キャビン・フィーバー
原題:”Cavin Fever”(2016)
2002年の「キャビン・フィーバー」のリメイクなんだけど、オリジナルはコメディでホラーって書いてあるのよね(見てない)。でもやってることは同じらしい。(笑)
大学の友人たち5人で訪れた湖のほとりのロッジ。皆思い思いの方法で楽しんでいたが、突然血だらけの男が現れる。何かの病気に感染している男を追い払おうとして誤って火をつけてしまう。車も壊れてしまい、どこにも行くことができなくなった一行は、周囲に病気が蔓延していることに気付くが……。
「キャビン・フィーバー」ってのはもともと「閉所性発熱」という、孤立した場所で長期間屋内に閉じ込められたときに起こる反応という意味らしく、「シャイニング」のジャックがああなったのも一種のキャビン・フィーバーという話もあったり。(まぁ小説版は霊の仕業だけどね)
この映画では病気がきっかけで閉じ込められた人たちがおかしくなるって話なんだけど、どちらかというと都会の人間は田舎の水はなじまないって話のよーな気がしますな。都会の人間が田舎に来てでかい顔すんじゃねーよと。怖いのは何よりも人というか。怖いというより残虐描写が多くてキモい。これってオリジナルはホントにコメディな部分あったの?とか。でも聞くところによるとオリジナルと内容はほとんど変わらないとか(さらにグロいらしい)。
B級のホラー映画に必要なのは美人と相場は決まってるわけだが、今作ではあまりこれっていう人が出てこない。見たことある人も誰もいないしなぁ。ゲージ・ゴライトリーはちょっとかわいいけど最初に感染しちゃうし(笑)。他にはマシュー・ダダリオ、ネイディ・クロッカー、サミュエル・デイビス。
監督はトラヴィス・ザルーニー。
まー、都会のネズミは田舎に来ちゃダメよっていう、そーいうお話(あまり間違ってない)。しかも伏線回収してないな、この映画。w