シェフ ～三ツ星フードトラック始めました～
原題：”Chef”
俺？（違います）
ロスにあるレストランのシェフ、カールは新しいメニューを試したいと考えていたが、オーナーは常に同じコースを出すことにこだわっていた。ある日、料理評論家が来る！という日に新作メニューを出したいと主張するもやはり許可されず、評論家による批評もボロボロ。結局、カールはレストランを辞めてしまう。元妻と息子に付き添ってマイアミに行ったカールは、抜群のキューバサンドイッチをフードトラックで作って売ることにするが……。
この映画は「アイアンマン」シリーズの監督も勤めるジョン・ファヴローがプロデュース、脚本、監督、主演と多彩にこなした一本。元々多彩な人なんでしょうな、料理シーンもどこまでやってるかわからないけど、教わってるシーンとかがエンドロール中に流れたりもしてました。
「始めました」という割にはフードトラックのシーンてあまり長くなくて（笑）、前半はシェフの苦悩が描かれてたりするんだが、でも確かにキューバサンドイッチは美味しそうで、フードトラックで人に美味しいモノを食べさせる楽しさが伝わってくる。TwitterやFacebook、VINEなどのSNSを使いこなした脚本は面白くて、最近の「美味しいモノをどんどんツイートする」とかの風潮をよく表してる。ただ最後の5分があっという間に終わってしまうのはちょっと……。そこまで見せたいのは分かるけど、あの切り上げ方はどーなのよとか。「始めました」は邦題なので別にいいとしてもさ。（笑）
主演はそんなわけでジョン・ファヴロー。共演はカールの相棒役にジョン・レグイザモ、レストランのソムリエにスカーレット・ヨハンソン。さらに「アイアンマン」繋がりでロバート・ダウニー・Jrも登場。変な人です。（笑）そしてカールの息子役のエムジェイ・アンソニーくんが目がくりくりでアタマもキレててとてもかわいい。あ、ダスティン・ホフマンも出てました。
監督もそんなわけでジョン・ファヴロー。
そーいえば俺も小学生の頃から実家の手伝いで福山の夜店とかに出店してたなぁ。夏の暑い盛りにところてんとラムネと田楽なんかを売ってたし、スーパーに宣伝販売で入ってたこともある。あの現場の楽しさってのはやった人にしかわからない。食べた人が美味しい！って言ってくれるとこっちも楽しい。お客さんの顔を見て商売するってことの大事さは、どこの国でもどの業種でも変わらないんだろーな。
あー、キューバサンドイッチ食べてー。