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Runnin' Wild

貞子vs伽倻子

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公式サイト(2016)

これが「角川映画40周年記念作品」だというのがね……。しかも救いなし。

今では都市伝説として語られるようになった「呪いのビデオ」。女子大生の有里は親友の夏美に頼まれて、ビデオをDVDにダビングしようと、中古品のビデオデッキを購入。しかしその中に入っていたビデオには怪しい映像が映っていた。中古ショップに中身を問いただしに行くと、動作確認に中身を見たアルバイト店員が謎の死を遂げていた。その前の持ち主もまた同じように怪死を迎えていることを知り、それが本物の呪いのビデオであることを確信する。一方、両親の都合で引っ越してきた鈴花は、目の前の家に不穏な気配を感じていた。

「フレディvsジェイソン」だと思えば間違いない。(笑)

アメリカでは70年代からブギーマン、ジェイソン、フレディとそれなりなモンスターが登場しているのに、日本の恐怖映画には昭和期後半からいわゆる「ホラースター」が登場してこなかった。その背景には安定した(ように見えた)日本社会と、サイコな殺人鬼が跋扈するアメリカの違いがあったのかなぁと今となっては考えることもできる。それでも江戸時代の怪談に登場する幽霊がずっとトップスターだったことはある意味異質とも言える。そして「貞子」と「伽倻子」というのは現代が生んだ二大ホラースターであり、まぁどっちが勝つか戦わせてみたくなる気持ちもわからなくはない。

そして日本人にとってしっくりくるのは上記の殺人鬼のような「殺人衝動」ではなく、「呪い」なんだなぁというのも良く分かる。どちらが強いかじゃなく、どちらの「呪い」が強いかが戦いのカギだもんね。だからリアルさが出ないとも言えるし、日本人にとってはリアルとも取れるのかもしれない。

ま、確かに「リング」と「呪怨」は怖い。以前も書いたように「リング」は自宅のテレビでビデオを再生して見たとき、ラストシーンで思わず電気をつけてしまったし(笑)、「呪怨」も1回だけ見てそれ以後ずっと封印してた(いつぞやのオールナイトで観てやっぱり嫌だった)。それが何度も作品化されたことでそれらは「実在」の存在というか既知のものとなっているというのは、映画の中の都市伝説の部分とリンクしててなかなか興味深い。

主演は山本美月でいいのか。グラビアとか写真で見ると割と可愛いんだけど、動いてるとダメかも。(笑)他には玉城ティナとか安藤政信とか。監督は白石晃士。「テケテケ」とかVシネマ系の怖い映画撮ってる人か。しかしせっかくかっこいい設定が活かせてないぞ。異端の霊能者 経蔵がもっと活躍しても良かったんじゃないか?勿体無い。

まー、怖くなくはないけど、電気をつけるとか封印するとかはしなくていいレベル。(笑)

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Written by ei

6月 30th, 2017 at 5:33 pm

Posted in Movies

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