若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

バンクラッシュ

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原題:”Cien años de perdón”(2016)

知能指数があまり高くないスペイン発の銀行強盗映画。スカッとカッコよく決めて欲しいんだけど、それはラストだけでした。

交通渋滞が起こるほどの豪雨の中、銀行に6人の男たちが乗り込み、人質をとって立てこもった。できるだけ短い時間で仕事を済ませ、あらかじめ掘ってあった抜け道を使って脱出するはずだったが、雨のために水没して使えなくなってしまう。仕方なく他の方法を模索する中、政府を揺るがす秘密のデータが入っているというHDDが貸金庫に預けてあったことが判明する。

銀行強盗ものというと、華麗に綺麗に痕跡も被害も残さず完了するタイプか、あるいは追い詰められて銃撃戦の末に全滅するタイプとほぼ決まってる。でもこの映画の犯人たちはそのどちらにも当てはまらない、知能指数の低いタイプと言えるかもしれない。(笑)まぁ悪党同士だからお互いに信用してないってのはあるかもしれないけど、せめて統率は取れないと。一人のバカのために自滅していくってのは一番つまらない。少なくとも「スタイリッシュな映像」とは言えないと思うぞ。

聞けば本国スペインで大ヒットを記録した映画で、今年の「未体験ゾーンの映画たち 2017」で上映されたそーで。まぁあれはB級映画を集めてビデオスルーになってるものをせめて1回でも劇場にかけることが目的だからなぁ。劇場で観ればもう少し違うんだろうけど。

スペイン映画なので誰も知りません。有名どころはルイス・サルトル、ロドリゴ・デ・ラ・セルナあたりのようです。
監督はダニエル・カルパルソロ。

スタイリッシュな頭脳戦を描くならもう一つ二つどんでん返しを用意して欲しい。ちょっと……いやかなり力足らずですな。

Written by ei

4月 3rd, 2017 at 9:28 am

Posted in DVD,Movies

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