デス・ノート
原題:”Let Us Pray”
未公開作品ばかりを集めた「未体験ゾーンの映画たち 2016」という、要するにB〜C級のマイナー作品が集まった映画祭が年明けからヒューマントラストシネマ渋谷で開催中。てことでその中から1本目はブリュッセル国際ファンタスティック映画祭でグランプリを取ったというイギリス・アイルランド合作映画。邦題のつけ方が安易すぎです。
小さな町の警察署に赴任したレイチェルは、出勤途中に事故に遭遇。事故を起こした男を連行するが、被害者は消えてしまう。警察署にはDVで捕まった教師がすでに収監されており、その後に事故の被害者が連れてこられる。怪我をした被害者の男を見るためにやってきた医師は「お前はすべてを知っている」と男に襲いかかるが……。
まぁ確かにノートに名前は書いてあるけどだからって邦題を「デス・ノート」って。(笑) そりゃあんまりじゃありませんか。確かにお金かかってないB級映画だけど映像には緊張感があるし、お話も綺麗にまとまってて結構良くできてましたよ。クライマックスはやっぱり爆笑してしまったし。(いやそーいう映画じゃない) どーも俺、男がショットガン持って「ガガーン!」ってシーンがあると笑うように回路が繋がっているらしい。
主演のポリアンナ・マッキントッシュはミラ・ジョボビッチ似の綺麗なスタイルと力強さを感じさせるなかなかいい女優。物語のキーになる「six」はリーアム・カニンガム。この人は見たことあるなー。どちらもTVシリーズなどで活躍している人のよーで、しかもイギリスの俳優さんなのであまり見ないのは当たり前か。
監督はブライアン・オマリー。この映画が長編1作目。このタッチの映画が作れるなら今後は楽しみ。
1本目がこんな出来のいい映画だと、後から観るのがダメだったらどーしよーと思いつつ、もう少しこの映画祭の作品を観ていく予定。今年はB級映画戦線に復帰だ!