若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

モネ・ゲーム

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原題:”Gambit”(2012)

コリン・ファースにコメディは似合わないなぁ……。おしゃれ度を補うべきヒロインがヤンキー(失礼)娘だし。

美術専門家のハリーはメディア王で雇い主のシャバンダーに失敗を咎められたことから、復讐を思いつく。彼が長年探しているモネの絵の贋作を作り、彼に売りつけようというのだ。そのために必要なのは、第2次大戦中にその絵があったと言われるドイツに攻め入ったアメリカ人の孫PJ。しかし物語は彼の思わない方向へと進んでいく……。

まぁこの手の話は最後の大ネタがどう決まるかがポイントなわけで、そーいう意味では未だに「スティング」を越えるコンゲーム映画に出会ったことがない。まぁあの映画を見た頃は純粋だったからってのはあるのかもしれないが、やっぱりあの衝撃を越えられないんだよなぁ。

そーいう意味でこの映画も直前にネタがばれてしまうという残念な……。つーかあれは編集でカットしときゃいいんじゃね?と思うのは俺だけなんだろーか。それさえなければもっとラストで驚けた(てもやっぱり気がつくか)と思うんだけど。なんか凄く残念な気もする。

そして主演のコリン・ファース。どーにもコメディが似合わない。まじめに見えすぎるんだろうか、バカやってても楽しんでやってるように見えない。さらにヒロインPJはさすがにこのとき40歳のキャメロン・ディアス。ヤンキー「娘」じゃなくてお……(失礼すぎるw)。女優の旬は短いなぁとしみじみ……。シャバンダーにはアラン・リックマン、スネイプ先生ですな。そしてハリーのライバルの専門家にスタンリー・トゥッチ、この役はもうこの人ぴったり。w
監督はマイケル・ホフマン。

企画そのものは1997年に始まって二転三転の末によーやく映画化にこぎ着けたそーな。当初はリース・ウィザースプーンという話もあったよーで、確かに10年くらい前ならキャメロン・ディアスでも良かったかもねーと。

Written by ei

10月 29th, 2014 at 12:05 am

Posted in DVD,Movies

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