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Runnin' Wild

スーサイド・スクワッド

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原題:”Suicide Squad

結局、急ぎすぎなんだろーなー。MCUが羨ましいのはわかるけど、あれは第1作の「アイアンマン」(2008年)からそれなりの金と時間をかけた結果だから。それを一気にキャラ出して追いつこうというのはちょっと拙速です。

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」での衝撃的なスーパーマンの死後。世界は異星人や人を超えた存在に対抗する術を失ってしまった。アメリカの政府高官アマンダは、死刑囚や終身刑になっていた悪党たちを集めて「スーサイド・スクワッド」を結成し、これらに対抗しようとする。そのメンバー候補の一人、古代の邪悪な魔女 エンチャントレスが自らの弟を現代に解き放ち、人類を滅ぼすために活動を開始。いよいよスーサード・スクワッドが出動する。

本国では批評家と観客で評価が真っ二つに分かれたこの作品。「今年最大の金返せ映画!」と叩く批評家に対して売上は8月公開映画史上最大の封切りヒット!実はウィル・スミスが入ってシナリオがぐちゃぐちゃになったとか、派手な予告編を作ったら好評だったので、監督が編集したのとは全く違うバージョンが公開されたとか……。その割にはヒットに対して監督は続編作らせろ!と言ってるとか。うーん、混乱してますかね。

で、映画としてはやっぱりこう「一気にまとめて寄せ集め」的な印象が否めない。……もっとも日本人的に言えば「ドラゴンボールのピッコロやベジータが世界の平和を守るために戦う」話と言われればそれはそれで納得なわけで、そーなると日本人はDCコミックスに対するバックグラウンドを持っていないから拙速過ぎると感じるのかもしれず。ただマーベルはその点にしっかり時間をかけて映画を見せてるわけで、世界に対して売っていきたいという姿勢ではそちらの方が上だなぁと。

主演のスーサイド・スクワッドたちにはウィル・スミス、マーゴット・ロビー、ジェイ・コートニー、ジェイ・ヘルナンデス、アドウェール・アキノエ=アグバエ。まぁやはり注目はハーレイ・クインのマーゴット・ロビーでしょうかね。このキレてイカれた可愛さってのがティーンエイジャーの女の子に人気があるに違いない。キレてても純愛だしね。そしてジョーカーにジャレッド・レト。一番のビッグネーム(=ギャラ多い人)よりもこの二人に注目が集まるのはいいことです。他にはどーみても悪党なアマンダにヴィオラ・デイヴィス、今回のヴィラン エンチャントレスにカーラ・デルヴィーニュ、フラッグ大佐にジョエル・キナマン。カメオ出演でブルース・ウェインことバットマンことベン・アフレックとか、DCUの中でフラッシュを演じることに決まったエズラ・ミラーもちょっとだけ登場。
監督は「フューリー」のデヴィッド・エアー。 とりあえず次回作もウィル・スミス主演の”Bright“だそーです。

悪い人たちがあまり悪く見えなくて、一番悪党に見えるのが政府高官とかバットマンってのもまーどうかと思うわけだが。悪はあくまでも悪としてきっちり描いて欲しかった気がするなぁ。

Written by ei

9月 17th, 2016 at 3:28 pm

Posted in Movies,Roadshow

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