若旦那の独り言wp

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なんで予想ガイが出てくると笑ってしまうんだろうか……。（笑）少なくとも観に行ったあとは、これから手洗いうがいをしっかりするようにしようと心に誓いました。

ある日、救命救急医　松岡が前日診た患者が急患として運ばれてきた。高熱で吐血だけでなく目からも血を流し、松岡や他の医師たちもなすすべなく患者は死亡。しかしそれをきっかけに、パンデミックが始まる。WHOのメディカルオフィサーで松岡のかつての恋人　栄子の指揮の下、病院は隔離病院に指定。ウィルスと戦い始めるが、その正体は杳としてしれない。これは新型インフルエンザなのか？それとも未知のウィルス？先の見えない戦いが続いていく……。

これは実際に起こりうるシナリオであり、おそらくその辺のことを考えて非常に練ってあるんだろう。リアリティのある話として良くできている。ドキュメンタリーっぽく時系列で撮っていく手法も結構、臨場感があって良い。少なくとも映画館で息を止めたくなるくらいには。（笑）そしてこのパンデミックが起こったときどーするべきなのかを考えてしまう。
もちろんいい加減なところもたくさんある。日本だけで進行するはずもない（そもそも海外から渡ってきている）ウィルスが日本でしか広まらないのは、ある種悪意を感じるところもある。ま、ゴジラが日本にしかこないのと同じだと言われればそれまでだが。それでもやはり、この手のどーしようもない感のある映画は怖い。
あとこの映画、最後の30分はいらない。（きっぱり）観てる人を泣かせるため「だけ」の演出は、はっきり言ってこの映画には似合わないし必要ない。最後のだらだらとした感情に訴えようとする筋立てが、返って覚めた目で物語を振り返らせ、結果としてそのアラが目立ってしまう結果になっている。このパートなければかなり店舗も良くいい映画になったと思うのになぁ。

主演は愛の文字入りのカブトは被ってないけど妻夫木聡。ヒロインには金麦のCMしか印象になかった（笑）壇れい。 確かに綺麗な人なんだけど、妻夫木とカップルってのは……ああ、でも年上でしっかりした人でないと駄目だからこの人しかいないか。その他、国仲涼子、池脇千鶴、佐藤浩市、藤竜也etc。
監督は瀬々 敬久。

2時間でスパッと収めちゃえば良かったのに、もったいよなと。