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Runnin' Wild

ドリーム

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原題:”Hidden Figures

副題に「私たちのアポロ計画」と付けたことで炎上したこの映画。作品としては非常に良くできていて、炎上を理由に見ないのは勿体ないですな。ちなみに”Hidden Figures”は「隠された数式」だよね。

米ソの宇宙開発競争が過熱する1960年代、ソ連は人工衛星打ち上げ、さらにガガーリンによる初めての有人宇宙飛行を成功させた。ソ連に追いつき、月を目指すーそれがアメリカの目標だったが、アメリカは大きく遅れを取っていた。「マーキュリー計画」の成功が至上命題となったNASAで、黒人女性たちはアメリカ南部のラングレーで計算手として勤めていた。そんな計算手の一人、キャサリンは、黒人女性として初めてスペース・タスク・グループでの作業をすることになる。しかし当時の南部アメリカには人種差別、女性に対する差別が根強く残っていた。

映画の中では少しだけ脚色(年代とか差別のありようとか)されてはいるものの、実在するNASAの黒人女性たちを描いている。彼女たち、というかこんな屋台骨を支えた人たちの存在がなければ、マーキュリー計画もアポロ計画も、さらにはスペース・シャトルも飛んでいないだろう。実力があるなら肌の色も性別も関係ない。まさに差別の無意味さを感じさせるものになっている。特に北部から来たジョン・グレンが彼女たちに接する態度との違いは、はっきりとそれを描き出しているなぁと。

キャストは主演のキャサリンにタラジ・P・ヘンソン。俺は個人的には「パーソン・オブ・インタレスト」のカーター刑事の印象が強いんだけど、「ベンジャミン・バトン」で助演女優賞にもノミネートされてるんですな。黒人女優の中ではトップクラスの人気者。黒人女性初のスーパーバイザーになるドロシーにはオクタヴィア・スペンサー。「ヘルプ」でアカデミー助演女優賞を取ってる実力派。実はタラジとは同い年なんですな。そしてNASAのエンジニアになるメアリーにはジャネール・モネイ。元は歌手?最近は女優としての活躍が目立ちます。他には久しぶりのケヴィン・コスナー、老けたなぁ、キルスティン・ダンスト、そしてマハーシャラ・アリ。
監督はセオドア・メルフィ。

映画の評価も高く、アカデミー賞にもノミネートされたました。例の「ホワイトウォッシュ」と騒がれた翌年のことなので、この映画入れたのかなーと思ったけど、内容的には賞を取っても全然不思議じゃない出来です。

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Written by ei

10月 15th, 2017 at 9:56 am

Posted in Movies,Roadshow

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