フラット・ライナーズ
原題:”Flatliners”
一応リメイク?前作と同じ役でキーファーが出てるというのにこの使い方でいいのかと小一時間……。
医大生の同期仲間、コートニー、レイ、マーロ、ジェイミー、そしてソフィアの5人は、臨死体験をした人たちの脳に何が起こっているのかを調べるという実験を行おうとしていた。体温を落とし、除細動器で電気ショックを与えて心臓を止め、2分後に蘇生させるという手法で、その間MRIを使って脳内で起こる現象を記録するというもの。最初に実験を行なったコートニーは無事蘇生するが、同時に過去の記憶や習ったことを思い出し、知能部分でも大きな向上を見せる。彼女の変化を見て、それまで戸惑っていた皆は、我先にと同じ体験をすることに。しかしコートニーは、同時に幻影を見るようになっていた。
オリジナルは1990年の同名タイトルの映画。キーファー・サザーランド、ケヴィン・ベーコン(!)、ジュリア・ロバーツ(あら、まだ整形前w)、ウィリアム・ボールドウィン、オリバー・プラットの5人という、当時考えると豪華なメンバー。今回、映画館で観てから見直したら、よくできてましてね。
そして今作はそのリメイクというか続編というか。一応、キーファーが前作と同じネルソン・ライト役(すでに教授になってました)で出てるんだけど、本編にはまーったく絡まず(えー(・⌓・ ))。ただ出てるだけーってどんだけ勿体無い。せめて何か示唆するとかあってもいいと思うんだけどさー。ギャラ合わなかったのかな。
で、今作では科学の進歩で当時はわからなかった脳の動きとかを記録できるようになったりしてて、よりわかりやすくできてたりするんだけど、怖いという点ではある意味、前作の方が怖いんじゃないかと。なんだろうな、どーしようもない、過去の罪に襲われる怖さ。特撮技術が良くなって恐怖映像は作りやすくなったけど、精神的な部分に訴える方が怖いお話の方がやっぱり怖いやってことか。
主演はエレン・ペイジ。そうそう、「インセプション」の人でしたね。途中えーって感じでそこが一番驚いたというか。(笑)レイには「ローグ・ワン」のキャシアンだったディエゴ・ルナ。マーロにはニーナ・ドブレフ。他にはジェームス・ノートン、カーシー・クレモンズ。そしてキーファー・サザーランド。
監督はニールス・アルデン・オプレヴ。
米本国の評価は酷評。まー勿体ないですわな、キャストの使い方とか色々と。前作と見比べて、前作の方が……と言われてしまう時点で推して知るべしという感じか。