若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

きっと、星のせいじゃない

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原題:”The Fault in Our Stars

予告編からは想像が付かない展開に泣くのも忘れて驚いていたという……。(笑)

幼い頃から癌に冒され、肺にも転移して呼吸器なしでは生活できないヘイゼル。すでにいつ死を迎えてもおかしくない彼女は、母のすすめで癌患者が集まる集会に参加することにした。そこで出会ったのは骨肉腫で右足を失った青年、オーガスタス。ヘイゼルが薦めた小説を起点に、2人の関係は深まっていくが……。

観ていて思い出したのは、若い頃(笑)に観た10代の少年少女の恋愛映画。「リトル・ロマンス」とか「小さな恋のメロディ」とか、若すぎるがゆえにかなわない恋の物語。しかし彼らの場合にはそこに「癌」というさらに大きな障害があるわけで、余命いくばくもないこの子たちの人生にどれだけのことをしてやれるのか……という親の視点でしか観れなくなっている自分に驚くなど。まーでもそうなりますわな、さすがに自分にはダブらない。

今作で非常に評価が高いのが主演のシャイリーン・ウッドリーの演技。鼻に呼吸器を付けたまま、メイクもほとんどしないまま全編に登場する彼女の、最後まで死と向き合う姿勢は確かにしっかりしている。すでにアメリカでは「第二のジェニファー・ローレンス」の声も聞こえてきているけど、今回のオスカーにはノミネートもされなかった。残念。それに対してオーガスタス役のアンセル・エルゴートの評価の低いことと言ったら……。(苦笑)

てことで主演は上記の2人。他には「ジュラシック・パーク」のローラ・ダーン。歳取りましたなぁ。そしてピーター・ヴァン・ホーテンにウィレム・デフォー。このどーしようもない作家の役は必要なんだけど、だったらもう少し彼のことを描いてもいいかなと思ったり。これだとタダの偏屈な爺ぃだ。
監督はジョシュ・ブーン。まだ35歳、若いねぇ。まだこれが2作目。

まぁはかない恋の物語であることは事実。でも泣けないよ(あ、俺だけか?)。

Written by ei

2月 27th, 2015 at 11:10 am

Posted in Movies,Roadshow

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