若旦那の独り言wp

原題：”Hancock“

あたらしいヒーロー、一丁上がりって感じ？

ロサンゼルスに住むハンコックは普通の人とは違う能力を持っていた。不死身の肉体、空を飛ぶことができ、スーパーパワーを持っている。しかしそのパワーゆえに物を壊し、不用意な動きが人を傷つけるため、悪人を退治しているにも関わらず人々の理解を得られず、孤独の中でただ酔っぱらっていた。そんな彼があるとき助けたのは広告マンのレイ。彼はハンコックを正しいヒーローとして世の中に売りだそうとする。果たしてハンコックは人々に受け入れられるのか？

ヒーローモノ流行の昨今、ヒーローと言えば必ずアメコミ出身だった中、このハンコックは映画用のオリジナルキャラ。これまでのイメージがない分作りやすくもあるだろうけど、逆に言えばしっかりとしたバックグラウンドを作れるかどーかというのもポイント。でないと「ウィル・スミスのアレ」で終わってしまうだろう。とりあえす作りもしっかりしてるし、他のスーパーヒーローの謎……壊した施設はどーするのとか私生活とかも描いていて親しみは持てるかもしれない。あとはウィル・スミスが好きかどうか。そう、ハンコックはどこまでいってもウィル・スミスな気がするのだ。まぁそれはハリウッドスターの映画にはありがちな部分ではあるのだけど。

主演はウィル・スミス。ヒロインにはシャーリーズ・セロン。他にはジェイソン・ベイトマン。ま、この手の映画にありがちな、とりあえずトップ２がしっかりしてればそれでいい構成。（笑）敵役なんかがもっとしっかりしてるとアクションを楽しめるんだけど、後半は苦悩で終わってしまったのが残念。次回作を作るならもっと悪いヤツと対ハンコック対策、そして残忍さ……。ああ、それは求めちゃだめだよねぇ。
監督は ピーター・バーグ。予定している映画の中に”Dune”の文字が！ほんとか！

とりあえずヒーローモノにはありがちな「ヒーロー登場！」編て感じ。楽しめるようには作ってあります。2以降があるかどーかはウィル・スミス次第なんじゃない？