若旦那の独り言wp

Runnin' Wild

俺はまだ本気出してないだけ

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あー、痛いわー。痛いわー、俺。ちょっと前の自分とか思い出して痛いわー。いや、今にも繋がってるなーと思うとやっぱり痛いわ。(笑)つーか運が良かったよね>俺。

大黒シズオはバツイチ子持ちの40代。いきなり会社を辞めて「俺、漫画家になるわ」とハンバーガー屋でアルバイトをしながら漫画を描き始めるが、もちろん鳴かず飛ばず。それでも諦めることもなく夢(?)に向かって進むシズオを、周りは奇異の目で見守りつつどこかでうらやましく感じるのだった……。

これは同じ境遇にある人が観る映画じゃなくて、それを生暖かく見守る立場にある人が観るべき映画。同じところにいる人が観ると、自分の人生コレでいいのかと悩む……あ、悩まないか。(爆)そもそも悩むくらいならシズオの境遇にはなってないもんな。w でもいろいろと思い当たる節があるとちょっと「笑ってられないな……」と思ってしまったりするのだった。

持ち込みする出版社が竹橋の某社のビルだったり(実はコレが一番痛いw)、そーいや俺もバイトしてたなぁとか思い出しつつ、「運が悪かったんだよ!」というシズオの姿を笑いながら「俺は運が良かったって面がないとは言えないよな……」と思ってみたり。もういろんなところでチクチクしつつ、笑ってる場合じゃねぇとか思いつつ、それでもまぁ仕方ないかーと最後には思ってしまえる。あ、それは俺がシズオ的面があるからなのか。

主演は堤真一。いろんな扮装でいろんなパターンで笑わせてくれます。娘の鈴子に今や人気急上昇中の橋本愛。他に石橋蓮司、生瀬勝久、山田孝之、水野美紀などなど。指原をねじ込むのはやめろ>電通。
監督は福田雄一。「コドモ警察」とか「変態仮面」とか、あ、ヨシヒコもこの人なのね。売れっ子じゃん。

ま、つまり「頑張ればなんとかなる」とか「夢は叶えられる」とかそーいう映画ではなくて「こーいう大人になっちゃいけないよ」という映画なのだった。……日活はこれが100周年記念映画でいいのかということを問い詰めたい気持ちでいっぱいだ。w

Written by ei

6月 26th, 2013 at 1:35 am

Posted in Movies,Roadshow

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