エージェント・ウルトラ
原題：”American Ultra”(2015)
これまた観逃しちゃった映画、Wowowでやってたので。コメディにしたいのかシリアスにしたいのかどっちつかずで終わってしまうのがなんともいただけない。
コンビニでバイトしているマイクとそのガールフレンドのフィービーは自他共に認める完璧なバカップル。毎日大麻を吸ってラリってるけれど、二人はそれでも幸せだった。ある日マイクは店に現れた女性から謎の言葉を聞かされる。その直後から何者かに命を狙われ始めるマイクだが、身に覚えのない格闘能力を使って刺客を倒す。果たして、マイクは何者？
まぁ言ってみれば（てかこれを言うと全てがバレるわけだがw）「ボーン」シリーズと同じお話をもっと若くて人気のある人にやらせてみた映画。ヒットすれば続編て手もあったのかもしれないけど、今のところそんな話は出てきてないようで。と言うのもおバカカップルな二人の話なんだからもっとおバカなコメディでいいはずなのに、どこかでシリアスなスパイ物の枠を捨てられない……これもまたボーンシリーズの影響なのかなぁ。で、どっちつかずで撃沈というまぁよくあるパターン。「キングスマン」ほど笑えないし、かといってボーンシリーズほどワクワクしない。まぁこれじゃダメですよね。
主演は「ソーシャル・ネットワーク」のジェシー・アイゼンバーグ。あのイメージが強すぎて、どの映画を見ても頭良さそうで。今はDCの”Justice League”撮影中で、彼はレックス・ルーサーです。共演はクリステン・スチュワート。昔はホントに可愛いなぁと思ったんだけどなぁ、最近はあの目の周りのクマがどーも病的で。本人も迷走してますねぇ。他にはトファー・グレイス、コニー・ブリットン、ジョン・レグイザモ、そしてビル・プルマン。
監督はニマ・ヌリザデ。
「キングスマン」が売れたのはやはりあの大爆笑首チョンパシーンとか記憶に残る部分があったからで、だからこそシリーズ化される。比べるとその記憶に残るシーンがないこの映画は、やはりシリーズにするのは難しいでしょうかねぇ。