若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

舞子はレディ

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黙々とタスクを消化。観に行った理由は種ちゃんがいろいろと関わってるからという……。もうちょっと名前出てもいいと思うんだけど、ポスターにも書かれてなかったなぁ。

京都は下八軒の老舗お茶屋万寿楽にある日ひょっこりやってきた春子は、鹿児島弁と津軽弁の混ざった言葉で「舞子になりたい!」と言う。それをたまたまお茶屋の台所で聞いていた言語学者 京野と老舗呉服屋の旦那 北野はあの子が本物の舞子になれたら、京野がこれから一生、お茶屋で遊ぶ面倒をみてやるという賭けをする。こうして何の身よりもない春子は翌年の春から仕込みとして万寿楽に住み込みをし、京言葉を覚え、踊りや作法を学ぶようになるが、なかなか一筋縄ではいかない。しかしそんな春子には秘密があった。

粗筋とタイトルを見れば、もう「マイ・フェア・レディ」をモチーフとした映画だということが丸わかりなわけだが、お話もほぼそのまま。内容も舞台が京都の格式の中なのに実はミュージカル。(笑)京野に恋心を抱く春子が歌う「京都盆地に雨が降る」なんて、まさにあの歌(”The Rain in Spain”)ですよ。

そして今回、種ともこが関わっているのは、このミュージカルの「歌詞」部分。歌の多くが京都弁なこともあって、不自然な言葉回しにならないような歌詞を付けたってことでしょうかね。歌唱指導と京都弁指導も担当したそーな。1曲くらい作曲したものが入ってても良かったのになぁ。

さすがの周防監督作品だけあってキャストは豪華。主演の上白石萌音は鹿児島出身で2011年の東方シンデレラオーディションで審査員特別賞を受賞しているまだまだ新人。鹿児島弁ネイティブスピーカーで歌も歌えてイモっぽい(笑)ところが起用の理由かと思ってたら、本来は津軽弁だけにするつもりが、彼女が鹿児島出身だからダブルにすることになったらしい。言語学者京野には長谷川博己。嘘くさい京都弁がなんともいえません。万寿楽のおかあさんには富司純子。他には田畑智子、岸部一徳、草刈民代(もちろん奥様)、高嶋政宏などに加えて、いつもの面々、竹中直人、渡辺えりなどなど。
監督は周防正行。

実は「シコふんじゃった。」の次回作として20年以上前から構想されていたという本作、周防監督作品としては久しぶりに何も考えずに楽しめる映画になっております。んー、ただミュージカル嫌いな人には違和感あるかもなー。w

Written by ei

9月 23rd, 2014 at 11:11 am

Posted in Movies,Roadshow

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