若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

ワールド・ウォーZ

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原題:”World War Z

すでにアメリカ人にとってはゾンビってのは「愛すべき隣人」なのに違いない。(笑)これほどゾンビ映画とかついにはテレビドラマとか作ってるんだもの、日常よね日常。

ある日人類を襲った「パンデミック」は、なんと感染者に噛まれた者が死んで生き返り、生者を襲うというゾンビウィルスだった。その感染力は抜群で人以上の力を出す感染者の群れに、生者は為す術もなく狩られていく。かつて国連で扮装地区を回る調査員を仕事にしていたジェリーも街中で群れに遭遇。命からがら助け出され、このウィルスの正体を探るべくウィルス学者を守る使命を帯びて作戦に参加する。ウィルスの正体は?人類の運命は?

原作を二度も読みかけて(図書館で借りた)、二度とも挫折(笑)した本作。原作ではドキュメンタリータッチでいくつものレポートをまとめた形の話だったが映画でそれをするわけにもいかず、主人公を立てて感染源探しをする話に。でもWikiによると「中国での公開対策のために中国を発生源にする場面を変更」したそーで、そーいや本編では発生源の話はどーでも良くなってたなぁと。そもそも二部作にするって聞いてたんだけどさすがにそれは諦めたのかしら。

常々言っているように、アメリカ人にとってはゾンビはもうモンスター映画ではなくシチュエーション映画だ。一歩間違えば死ぬ状況に置かれた人たちがいかにして生き抜くかという部分はまさにそう。でもよく考えればそれはロメロの「ゾンビ」あたりからずっとそーなのかも。そこら中の映画やテレビや小説にゾンビが溢れてる状況ってのはなかなかおかしい。とてつもない怪獣が出てくるよりは死体が蘇る方が現実味があるってことか。(どっちもありません)

主演は自らの製作会社で映画化権を獲得したブラッド・ピット。競ったのはディカプリオの製作会社だというからそんなに凄いお話なのかーと思ったんだよね、本が出たときは。他にはミレイユ・イーノス、ファナ・モコエナ、マシュー・フォックス(LOSTの人)、デヴィッド・モース、ダニエラ・ケルテスなど。
監督はマーク・フォースター。007も撮りました。

オールナイト上映の帰り道で思ったのは、自分だったらあの状況ではすぐ死んでるよなーとか、日本でパンデミックが起こってもやっぱり人々はコンビニで並んでるんだろーかとかいろいろと変なこと。向かいから歩いてくる人がゾンビじゃないかとか妄想したり。(笑)まぁゾンビのいる世界は生き残ってる方が辛い状況だからいいんだけどさ。人として死にたいよねぇ。(なんか違う)

Written by ei

8月 11th, 2013 at 11:38 am

Posted in Movies,Roadshow

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