ネイビーシールズ: オペレーションZ
原題：”Navy Seals vs. Zombies”(2015)
昔、チャーリー・シーンが出てた「ネイビー・シールズ」って映画があったよねぇ。あれの続編か？と思ったら大間違いで、敵対する相手はゾンビです。（笑）
副大統領が遊説中の ニュー・オリンズで暴動事件らしきものが発生。バトンルージュ市内で続発する暴動から副大統領を救出すべく、ネイビー・シールズの部隊が召集される。現場に到着した隊員たちは、打っても死なない人間たちを見て驚愕するが、これらは新たなバイオ兵器による攻撃だった。
「ゾンビとは恐怖ではなく環境である」 ゾンビそのものが怖いわけじゃなく、ゾンビがいる環境でどう生き延びるかというのがテーマ。なのでゾンビそのものの生態はどんな映画でもゲームでもほぼ固定されていて、もーほとんど障害物の一つなわけで、その環境の中に何を置き、それがミッションをクリアするまでの、シチュエーションムービー的な、ストーリーの解説もほぼいらないみたいな。……しかし、アメリカ人てホントにゾンビ好きよねぇ。
今回、その過酷な状況に置かれるのは海軍の精鋭 ネイビー・シールズ。彼らが進んでいく様子はさながらシューティングゲームで、ヘッドショットを撃ち抜いた瞬間に点数が出るんじゃないかという（笑）感じ。結構しっかり撮っていながら合間に監視カメラやライブ映像を挿入して現実味を出す手法の低予算映画。考えてみるとゾンビものって人さえ集められれば割と撮れそうよね、メイクもテキトーでいいし、ボロボロの服きて走ってれば（最近のゾンビは走る）いいし。
キャストはそんなわけで知らない人だらけ。（笑）ほぼ全員がTVシリーズとかに出てる人とか、B級映画スターっぽい。
監督のスタントン・バレットはなんとスタントマン出身。
すげー怖いーかっこいーとか思って見なければそれなりに見れるように作ってある映画。ああ、冒頭の「ネイビー・シールズ」とは全く、なんの関係もないです。w