13日の金曜日
原題：”Friday the 13th“
映画観て笑ってたのは内緒だ。（笑）引きつり笑いでもなんでもなく、内容も何も変わらない、相変わらずのジェイソンくんだったし。
クリスタル・レイクキャンプ場はかつて血の惨劇があったという噂のある場所。しかしすでに今は寂れた廃墟となっていた。そこにやってきた5人組のキャンパー。男たちの目的は大麻。しかし何者かに襲われ、惨殺されてしまう。6週間後、行方不明になった妹を捜してやってきたクレイ。そう、妹は5人組のキャンパーの一人だったのだ。果たしてクレイは妹を見つけることができるのか？そして殺人鬼の正体は？
ホラー史上最も有名な殺人鬼であろう、ホッケーマスクの男のリメイク作品。しかも今回のリメイクではそもそもそれを翻案しようという気もまったくなく、かつてのホラースターを現代に復活させただけ。つまりもうそれが誰で、どーいう経緯でどーするかってことを知ってる人にとって、この映画はかつてのシリーズと同じく「じゃあ誰がどう死ぬの？」ってことにしか興味がない話だったりする。そう考えると１作目はやっぱりショッキングだったよなぁ。少なくともひねってあったし、最後は！って感じだった。
今作では一応二段立てになってはいるものの、要は死ぬ人が増えるだけなので意味なし。唯一！だったのは最後に生き残る人で、まさかあそこであれをあーするとは思わなかった。（笑）で、そのシーンでゲラゲラ笑ってたんですね、「いやぁ、ありえねぇ」って。ホラー映画のお約束をそこだけ破ってるんだもの。驚きのあまり笑っちゃいましたよ。
主演はTVシリーズ「スーパー・ナチュラル」のイケメン弟、ジャレッド・パタレッキ。ヒロインにはダニエル・パナベーカー。妹にはアマンダ・リゲッティとアメリカのTVシリーズヤングスターが揃っております。
監督はマーカス・二スペル。ああ、”The Texas Chainsaw Massacre”をリメイクした人なのね。納得。
驚くことに全米映画チャートダントツの1位。よっぽど今、観るモンないのか、それともアメリカ人はやっぱりこの映画が好きなのか。 カップルで行ってきゃーきゃーいうにはいい映画ということか。