ターミネーター4
原題：”Terminator Salvation“
つまりこの映画はアレだ、現代の兵器に於いて未来の機械軍団と対峙できるのはA-10だけだということをいいたい映画なわけだ。（違
2018年、スカイネットはすでに起動し、人類は絶滅されつつある未来。予言の男、ジョン・コナーは反乱軍の一部隊の指揮官として、未だスカイネットに対しての決定打を見つけられずにいた。そんな中、反乱軍司令部が見つけたマシンを停止することができる周波数。ターミネーターに試したところ、確かに停止する。この周波数を流すと同時に敵への総攻撃を決定する反乱軍。しかしジョンは攻撃基地に捕らえられているカイル・リース救出を試みる。果たしてスカイネットは止まるのか？カイル、そしてジョンの運命は？
映画冒頭からぶっ飛ばしてるのはA-10 サンダーボルト。A-10ってのはこんな機体だ。
A-10は敵地上部隊・重防御陣地と被弾上等で殴り合いして勝つためにある漢の機体
A-10は不整地でも運用できる
A-10はおよそ10億円である、安すぎる
A-10は翼の三分の二が吹き飛ばされても帰還する頑丈さである
A-10は湾岸戦争で260発も被弾しながら帰還している
A-10の垂直尾翼は整備性配慮で左右使いまわしができる
A-10のエンジンが上にあるのは下からの防御のためであり、離陸時に砂埃を吸わないためで、排気の赤外線が隠れるから
A-10は高い運動性を誇る
A-10にはサイドワインダーが搭載可能で格闘戦もできる
A-10には撃墜記録もある
A-10は700km/hまでしか速度が出ない
A-10は7トンものペイロードを持っている
A-10のエンジンは低燃費であり、戦闘行動半径1500キロ、フェリー航続距離4100キロを誇る
そんなに飛んでどこへ行く気だA-10（以上2chのコピペ）
この間の湾岸戦争でそのとてつもない強さが証明され、退役予定だったのが改良されて延長されたという漢の機体なのである。しかも改修後は2028年まで運用予定……そうか、2018年なんて全然現役じゃん！（違 ま、我々の世代にとっては「エリア88」のグレッグ機として有名だ。別名「空飛ぶ戦車」。こいつがスカイネット機械化軍に対抗する兵器として活躍するのだから、他のことに目がいかなくてもしかたない。（やっぱり違うｗ）
まぁいいや、本編の話をしよう。（笑）本編は我々が「知っている未来」の知らない話。つまりスカイネットが起動してから反乱軍がどーやって最後の砦を崩すところまでいけるかというところを3部作で作るということらしい。当初の「ジャッジメントディ」は1997年。すでに歴史は変わっている。タイムパラドックス的にはカイルが過去に戻らなければジョンは生まれないのは規定の事実。しかし、すでに生まれてしまったジョン自身の歴史は変わらないわけで、ここらへんをどう絡めながら話を進めていくのか。そしてT-800、T-1000といったターミネーターがどのように登場してくるのか。すでに知っている未来になるのか、それとも違う未来が展開するのかはわからない。
とかまぁ、ターミネーターの話をしていてもやっぱり終わらないのでこれもこのへんで切り上げよう。（笑）
やっぱり気の毒なのはジョン・コナー役のクリスチャン・ベールで、今回はとにかくマーカス・ライト役のサム・ワーシントン にイイトコもっていかれてしまってる。そーいや「ダークナイト」でもジョーカー相手にいいとこなしだったよなぁなんて思い出しながら、彼は主役でありながら引き立て役でしかいられないのかと思ってしまう……。
本編中にはもちろん「あの人」も登場。やはり第一作を観た我々にとって、もっとも恐怖をもたらす者は彼でしかあり得ないわけだよなぁと。
主演はクリスチャン・ベール。彼はこれで「バットマン」シリーズ、「ターミネーター」シリーズと２つの超大作シリーズを手に入れたわけだが、もっと印象的な演技が……とならないものか。ああ、やっぱりターミネーター撮影中に怒鳴り散らしたというのはこのフラストレーションが原因？とか思ったり思わなかったり。 そして今回一番光ってるのはサム・ワーシントン。次回作以降がたくさん決まっていて（その中には”Crash of the Titans“も？？）、これから先アクション映画で見られそうななかなかな顔。他にはヘレナ・ボナム・カーターやアントン・イェルチン。
監督はMcG。「チャーリーズ・エンジェル」シリーズのあの人。T5も自分で撮るのかな。
ということで言いたいことがたくさんある映画なんだけど、話し始めると一晩で終わらないのでこのへんで。A-10の勇姿は必見！（けっきょくそこかｗ）