ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密
原題：”Night at the Museum: Secret of the Tomb”
ああ、これでホントに最後なんだなぁ……。合掌。
アメリカ自然博物館の夜警として働くラリーは、新しくオープンするプラネタリウムのオープン記念パーティに「夜の仲間」の力を借りようとしていた。もう少しで成功！というところで彼らの動きがおかしくなりパニックに。その原因は彼らの力の源でもある石板の変色にあった。このまま石板が力を失ってしまったら、皆動けなくなってしまう。その謎を解くには、アクメンラーの父で石板を作ったマレンカレに話を聞く必要がある。大英博物館に展示されているマレンカレに会うため、ラリーたちは大英博物館に向かう。
シリーズ3作目にしてラストになる今作。ストーリーはいつもと同じくドタバタコメディで、舞台が大英博物館に変わって登場する遺物も変わるという感じなわけだが、やはり今作が遺作になるロビン・ウィリアムズの姿を見るだけで悲しくなるのは仕方ないところ。でも皆、シリーズ通してほぼ同じキャストでできたのは良かったんじゃないかと。
あとはやはり大英博物館て、世界中からいろんなもん「取って」きててすげーなーと（笑）。最初のシーンのエジプト王墓の発掘なんて、もう墓荒らしとなんら変わりないですからな。まぁ大英帝国時代のことだからアレなんだけどさ、日本みたいにいつの時代のものであっても「返せ」「略奪だ」って言われてるのとはエライ違いだ。これまでなら文化財保護のためにという名目で置いておけたかもしれないけど、いずれ返却する意志はあるんだろーかね、あの国（なさそうだよなぁ）。
まぁそんなわけでキャストは息子役が変わっただけで、あとはほぼ同じ。ベン・スティラーときっと朋友なオーウェン・ウィルソン、スティーブ・クーガンにラミ・マレック、ミズオ・ペック。大英博物館ではベン・キングスレーも登場。そして意外な人がカメオ出演もしてます。いい人だー。（笑）
そしてもちろん、セオドア・ルーズベルト役のロビン・ウィリアムズ。もうこの姿が銀幕で見れないとは、なんと悲しいことか。いつかマダム・タッソーの館あたりに石板を持ち込んで話がしたいものだ。合掌。
監督もシリーズ通してショーン・レヴィ。
シリーズを通して見てる人もそーでない人も十分楽しめます。そしてロビンの最後の勇姿を目に焼き付けてください。