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スター・トレック イントゥ・ダークネス

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原題:”Star Trek Into Darkness

日本語字幕版で再確認。来週は3Dで観に行こうかなー。カンバーバッチの迫力が素晴らしいですね。

エンタープライズ号を任されたカークたちだったが、カークの暴走から危機に陥ることも多い。経験不足を指摘され、艦長の座をパイク提督に返上することに。しかし同じ頃、ロンドンで起こったテロに関する話し合いをテロの首謀者、ジョン・ハリソンが急襲。パイク提督は命を落とし、カークは再びエンタープライズの艦長としてジョンを追うことに。しかしジョンが逃げたのは宇宙連邦と一触即発の状態にあるクリンゴン領の星、クロノスだった。

前作で「リセット」されたTOS時代(ファンの間ではAOS”Alternate Original Series”というとか)のST2作目は、実にスタトレらしくキャスト全員が活躍するところがあるスピード感のあるSFアクション映画。しかも敵役があのベネディクト・カンバーバッチで、しかも「あの男」だということがわかるとまぁ盛り上がらないわけがない。カンバーバッチ、その名に負けない迫力のある演技で納得させられます。

ST年表を紐解いてみると、そもそもカークがTOSで艦長に就任するのは2264年。しかしAOSでは2258年。つまり6年ほど早くなっていて、その分経験値が足りないというのも納得がいったりする。でもまぁTOSでもカークはよく自棄になって暴走してましたがね。(笑)確かにTOS時代よりも危なっかしい。今回彼は自分に足りなかったもの「艦長はあらゆることに自分で責任を持つこと」を学び、Mr.スポックも論理や規則よりも大事なことがあるというバルカン人にはない部分を学ぶ。これで二人の絆は深まって、どんな冒険にもひるむことがない、まさにTOS時代の関係ができるんじゃないかなと思ったり。

トリブルがちょこっと出てきたり、大事なシーンで昔を思い出して涙無しでは観られなかったりと、これまでのシリーズを知っている人にはさらに楽しめるところも。ま、AOSから観てる人でもまったく問題なく観られるけど、前を知ってればさらに楽しいはず。この機会にどーですか、スタトレ見直してみるってのは。

エンタープライズクルーは前作と変わらずクリス・パイン(なんと三代目ジャック・ライアンが次作)、ザカリー・クイント、ゾーイ・サルダナ、カール・アーバン、サイモン・ペグ等々。エンタープライズクルーはイメージが良く似ててとても好感が持てる。そしてベネディクト・カンバーバッチにピーター・ウェラー。
監督はもちろんJ.J.エイブラムス。次回作は”Star Wars”になっちゃうのかね。できればSTの次もやって欲しいなぁ。

責任を学んだカークたちはいよいよ5年間の深宇宙探査プロジェクトへと旅立つのであった。今までAOSではあまり出てきていない、カークの恋愛話は次こそ出てくるのかな。監督が「G.I.ジョー」の人になるとか聞いたんだけど、それは止めてほしいなぁ……。

Written by ei

8月 18th, 2013 at 8:12 pm

Posted in Movies,Roadshow

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4 Responses to 'スター・トレック イントゥ・ダークネス'

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  1. 全体にスピーディで小気味よい展開で映画に入り込めていたのですが、ワープコアのずれを直す
    ために身の危険を冒して放射性物質で一杯の中に入ったカークが取った方法が全くあり得ない
    人力によるもので、この時点で集中力が切れてしまいました。テレビドラマ『フリンジ』や『エイリアス』
    など密度の濃い作品を製作してきたJ.J.エイブラムスらしからぬ『とんでも』処理に唖然としてしまい
    ました。どう考えてもエンタープライズ号の動力源であるワープコアの軸ズレを修正するのにあの手
    はないのではありませんか?どの映画評を読んでもコメントされていないので、書いてみました。

    Ohjiro

    26 8月 13 at 14:58:37

  2. カークらしいという点ではあれでよかったんじゃないかなと思います。理論より身体が先に動いてしまう人なので、もしアレでダメならそりゃもうしょうがないじゃんて言ってしまいそうな気も。(^-^;)
    もっとも映画版ST2でスポックもエンジンの不調を直すのは人力(まぁバルカン人は地球人より遥かに力が強いですが)だったはず。このシーンはST2と逆の立場になっていて、昔からのファンの涙腺をくすぐるという意味でも実にJ.J.らしい計算されたシーンと言えるのではないかと。

  3. そんなオマージュがあったのですね。
    トレックはNext Generationからファンに
    なったので、オリジナルシリーズはあまり
    詳しくありません。
    貴重な情報有難うございました。お蔭で
    もう一度観てみたくなりました。

    Ohjiro

    26 8月 13 at 17:18:23

  4. ぜひぜひ。TOSの映画シリーズは2〜4あたりまでとてもスタトレらしくて良い出来です。1はSFという点では面白く、最近評価見直されてます。5は監督がウィリアム“オリジナル・カーク”シャトナーで、この映画は酷かった。(笑)

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