題:”A Good Marriage”(2014)

スティーブン・キングの怖さはどこにあるかといえば、「日常からの逸脱」。毎日続いていく日常がふとしたことから雪崩を打って壊れていく。この久しぶりのキング脚本も同じで、幸せな夫婦と家族の日常がある日を境に変わっていく様を描いている。ああ、確かにキングの話だと実感(ちなみにキングの話は苦手です)。

このケースの解決策としてはこうするしかないだろうなと途中で感じたので、ある意味思った通り。ただアレでは普通検視でバレる。もっと上手にやらないと。CSIあたりが出張ってくるとアウトでしょう。

主演のジョアン・アレン、どこかで見たなぁと思ったら「ボーン」シリーズで常にボーンの味方だったパメラだった人。他の人はあまり知らない……。まぁ「キングの」って冠がついてる時点でその程度の映画っていうことでしょうか。

bangkok_dangerous.jpgバンコック・デンジャラス

原題:”Bangkok Dangerous”(2008)

毎年何本かコンスタントに仕事をこなしてるハゲ一族(マテ の一人、ニコラス・ケイジのアクション映画。タイトルからわかる通り、舞台はバンコク。どこかで見たことある風景とかゴーゴーバーのシーン(笑)とか、水上マーケットのチェイスシーンとかもあって、まるでバンコクも観光案内映画。

世界を股にかける謎の殺し屋ジョーが最後の仕事の地に選んだのはタイ、バンコク。普段なら一般人と関わらず、痕跡も残さずに仕事をして引き上げるのが彼の流儀なのに、最後の仕事と思って里心がついたのか自分に課したルールを破りまくり。いつもなら仕事が終わったら始末する手下のコンも弟子にして格闘技や銃捌きを教えたり、街で出会った美しい女性に惹かれたり。そりゃまー苦労しますわな。最終的には悲しいラストだけど、彼自身が納得してるならいいんじゃないかとか。

主演はニコラス“ハゲ”ケイジ(失礼すぎる)。あ、今回はちょっと髪がある。(笑)あとは皆、タイ人なので。美しいフォンにはチャーリー・ヤン。あら、 台湾人じゃん。w 監督はオキサイド・パン。香港映画の監督みたいです。

アクションものは頭使わなくていいからいいよね。

rage.jpgトカレフ

原題:”Tokarev”(2014)

録画一覧にニコラス・ケイジ作品が3本入ってたのでどーせならまとめて片付けてしまおうということで2本目は新しい映画。ニコラス・ケイジって毎年、コンスタントに仕事こなしてるよねぇ……毎年3〜4本あるもん。きっと韓国人の奥さんに「働けー」とお尻叩かれてるんだろーなー(勝手な想像です)。

元はギャングだが今は足を洗って実業家になったポールの最愛の娘、ケイトリンが誘拐された。数日後、遺体となって発見された彼女を殺したのはロシア製の銃、トカレフ。ポールは昔の仲間と共に、娘を殺した犯人を探し始める。

誰も救われない話は見ていて辛いですな。所詮ギャング、因果応報と言ってしまえばそれまでだけど、見当違いの方向に話が進んでいってなおさら誰も救われない。悪人ばかりとはいえ死人がどんどん増えて行く。まぁそーいう映画ですよ。

ニコラス・ケイジはともかく、娘のケイトリン役のオーブリー・ピープルズは美人だなぁ。TVシリーズのゲストとかで出てるのが多いけどこれから伸びてくるかも。他にはダニー・グローバー、レイチェル・ニコルズ。監督のパコ・カベザスは、次がいつの間にか売れっ子になったアナ・ケンドリックスの”Mr.Right”の監督らしい。

joe.jpgグランド・ジョー

原題:”Joe”(2013)

そしてどーやらWowowがジャパンプレミア(要は公開されてない)だったこの映画。底辺環境で喘ぐ主人公が、そこにやってきた少年をなんとか助けてやろうとするやるせないお話。あまりにも酷い父親とか、生まれる環境は選べないよなーとか色々考える。そしてそういう環境から抜け出すには、誰かいい人に出会わなければ到底無理だという。しかし今でもこんな酷い環境があるんだろうか。小銭と酒を盗むためだけに人を殺すとか……。こんな映画を見ると、俺は幸せな環境に生まれたんだなと思う。

第70回ヴェネチア国際映画祭でマルチェロ・マストロヤンニ賞など2部門を受賞したというこの作品。でもまぁこの地味さだと日本で公開されないのは頷ける。日本は今や、ミニシアター系でさえ売れる映画しか公開されない時代になってきてるのかもなぁ。

ということで85本目まで。まだまだ行くよー。(マテ

Written by ei

9月 17th, 2015 at 1:55 am

Posted in DVD,Movies

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