若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

共犯

without comments

p_in_crime.jpg

東京国際映画祭 サイト

今年の国際映画祭の台湾映画は「KANO」だと思ってたんだけどなぁ。しかし台湾の青春映画は相変わらずなんともいえない懐かしさと切なさがありますな。

登校中に路地で変死体を見つけたホアン、リン、イエ。死んでいたのは同じ学校のシャーだった。全く共通点のない3人が事件を通して知り合いになり、シャーが死んだ原因を知ろうとして行動を共にすることに。そしてシャーの部屋に忍び込んで見つけたメモに書いてあった犯人とおぼしき人物に復讐を企てるが、それはあらたな事件を引き起こすことに……。

孤独がすべての事件の鍵になっているお話。現代の子供たちは明るく楽しくふるまっているようでいて、実は孤独なのかもなぁと。そして彼らのつながりの多くがFacebookだったりするのも興味深い。実際俺の子供の頃にあんな便利なツールがあったら使っちゃうよね、と思う反面、やっぱりコミュニケーションを阻害している一因になっているのかもなぁとも。

ま、そんな現代的な子供たちの話だけれど、やっぱりなんとも懐かしい。切ない。まぁそれは自分がその時代を懐かしんでいるからなのかもしれないけど、とても心を惹かれる部分があるのは確か。少なくとも日本映画に今、こんなのはないなぁ。てかお金かけて大作作ってりゃいいってもんでもないってことなのかも。

主演は巫建和、鄭開元、鄧育凱、鄧育凱、溫貞菱、洪于晴。唯一知ってる顔は柯佳嬿(アリス・クー)。なかなか台湾スターは名前が頭に入らなくて大変ですな。
監督は張榮吉(チャン・ロンジー)。「光にふれる」とかの監督さんです。

今年の国際映画祭で観るのはこれだけ。ちょっと残念。

Written by ei

10月 25th, 2014 at 3:49 am

Posted in Movies,Roadshow

Tagged with ,

Leave a Reply